アットウィキロゴ
ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ

「Enroulez l'amour」

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集

「Enroulez l'amour」

「翠星石は寂しいですよぅ」
 シンと静まり返る教会でポツリと本音がこぼれる。
誰もいない虚空に向けてそこに最愛の妹がいるかのようにそっと両手を差し出し空をつかんだ。
「それ、何回繰り返せば気が晴れるのかしらぁ」
 そっぽを向いて一人優雅に紅茶を楽しむ水銀燈が飽き飽きとした表情でカップを見つめていた。
静かにカップを置くと席を立ちその場から離れようとする。
「いっちゃ…いっちゃいやです!」
 ものすごい勢いで翠星石が抱きついてきたものだから水銀燈は思わずよろけ転びそうになる。
少しむっとした表情の水銀燈だったが翠星石の泣き顔を見ると何故か身体から力がフッと抜けていってしまう。
いつからだろうか。
妹たちの涙を見るだけで胸が痛くなるようになったのは。
最初はこの痛みが嫌いだった。
アリスになることだけが、自分がお父様の最愛になることだけが目標だった頃にはただの枷でしかなかったからだ。

「あれから1時間はたったけれど、いい加減教えなさいよぉ。どうせ蒼星石と喧嘩したとかそんなことだろうとは思うけれど」
 冷め切った紅茶を眺め興味がないといったそぶりを見せる。
彼女らしい素直じゃない行動だ。
「うぇ…うえええええん」
 いきなり大泣きするものだからまた胸がズキリと痛んだ。
今はこの痛みがとても愛しく尊いものとしか思えない。
それくらい姉妹が大切で好きで大好きでたまらない。
「まったく…相変わらずの泣き虫ねぇ」
 やさしく諭すように話しかける水銀燈の声に嗚咽を残しながらも翠星石は再び強く水銀燈に抱きつく。
それに答えるように包み込むようにふわりと翠星石を抱きしめ返した。
長椅子に腰をかけ翠星石の背中を優しく撫でる。
「さぁ、何があったのか話なさぁい」
 震える唇で翠星石は言葉を紡ぎ始める。
「蒼星石に…ベタベタしないでっていわれました…」
「………」
「それから当分会いたくないって…ぐすっ」
「そぉ、ならまた会えるってことじゃなぁい。何をそんなに悲しむことがあるの?」

「翠星石はいつだって蒼星石といっしょなんです!」
 力いっぱい拳を握って言い放つ妹に気おされた水銀燈だったが深刻な問題ではなさそうと感じやわらかい笑みを浮かべる。
「何、ニヤニヤしてるですか。翠星石の一大事なんですよ!」
「私が思うに貴女は蒼星石に近すぎるのよ」
 水銀燈のいったことが分からない翠星石はキョトンとしていた。
この子に分かり易いように頭で言葉を巡らせてみる。
「そうねぇ、貴方たちは双子だからとても似ている」
「翠星石と蒼星石がですか?」
「ええ、あの時…私が蒼星石のローザミスティカを奪った日。あの子のいったこと覚えている?」
 一瞬、当時を思い出して唇をキュッとかみ締める。
だがすぐに力を抜いて水銀燈を見つめた。
「翠星石の泣き顔が鏡の自分を見つめているようで…嫌いっていったことですか?」
「そうよ。貴女はあの子がしたいことを全て行動にしてしまうから…あの子は自分を解き放てないのよ」
「………」
「だから貴女がしたいことはあの子の本心…自分からしたいことでもあるのよ」


 少しの沈黙が訪れる。
水銀燈は目を逸らし少し悲しそうな表情をした。
蒼星石に本音を言わせたのは自分にも責があると感じているからだ。
「あの子だって自分から甘えたいと思う時があるわ」
 自分のいった蒼星石のことが皮肉にも自らに当てはまることだったからかクスリと笑みをこぼす。
「またニヤニヤしてるです!」
 むにっと水銀燈の両頬を軽くつまむ。
いつも凛としている水銀燈のその顔が可笑しくて泣きべそを掻いていた翠星石も表情を柔らかくした。
「ひゃ、はにゃしにゃひゃぁい」
 スッと手を離す。
水銀燈のいったことを理解した翠星石はその瞳を悲しみに染めることなく、嬉しそうに潤ませた。
「寂しくなったら、甘えたくなったら私のところへ来たらいいわぁ」
「けど私は蒼星石みたいにやさしくはないかもしれないしぃ、余計に悶々とするかもしれないけどぉ、ふふふ」
「お前は…本当のお前はこんなにも優しいですよ。だから大好きです」
―――トクン
 ちくりちくりと胸が痛む。
こんなに愛しい者たちがこんなに近くにいたなんて。
手を伸ばせば、気づけは届く距離に。
堪らなくリ思わず翠星石の頭を胸に抱いた。

「すっ、水銀燈!?」
「今の私の気持ちききたぁい?」
 突然の抱擁に驚くと同時に投げかけられる言葉と耳にかかる水銀燈の息遣いがくすぐったい。
水銀燈の温かな胸の中でゆっくりと頷いた。
「アリスゲームに固執していたあの頃の私も本当の私よ。恥じたこともないし微塵の後悔もない…いいえ少しはあるわね」
「でも気付かせてくれた…。貴女たちが愛しいものを守る気持ち、愛しいものを愛でる気持ち…大切なものは目の前にあるということを」
「とても感謝しているわ。だから私も貴女たちの役に立ちたいの」
 静かに、真剣に水銀燈の言葉を聞き入れ頷く。
やさしいやさしい彼女の本当の気持ちに意図せず翠星石の頬を涙が伝った。
―――ペロッ
「ひゃっ」
 間抜けな声が辺りに響く。
伝う涙を水銀燈の舌がチロチロと舐め取る。
その舌が次第に唇へと到着し深く深く口付けた。
翠星石の口の中を舐め取るように水銀燈の舌が這っていく。
次第に身体の力が抜けて全てを水銀燈へ預ける形となった。

「―――はぁ…」
 甘い吐息が静かに響く。
「いっ、いきなりなにするですか」
「別にぃ」
「お前は翠星石をからかって遊んでるだけなんですね!」
「心外ねぇ、貴女が愛しいから愛でたい気持ちを行動にしているだけよ」
 不敵な笑みを浮かべながらその手は翠星石の胸のボタンをそっとはずしていく。
翠星石は抵抗することなく、なすがままその指を見つめていた。
「はぁん♥」
 水銀燈の細い指が隙間から進入し、翠星石の胸の突起へと触れる。
電気が走るような感覚に甘い感覚に身体をくねらせ、次第に弛緩していった。
「やぁ…んんっ」
「ふふ、期待してるのねぇ♥」
 ころころと弄ぶように執拗にそこに指を這わせる。
ぴくぴくと反応する翠星石を頬を紅潮させながら水銀燈は眺めた。
するすると器用に上半身だけを脱がせるともう一度深く口付けを交わす。
次第にその唇は翠星石の喉元を通り、双丘の先端へとたどり着いた。
「はあああん♥そこっ…だめ…ですぅ♥」
「ふふ…かたぁい♥」
 尖ってきた翠星石のそこへちゅっちゅと口付けしたり、口に含んで転がしたり、時には自分の羽で弄ったりと反応を見ながら趣向を変えてく。
荒い息遣いが熱っぽいものに変わった頃、水銀燈の手はドロワーズへと伸びていった。
「そんなに気持ちよかったのねぇ。ここすごく濡れているわぁ♥」
 指をぬるぬると這わせながら言葉で攻める。
翠星石は顔中を真っ赤に染めて顔を覆い隠した。
「恥ずかしがらないで、貴女の顔、よく見せなさぁい」
 再びちゅっちゅとキスの雨を降らせ、翠星石の口の中を楽しむ。
そっと指を翠星石の秘裂あてがい、上下にゆっくり動かしていった。
「あっ…あぁん♥だめぇ…」
「ぬるぬるしてる…翠星石のココ、すごくかわいいわぁ」
 次第に速度が増していき、スベリのよくなってきた秘裂からクチュクチュと淫靡な体液の音が立ち始める。
「んんっー♥だめぇ…ですぅぅ」
 ぬるぬると進入してくる細い指に身体を反らし身悶えする。
そろそろね、と甘い声をかけるとゆっくり秘裂の先端へ舌を這わした。
ときどき甘噛みする行為が翠星石は気に入ったようだ。
何度も身体を反らして反応してくれる。
「はぁ…♥」
 甘い吐息と共に突然行為を止める。
翠星石の目は「もうやめちゃうですか?」と行為の再開を懇願するような小動物の目をしている。
水銀燈の目は「本番はこれからよぉ」といった妖艶な潤みを見せていた。

 スルスルと自分のドロワーズをゆっくり脱ぐと翠星石の秘裂をひと撫でする。
指に付いた翠星石のそれを自分の秘裂へなぞり身を震わせた。
「水銀燈…♥」
 子犬のような懇願する瞳が水銀燈を駆り立てる。
それでも焦らずゆっくりと秘裂を秘裂へ押しやった。
「はぁん♥すぃ…ぎんとぉ」
「ふふ、私たち今ここでキスしてるのよぉ」
 翠星石だけではなく水銀燈も行為をしていることで気分が高揚し、たくさん濡れていた。
翠星石自らも腰を動かし、快楽を求めてくる。
それに応じるように水銀燈も動きを早くしていった。
「んんっ♥積極的じゃなぁい。いいわ。好きなだけしましょう♥」
「はぁん♥きもちいい…です♥もっと…もっといやらしくこするですぅ!」
 クチュクチュと2人が求め合う音が教会に響き渡る。
実際はただ快楽を求め合う2人だったが、くすんだステンドガラスから照らされる月明かりがその行為を神々しいものに思わせるようだった。
「ひゃぁああ♥そこ…だめですぅ♥」
 水銀燈の指が翠星石の秘裂の突起へとあてがわれる。
時折そこをやさしく撫で、刺激したり素早く指を動かして刺激してみた。
翠星石が一層強く喘ぎ身体をねじる。
終わりのときは近い。

「すいぎんとぉ…すいぎんとぉ♥」
「ふふ、許してあげる♥」
―――だから淫らにイッちゃいなさい
 翠星石の身体が跳ねる。
すぐそこにある絶頂に手を伸ばすように激しく求めた。
「はぁん♥もう…だめですぅ」
「さぁ、イきなさぁい♥」
 翠星石が快楽に打ち震える。
身体に電流が走っているかのようにその震えは水銀燈へ伝わってきた。
「あぁぁぁぁぁ♥くぅん――――――♥♥♥」
 二人の息遣いだけが教会を支配していた。



「可愛かったわぁ。翠星石」
 温かなタオルで翠星石の身体を拭いていく。
まだ快感が残っているのか拭くたびにピクピクと身体をねじらせていた。
「水銀燈…もう一回、抱きしめてほしいです…」
 無言で妹を抱きしめる。
壊れないようにと願いながら優しく優しく。
「水銀燈…ありがとうですぅ…」
 何に対しての感謝なのか分からない顔をしている水銀燈の手を自分の頬にすり寄せながら翠星石は目を閉じた。
色々あってか疲れていたのだろう。
小さく寝息を立てていた。
寝ている翠星石を起こさぬよう、ゆっくりと服を着せていく。
自らのカバンを持ってくるとそこへ寝かしつけた。
「おやすみなさぁい。いい夢を」
 眠る翠星石の頬へキスをし、ゆっくりカバンを閉める。
カバンを撫でて翠星石の安息を心から願った。
「―――――っち」
 静かな教会に舌打ちがこだまする。
それを気にも留めない様子で水銀燈はカバンに手をやったままくすんだステンドガラスへ目を向けた。
「あら、覗き見してたのぉ?黙って入ってくるなんて下品よ、蒼星石」

つづく

名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー