トゥルシィ=アーキィ

トゥルシィ=アーキィ

娘バカ。


人物像


 魔物生態学者にして哲学者。
 出自は不明。正確な年齢も不明。伯爵らしいが、本人は詳しく語ろうとしない。
 人間種ではあるものの、多種族と積極的に交流している。
「人間が納めている地域なんでごく一部に過ぎないからね。世界は広い。私達の知らない国の方が多いのは、むしろ当たり前さ」とは本人の談。
 世界の広さを知り、それを楽しんでいると思われる。

 一見穏健で平和的。自身が所長を務める魔物生態研究所でのんびりと紅茶をすすっているのが誰よりも様になっている。
 とはいえ滅多に披露することのない剣の腕前は相当なもの。私に勝てない限りはリコは任せられないな、とばかりに弟子を打ちのめしている。

 不老でも不死でもないが危険察知能力は高い。ハロウドと皇七郎が崖から落ちても(大抵自業自得で)彼一人のんびり紅茶をすすっていられる。とっさに助けにいかない辺りに人間性が出ているというか、彼らの悪友関係が如実に現れている。

 魔物生態辞典を創り上げた三人の一人で、他の二人、ハロウド=グドバイ夢里皇七郎とは学院時代からの友人。腐れ縁、悪友という関係がぴったりな、どこにいようがどんな状況だろうがやかましく楽しい三人組である。

 行動力や調査能力ではハロウドに劣り、直感や発想力では皇七郎に劣るが、論理的考察では二人を凌駕する。他二人よりも圧倒的に賢い。魔物生態辞典の編纂時には彼がもっとも貢献したとされるのは、その辺りの理由だと思われる。
 室内で研究や論考を重ね、独自の論理により真実へと辿り着く学者。心的な立場を彼は人に語らない。ひょっとすると、平穏を何よりも愛しているだけなのかもしれない。

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最終更新:2013年05月18日 12:42