神聖魔法


神を信仰し、その身をささげた聖職者で、聖騎士や僧侶と呼ばれる者達のみ唱えることができる魔法。対象は精霊ではなく神なので、語り掛けるというより崇めるような詠唱が特徴的。傷を回復させたり、状態異常を完治させる事の他、不浄な存在を貫く光の矢を放ったり、純粋に目暗ましとして光を放ったりと意外と融通が効く。信仰の度合いでより強力な魔法を唱えることができ、一般的な聖騎士ときちんと教会にて儀式を行った僧侶とでは扱える内容が全く違い、大きく差が出る。その辺りも踏まえて、名称で差別化されている意図もあり、更に上には神官や教皇がいるらしい。また、発動には魔法とは違いマナではなく、明確に生命エネルギーを消費しているため、つまり使い過ぎれば本当に死に至る(マナは使いすぎても倦怠感を感じる程度に収まり、倒れこそすれど死には至らない)。

また、これ以外にも神聖魔法は存在する。

詠唱=一描写 長い詠唱=二描写 とても長い=三描写 戦闘時以外は無視するものとします。


『神聖魔法の種類』


  • 1:放出 聖騎士、僧侶共に行使可能
主に光を矢として形成し放ったり、純粋に閃光として放ったりできる。この光は下級アンデッド等の不浄な存在を直ちに浄化する力がある。物質的な力はないが、目眩しやこけ脅しにも使える。

  • レイ/自身の生命エネルギーを大きく消費して、とても眩い閃光を放つ。使用者以外は確定で数秒視界を奪われ、また光に晒された下級アンデットは直ちに浄化される。
  • ピュリフィケーション/指定した武器に質量の無い光を纏わせる、或いは刃を作り出す。ゴースト等、物理攻撃が効かない不浄な存在にダメージを与える。
  • ライトアロー/指先から神聖魔法の輝く矢を放つ。物質をすり抜け火傷の様なダメージを負わせ、アンデットは灰に変える。ある程度の質量と厚さのモノ(鎧くらい)に接触すると霧散する。
  • アタランテ/とても長い詠唱の後、自身の背後から前方に向かって無数のライトアローを放つ大技。生物に対しても高い効果がある。
  • ブレス/詠唱の後、神の息吹を放つ。一部の穢れた存在を払い除け、怯ませる。生物には効果がない。

  • 2:加護
神からの利益を始め、本格的な儀式的行為による得られる永続的な加護や、あるいはその場で齎される加護もある。目に見えない特殊な障壁を展開して、一時的に、味方或いは自身を魔法や不浄な存在から守ることができる。

リベレーション/神の加護、もしくは啓示。信仰なき者からは第六感とも。心を落ち着け、神の声に耳を傾けて現状を切り抜ける策を承る※平たく言えばGMからのヒント
  • クリアランス/対象に触れることで毒、石化、麻痺など、人体に対して有害なものをすべて取り除く。
  • シャンデリア/詠唱の後、指定した仲間一人に神の加護を与え、神聖魔法を除く魔法やその他によって引き起こされる現象、状態異常を一度だけ完全に無効化する障壁を与える(二次被害は不可)。
  • オーディーン/詠唱の後に、指定した装備に光の幕を纏わせて、魔法による影響を全て跳ね除ける。サンクチュアリの下位互換。
  • サンクチュアリ/自身を中心に神の加護による見えない障壁を作り出し、範囲外からの、或いは範囲内の神聖魔法を除く魔法の現象を完全に無効化する。※僧侶のみ

  • 3:回復
怪我や病、状態異常を長い詠唱の後に解除、回復する。腕が千切れていたり、大凡助かる見込みの無い傷ですらも回復するが、塞がったり、腐った傷口には効果がない。

  • ヒール/少しの神に対する祈りの後、骨折や切断に至らない外傷を即座に完治させる。
  • グレートヒール/長い神に対する祈りの後、内臓破裂等のダメージや、切断や欠損に至らない重傷すら直ちに完治させる。

  • 4:蘇生※1回まで
奇跡と呼ばれる魔法。相当長い詠唱後、死後間もない者を蘇生させる。神の意思には大きく反する行為である様で、一日一度しか使えない。戦闘中は使用不可能。

  • ミラキュリオスヒール/とても長い神に対する祈りの後、切断や欠損もパーツさえあれば、死後間もない者の体を完全に回復させた上で完治させる。

  • 5:禁術
信仰心があり、なおかつ力ある聖騎士や僧侶でのみ使える魔法だが、誰もが使おうとしない。その実態は、神への信仰心と自己を犠牲に異形の存在と成り果てる事で、一時的に多くを凌駕する強大な力を手にするが、相応の代償を払い、神聖魔法を二度と使えず、また効果も得ることがきなくなる。

  • カドケウス/自身の両足を、螺旋常に交差する何かに変貌させた後に、背中に”胴から迫り出した肋骨の翼”を手に入れ、自由に飛行することが可能になるが、呼吸ができなくなる。また発動中はアタランテを自由に発動できるようになる。
  • サラマンダ/全身の皮膚を代償に、質量を持った光り輝く”人型の何か”へと変貌し、またそれを自由に行使する。光は非常に高い熱を保持しており、おおよその物を融解させる。自身も例外ではなく、全身を焼かれるような痛みと共にゆっくりと死に近づいていく。
  • グレイプニル/両腕を犠牲に、骨でできた幾万本の茨に変えて、相手を確定で拘束する。戦闘終了後は相手を縛った茨に自らが囚われ、絶命する。
  • エクスカリバー/口に手を捩じ込み、無理やり抜き出した背骨から伝説の宝剣”エクスカリバーのような何か”を手にする。斬撃は必ず命中し、また相手にも致命傷を与えるが、その一振りの後に自らは死亡する。
  • ベルセルク/自らの脳を犠牲に、”人智を凌駕した有り余る怪力と再生能力”を手にする。戦闘中は自我を保つものの、使用後は廃人同然となるため、なまじ姿を留めたまま死ななく意思疎通もできなる所も含めて、たちが悪いかもしれない。
  • ゴルゴン/自らの目と耳を潰すことで、その戦闘中に”相手の行動に加え、思考を全て予知する”ことができるようになる。戦闘終了後は五感が全て潰える。
最終更新:2022年07月24日 21:30