まず初めに断っておきたいのは、我々人間も醜いもので言えばグール、美しいもので言えばエルフ等、そう言った種族の括りの一つであり、モンスターの一つとして自覚しなければいけないと言うことだ。人間と、モンスターではなく、モンスターの種族の一つの中に人間がいる。と、認識してほしい。これはつまり、エルフだから迫害しようとか、ドワーフだから毛を毟り取って、その毛で縛って川に流そうだとか安直に他種族の生命を脅かしてはいけないと言うことだ。(筆者は、グールを根絶やすことに関しては賛成である)
その他種族ではあまり比較にならない程、異常な生命力と繁殖力、適応力を持って大陸の半分以上を占め領土として、そしてその領土を巡って皮膚の色、言語、容姿の違いで争い合い、皮肉にもそれを糧に発展し続ける他の種族では考えられない特徴を持つ。
また、武器や魔法などにも個性を表し、他の種族からの長所や短所までも取りいれる為、各地で様々な文明文化を垣間見ることができる。
基本的には個体値自体は他種族に大きく劣ってはいるのだが、金や仕事、その他の理由で統率されることによって、その異常な数を利用して他種族の土地を奪って来たりもした。
また、全てがそうかと言われれば、勿論の事例外もいる訳で、一部の人間は種族の括りを大きく逸脱した強さを持つものも居る。その多くは有り余る力を利用して、モンスターの討伐や『普通の人間には出来ない仕事』を介して生計を立てている。その力を誇示し過ぎたため、「ウォンテッド(賞金首)」へと悪い意味で昇華するものもいる。
筆者は彼等こそが、この溢れんばかりの人間達を統一し、管理してくれる『より高い次元の存在』だと考えているのだが、大多数の人間は全く持って話を聞いてくれないのが残念だ
───著者不明
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最終更新:2022年07月24日 21:40