&image(Quinn.png名前:クイン・エバンズ
実名:ーー
渾名:グラスランナー
年齢:10ほど? 本人は年齢に頓着せず
種族:獣人
装備:
強靭な合成ロープとグラップルフック、それが2セット。たったこれだけでどこへでも侵入できる、誰からでも逃げられる。元は登山用の安全ロープとシックルで、試行錯誤しながら組み合わせて使ううちにうまいことこの形へと落ち着いた。侵入、逃走、拘束、救出…単純であるからこそ、使い道は幅広い。流石にこれを隠し持つのは難しいが、そもそもこれを隠し持つ必要がある時こそ、これの出番なのだ。
どこかの金持ちからか頂戴した最高級品の双子ナイフ。刃や握りがクイン自身の手で犯行用に改造されているが、それらは現在の依頼においても活躍するだろう。どちらも小さな掌にすっぽりと収まり、クインの技術と組み合わさればあらゆる検査をくぐり抜けて持ち運べる。飛び出し式の細く強い刃は鋭く、根元の鋸刃でもって縄だけでなくチェーンすら切断する。刃先の返しを鍵穴に突っ込んで簡単なピッキングをすることも可能。多機能極まった便利な品だが生き物を殺すことはもちろん………………できる。
魔法:ーー
備考:
ギルド『アプリビア』の客引き、犯罪捜査、及び"特殊な依頼"を担当する獣人。数年前から所属しており、実はかなり古参な立ち位置。
小柄な体躯とふにゃふにゃした声の軟弱そうなメンバーだが侮ってはいけない。クインはいつだって相手の隙を見逃さず、素早く繊細な手指で指輪から財布に食べかけのおやつまでなんでも盗むことは容易い。とはいえ、あまり褒められた特技でもないが。
その出自は孤児、そして元窃盗犯。幾多の追手に"野猫"《グラスランナー》とあだ名され長年警視の目を巧妙に掻い潜ってきたすばしこいスリ。
夜の繁華街を飛び回っては小柄な体と鋭敏な知覚を駆使し、時には陰から忍び寄り、時には口八丁に手八丁で相手を煙に巻きながら、油断しがちな観光客や酔っ払いのポケットから小銭や物品を拝借して暮らしていた。
満足な衣食住を得られるわけではなかったが、それ以上のことを望んでいたわけでもなかった。むしろ換金した金はほぼ全て故郷に送っていたのだ。奴隷徴用を逃れても生活は厳しくなるばかり。可愛い妹のためにも稼ぐ必要があった。だがクインには、盗みしかなかった。
孤児同士のコミュニティもあった、そこでは窃盗から殺人までお互いの犯行を自慢しあったり、捲し立てるような歌や踊りを競い合ったり。みんな孤独だった。だが楽しかった。
それに誰かに追いかけられるのだって。自分の窃盗と逃走の技術には相当の自信があったし、追手が現れた時はいつだって、クインはフリーランニングのパフォーマンスをするような気分で街を駆け回った。
そうしていたのは長い間のようで、辛くも生き生きとした、だが戻りたいとは死んでも思わない記憶だった。
そして数年の間多くのギルドから追われる身だったが、年貢の納め時が来たかついに捕らえられることとなる。しかしクイン本人の罪自体は軽く、社会奉仕として言い渡されたギルドでの活動を胸にどこか楽しい盗人生活はあっけなく幕を閉じた………わけではなかった。優れた身体能力と犯罪の知識、技術。それらを総動員するギルド・アプリビアでの日々が、その時ようやく始まったのだ。
影と屋根の上に忍び、耳目聡く敵やお宝を見つけ出し。相棒の鉤縄でどこへでも飛び移り、ナイフ2本でどんな拘束も鍵も解いてしまう。獣人である以上知力に秀でるわけではないが、野生と経験に裏打ちされたニヒルな笑顔と「小賢しさ」はクインが生き残るための最大の武器だ。だが今こうしてギルドで温かい食事と必要な休眠を取れるようになっていても、故郷への仕送りが前より確実に豪華になっていても、その痩せていた身体が何かを取り戻すかのように育っていても。クインが本当の意味でリラックスできる日は遠い………宿部屋の窓の下で耳を立てて眠る姿を見れば、そう感じないものはいないだろう。
※付属ステータス(鯖主がプロフィールから独断と偏見で付けたもの。ロールプレイをする際の立ち回りに加味してください)
- 獣人の血/たかが耳と尻尾がついただけの女が全速力で走る馬を追い越していくし、人間と全く同じ顔の形した男が人間とは桁違いの嗅覚を持ってる。(肉体に関係する描写に有利判定がある。/五感に優れている。)
- 英雄登場(ヒーロスイング)/強靭なロープとグラップリングフックによって、ヒーロは何所にでも駆けつけるのだ!(本来移動できない高所や低所、場所に可能な範囲で移動できる。)
- 追跡術(トラッキング)/残した痕跡を自分と重ね合わせ、それを完全に追跡する。(対象の残した痕跡から、ある程度の情報を把握できる。)
- 折り畳みナイフ(フォーダブル・ダガー)/クインの、文字通りの”奥の手”。(隠し持ち、鍵開け、強靭な紐類の切断が可能。)
- シュレディンガーの猫/どこにでも居るし、どこにも居ない。(物陰や高低差がある場合、逃走・隠密描写が非常に成功しやすい。)
- 小柄な肉体/小さな身体は確かに隠れるには最適ではあるが、まともにやり合う事は不可能だ。(戦闘描写に不利益が発生する。)
- 困窮/数年前とはいえ、身体の成長は大きく遅れている。よく言えば発展途上ではあるが…。(肉体、特に力に関する描写に大きく不利。))
名前:クイン・エバンズ
実名:ーー
渾名:グラスランナー
年齢:10ほど? 本人は年齢に頓着せず
種族:獣人
装備:
強靭な合成ロープとグラップルフック、それが2セット。たったこれだけでどこへでも侵入できる、誰からでも逃げられる。元は登山用の安全ロープとシックルで、試行錯誤しながら組み合わせて使ううちにうまいことこの形へと落ち着いた。侵入、逃走、拘束、救出…単純であるからこそ、使い道は幅広い。流石にこれを隠し持つのは難しいが、そもそもこれを隠し持つ必要がある時こそ、これの出番なのだ。
どこかの金持ちからか頂戴した最高級品の双子ナイフ。刃や握りがクイン自身の手で犯行用に改造されているが、それらは現在の依頼においても活躍するだろう。どちらも小さな掌にすっぽりと収まり、クインの技術と組み合わさればあらゆる検査をくぐり抜けて持ち運べる。飛び出し式の細く強い刃は鋭く、根元の鋸刃でもって縄だけでなくチェーンすら切断する。刃先の返しを鍵穴に突っ込んで簡単なピッキングをすることも可能。多機能極まった便利な品だが生き物を殺すことはもちろん………………できる。
魔法:ーー
備考:
ギルド『アプリビア』の客引き、犯罪捜査、及び"特殊な依頼"を担当する獣人。数年前から所属しており、実はかなり古参な立ち位置。
小柄な体躯とふにゃふにゃした声の軟弱そうなメンバーだが侮ってはいけない。クインはいつだって相手の隙を見逃さず、素早く繊細な手指で指輪から財布に食べかけのおやつまでなんでも盗むことは容易い。とはいえ、あまり褒められた特技でもないが。
その出自は孤児、そして元窃盗犯。幾多の追手に"野猫"《グラスランナー》とあだ名され長年警視の目を巧妙に掻い潜ってきたすばしこいスリ。
夜の繁華街を飛び回っては小柄な体と鋭敏な知覚を駆使し、時には陰から忍び寄り、時には口八丁に手八丁で相手を煙に巻きながら、油断しがちな観光客や酔っ払いのポケットから小銭や物品を拝借して暮らしていた。
満足な衣食住を得られるわけではなかったが、それ以上のことを望んでいたわけでもなかった。むしろ換金した金はほぼ全て故郷に送っていたのだ。奴隷徴用を逃れても生活は厳しくなるばかり。可愛い妹のためにも稼ぐ必要があった。だがクインには、盗みしかなかった。
孤児同士のコミュニティもあった、そこでは窃盗から殺人までお互いの犯行を自慢しあったり、捲し立てるような歌や踊りを競い合ったり。みんな孤独だった。だが楽しかった。
それに誰かに追いかけられるのだって。自分の窃盗と逃走の技術には相当の自信があったし、追手が現れた時はいつだって、クインはフリーランニングのパフォーマンスをするような気分で街を駆け回った。
そうしていたのは長い間のようで、辛くも生き生きとした、だが戻りたいとは死んでも思わない記憶だった。
そして数年の間多くのギルドから追われる身だったが、年貢の納め時が来たかついに捕らえられることとなる。しかしクイン本人の罪自体は軽く、社会奉仕として言い渡されたギルドでの活動を胸にどこか楽しい盗人生活はあっけなく幕を閉じた………わけではなかった。優れた身体能力と犯罪の知識、技術。それらを総動員するギルド・アプリビアでの日々が、その時ようやく始まったのだ。
影と屋根の上に忍び、耳目聡く敵やお宝を見つけ出し。相棒の鉤縄でどこへでも飛び移り、ナイフ2本でどんな拘束も鍵も解いてしまう。獣人である以上知力に秀でるわけではないが、野生と経験に裏打ちされたニヒルな笑顔と「小賢しさ」はクインが生き残るための最大の武器だ。だが今こうしてギルドで温かい食事と必要な休眠を取れるようになっていても、故郷への仕送りが前より確実に豪華になっていても、その痩せていた身体が何かを取り戻すかのように育っていても。クインが本当の意味でリラックスできる日は遠い………宿部屋の窓の下で耳を立てて眠る姿を見れば、そう感じないものはいないだろう。
※付属ステータス(鯖主がプロフィールから独断と偏見で付けたもの。ロールプレイをする際の立ち回りに加味してください)
- 獣人の血/たかが耳と尻尾がついただけの女が全速力で走る馬を追い越していくし、人間と全く同じ顔の形した男が人間とは桁違いの嗅覚を持ってる。(肉体に関係する描写に有利判定がある。/五感に優れている。)
- 英雄登場(ヒーロスイング)/強靭なロープとグラップリングフックによって、ヒーロは何所にでも駆けつけるのだ!(本来移動できない高所や低所、場所に可能な範囲で移動できる。)
- 追跡術(トラッキング)/残した痕跡を自分と重ね合わせ、それを完全に追跡する。(対象の残した痕跡から、ある程度の情報を把握できる。)
- 折り畳みナイフ(フォーダブル・ダガー)/クインの、文字通りの”奥の手”。(隠し持ち、鍵開け、強靭な紐類の切断が可能。)
- シュレディンガーの猫/どこにでも居るし、どこにも居ない。(物陰や高低差がある場合、逃走・隠密描写が非常に成功しやすい。)
- 小柄な肉体/小さな身体は確かに隠れるには最適ではあるが、まともにやり合う事は不可能だ。(戦闘描写に不利益が発生する。)
- 困窮/数年前とはいえ、身体の成長は大きく遅れている。よく言えば発展途上ではあるが…。(肉体、特に力に関する描写に大きく不利。)
最終更新:2022年07月06日 01:18