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  • 原点~或いは私は如何にしてクラシック三冠への挑戦を抛ってトリプルティアラへの挑戦を志したか~

【オリウマ】サクラグローリアを語るスレ@wiki

原点~或いは私は如何にしてクラシック三冠への挑戦を抛ってトリプルティアラへの挑戦を志したか~

最終更新:2022年08月14日 16:48

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
「あとちょっとだったのになあ」
恨めしげな声が響く

「なんで後5m粘れなかったんだ私」
悔しげな声が響く

「調子は最高、舞台は上々、相手は最強、本当にこれ以上ないレースだったのに」
切なげな声が響く

「なんで最後の最後でヨレて抜かれるかなあ」
哀しげな声が響く

「私は弱いなあ」
羞じるような声が響く

「もう二度と勝てないんじゃ?」
弱気な声が響く

「どれだけ努力しても無駄なのかなあ」
鬱々とした声が響く

真っ暗な空間に悔恨と自虐と慚愧が満ちてゆく

少女は一人座っている

真っ暗な空間で終わってしまったレースを唯々振り返る

少女は一人疵を眺める

真っ暗な空間の静寂に包まれる

少女は物思いに沈み込む

観客席のざわめき、
ゲート入り係員の呼び出しの声、
レース場内のアナウンス、
ライバル達の視線と気配、
ゲートの軋み、
スターターの振る旗の音、
ゲートの開く衝撃音、
「お裾分けでーす」
お裾分けに来る妹分の声、

ん?

「お裾分けでーす、早く開けないと持って帰っちゃうよー、くーちゃーん」

緩い、脳天気な声に現実に一気に引き戻されてシンボリレクイエムは溜め息をついた

『原点~或いは私は如何にしてクラシック三冠への挑戦を抛ってトリプルティアラへの挑戦を志したか~』

皆様こんにちは
カランドローネです
ただ今わたくしは、美浦寮のくーちゃんとサクラグローリア先輩の部屋に来ております

切っ掛けは先日のくーちゃんの横暴による『メイクデビュー戦にサクラグローリア先輩無理矢理ねじ込み事件』のお詫びとして
サクラグローリア先輩に自作のクッキー詰め合わせをお渡しにいった事でした

「わあ、こんなの貰っちゃって良いの?カランドローネさん?」
いえいえ、この程度うちのシンボリレクイエムがお掛けしたご迷惑に比べるとなんてことございません

「あはは、うちのシンボリレクイエムって、カランドローネさんがくーちゃんのお母さんみたい」
年下なんですけど、あの姉のようなものはたまにものすごく横暴になるもんで……
そのフォローを妹分としてはしなきゃいけないなと、はい

「うん、ちょっとびっくりしたけど、私もくーちゃんとは公式のレースで一緒に走ってみたかったから、気にしてないよ」
今度からはこんなことはしないように、
本人にもきつく言っておきますのでどうか許してやって下さい

「もー、そんなにかしこまらなくても大丈夫だよ
くーちゃんはお友だちだし、とっても良いレースが出来たんだから!」
あ、順番がヘンになりましたがサクラグローリア先輩、メイクデビュー1着おめでとうございます

「ありがとう、でもくーちゃんを抜いちゃったからカランドローネさんには悪い事したかな?」
いえいえ、横暴な姉モドキには良い薬です
これに懲りてしょうもないこだわりを無理矢理押し通さないようなってくれればいいんですけど

「あはは、やっぱりカランドローネさんはくーちゃんのお母さんだ」
年下のはずなんですけどね……

「そんなお母さんにくーちゃんのお友だちからお願いがあります」
はい!何でしょうか!
今すぐ府中駅前のファミリーウマートまでプリン買いに行ってきましょうか!?

「何でそんな低姿勢なのかなあ……?
いや、そんなのじゃなくて、くーちゃんが最近ちょっと心配なの」
え?何かありましたか?
まさかまた何かやっちゃったとか……!

「違うよぉ、そうじゃなくてこの前のレースが終わった後からくーちゃん凄く考え込んでるの」
それはまあ、メイクデビュー負けたんで次どうしようとか考えてるんじゃないですか?

「うーん、そういう考え込み方じゃなくてね?
何だかふさぎ込んじゃってるような感じなの
一応私やクラスメイトには普段通りに振る舞ってるようにみせようとしてるんだけど、却って不自然になっちゃっててみんな心配してるの」
あの姉はホントにもお……
昔からくーちゃんは隠し事とか出来ないんで、
笑っちゃうくらい思ってることがバレバレなんですよね……

「う、うーん、まあそんな感じ、かな?」
すみません、その苦笑いの仕方でなんとなく分かりました
凹んでるのは知ってましたけどそんな酷いんです?

「何にそこまでショック受けたのかは判らないけど、普段の模擬レースの勝ち負けとは比べものにならない位考え込んでるのはわかるから
お友だちで同室とはいえ、勝った本人の私が色々聞くのは失礼だからこのことについてお話するわけにもいかないし」
ほんとうにご迷惑をお掛けします……

「さっき言った通り、私はもう気にしてないよ
それよりくーちゃんを励ましてあげて?」
ホントにもお、あの姉は……
お気づかいありがとうございます
今日は部屋に居るって言ってたんで、
今から問い詰めてきます!

「手加減はしてあげてね?私もくーちゃんには普段通りになって欲しいから」
天使ですか先輩

「もー、大げさなんだから
ほら、行くなら早く行ってあげて?」
ありがとうございます!
それではちょっと行って聞き出してきます!
失礼しました!

「どうかよろしくねー」




さて、とりあえずサクラグローリア先輩に渡した余りの抹茶クッキーをあるだけ持ってくーちゃんの部屋に来たのですが

部屋の空気がドアを開ける前から重いです

なんだこの空気、絶対マンガやゲームなら、ずもももっとした紫色の煙とかがでてる雰囲気だぞう

ここはまずこの空気をぶっ壊しに行きましょう
「お裾分けでーす」

返事がありません
「お裾分けでーす、早く開けないと持って帰っちゃうよー、くーちゃーん」

ガチャ
「カランか、今はグローリアもいないから入って」

よし、空気が多少軽くなってドアが開きました
第一関門突破です

「お邪魔しまーす」

部屋に入ってまず最初に、姉モドキの表情を観察します
目尻が少し赤いのは泣いた跡、耳は判りやすくシオシオと外側に垂れ、表情にはイマイチ生気がない

これはサクラグローリア先輩も心配しますよね
全身で「私弱ってます!!」と主張してるようなこの有様は

これで本人の中では隠してるつもりなのが妹分としては心配です

この姉モドキ、ルドルフさんに憧れてるくせに感情を表に出しすぎなんですよ
ルドルフさんはルドルフさんでそこらが大人以上に完璧で怖いとこもあるんですが

まあいいや、まずはこれをくらうのです
「はい、抹茶クッキー焼いたからお裾分けだよ、くーちゃん」
「ありがとうカラン
カランのクッキー貰うのも久しぶりだね」
「昔はちょくちょく作ってたもんね、師匠が厳しかったせいで」
「せっかくお菓子作るなら完璧にしたいじゃん」
「弟子にまでそれを求めるのはやり過ぎだと思います師匠」

そう言ってくーちゃんに笑いかけますが、やはり笑顔に元気がありません

「じゃ、久しぶりと言うことで採点してみてよ師匠
腕は落ちてないと思うよ?」
「それなら後で食べさせて貰うよ、今はあまりお腹空いてないし」

ふむ、そう来ましたか
これは凹みたいから私をサッサと追い出そうとしてますね、この姉モドキ

「味見なら今で良いじゃん」
「いや、ホントにお腹空いてないし」
「いーからいーから、はい、口開けてくーちゃん」
抹茶クッキーを一つつまんでくーちゃんの口元に持って行きます

「子供じゃないんだからそんな事しなくても良いよ、
カランなんか強引じゃない?」
「いーから口開けて、はいあーん」
「えー、そんな」
「はい、あーん」
「…………」
「はい、あーん」
「あ、あーん」
渋っていた姉がようやく諦めて口を開きました
科学の勝利です

「はい、味わって食べてね」
くーちゃんの口にクッキーを押し込みます

「もごもご」
「どう?腕は落ちてない?」
「もごもごもごもご」
中々飲み込めないようなので優しい私は助け船を出してあげます

「はい紅茶、ペットボトルだけど」
「もごご、んく、んく、ぷは、ありがとう、うん、相変わらず美味しいよカラン」
「それなら良かった、はいあーん」
「え、いやもう感想は言ったじゃない?」
「はいあーん」
「いや、そんな次々出されても」
「はいあーん」
「なんか今日カラン強引じゃなもごご」
往生際の悪い姉モドキの口に次のクッキーを押し込みます

「さーどんどん食べてねー、まだまだあるからねー」
「もごもご、んく、ちょっと待ってカラン」
「はいあーん」
「か、カランなんか怒ってる?」
「怒ってないよ?はいあーん」
「いやだからもごご」
「さーどんどんどんどんいこうねー
一人で勝手に同室のメイクデビューの日程決めて、
その上負けたからって落ち込んで、
同室のサクラグローリア先輩に気を遣わせるようなダメなお姉ちゃんは大人しく私の実験台になってねー」
「んく、んく、やっぱりカラン怒ってるじゃもごご」
「さーたくさんたべようねー
ここら辺からちょっと抹茶パウダー掛けすぎて
粉の塊みたいになってるのがあるけど気にしないでねー」
「もごがー!!??」



『お裾分け』の抹茶クッキーは全てくーちゃんの胃の中に収まりました

「ううう、まだ口の中が粉っぽい」
クッキーを平らげたくーちゃんが泣き言を漏らしています
反省が足りてないかな?

「ふーん、そう言うこと言うんだー」
「はい!大変美味しく頂きました!」
急に背筋を伸ばすくーちゃん
実にかっこ悪いです

「違うでしょくーちゃん」
「う、いや、その、確かにグローリアに迷惑かけたのは悪かったよ
反省してます」
「それも違うでしょ、くーちゃん」
「え、カランそれで怒ってたんじゃないの?」
「それもあるけど、くーちゃん何でそこまで落ち込んでたの、
グローリアさんとレースしたいからあんな強引な真似したんでしょ?」
「う、いや、それは、その」
一気に歯切れが悪くなる姉モドキ
目線をあからさまに逸らしている辺り、これは余罪がありそうですね

「抹茶クッキーもっと食べたい?」
「あー、もう!
わかりました!
私シンボリレクイエムは自分の勝手な希望でグローリアを同じレースに引っ張り出したのに!
そのレースの最終直線で芝に足を取られてヨレて差し切られて負けたことが悔しくて悔しくて堪らなかったので!
周りの空気も省みず凹んで自分の世界に閉じこもってスネてました!
これでいいでしょ!!」
この姉モドキ、反省したと見せかけて逆切れしてきましたよ

「なら次はヨレても逃げ切れるように練習するしかないじゃん」
「そうなんだけどさあ……」
くーちゃんの表情が一気に険しくなりました
ふむ、ここが悩んでいるポイントだったみたいですね

「練習するのが嫌になったの?」
「まさか、そんなわけない」
「ならグローリアさんと何かあったの?」
「う」
図星だったか

「サクラグローリア先輩となにがあったの?
話してみて」
「いや、これは私の凄く個人的な事だから……」
「その個人的な事で周りに気を遣わせておいて何を言ってるんですかこの姉は」
おっと、つい本音が
くーちゃんが泣きそうな顔してこっちを見ています
まあいいや、このまま押し切ってやろう

「カランがいつになく厳しい……」
「厳しい事を言われるような態度を取るからだよ」
「容赦がない……」
「まだ誤魔化すつもりならクッキーはいつでも追加出来るよ?」
「もうクッキーは当分見たくないよ……」
「なら話してみて」
「え、でも」
「話せ、バカ姉」
「はあ、わかったよ、カラン」

深い溜め息をついた後、やっと私の顔を見ながらくーちゃんは話し始めました

あのレースはさ、私にとってはデビュー戦で、グローリアとの初めての公式戦で、クラシック三冠を目指すためのスタート地点で、
もう本当に色んな意味があって、その全てが楽しみで仕方なかったんだよね
でも私は、その最高に楽しみなレースの最後の最後であり得ないくらい単純なミスをした
返しウマの時に気づいてたんだ、ゴール前100m辺りの芝が、最終直線の中で特に酷い荒れかたしてるのは
その時にトレーナーさんとも話して、最後の直線では大外か比較的ましな荒れ方の中央部辺りを走ろうって決めてたんだ
それが実際のレースでは、後ろから迫ってくるグローリアのプレッシャーに負けて内ラチギリギリの特に荒れてる所でスパートしちゃった
その結果が荒れた芝に足を取られてヨレて、ゴール前5mでグローリアに差し切られての半馬身差2着
レース中に、こんな風に考えてたことが全部飛んでっちゃって、子供みたいにただただ早くゴールしないと!としか考えられなくなったのは、初めてなんだ
いくら私達の世代ではティアラ路線最強クラスのグローリア相手とは言え、
シンボリレクイエムはこんな簡単にプレッシャーに負けて平静さを失う程度のウマ娘だったのか、
そう思うと走ること自体が嫌になっちゃってさ
でも私はシンボリ家の期待を背負って、クラシック三冠を目指すためにトレセン学園に来ている
こんな事を考えるような私がルドルフさんのように三冠を目指すことが出来るのか?
一度そう思っちゃうと、頭からそれが離れないんだ
そうなるとレースが怖くて怖くて仕方ないんだ
私はもう二度と勝てないんじゃないか、なんて思っちゃうんだ
そんな弱気を振り払うために練習は必死にやってるんだけど、練習を離れると気が重くて仕方ないんだ
こんな事、グローリアにもルドルフさんにも相談出来ないし、トレーニングメニューを必死に考えてくれてるトレーナーさんにはもっと相談出来ない
シンボリ家の使命、ルドルフさん以来の三冠達成の為に早くどうにかしないと、そう思うんだけど答えが見つからないんだ

くーちゃんが訥々と私に語った内容は、私からしても納得のいくものでした
確かにシンボリ家本家の皆様はくーちゃんにとても期待をしています
その期待が、くーちゃんにとってはかなりの重圧であることも判っているつもりでした

でも、くーちゃんの感じている重圧は私の予想なんて軽く越えていました
言葉がでません

三冠達成というシンボリ家そのものの願いを背負う事
それがこんなにも苦しいなんて
なんでくーちゃんが一人でこんなにも苦しまないといけないのでしょう
私は段々と怒りがこみ上げてくるのを自覚しました
こんなにも苦しまされるなら

「くーちゃん、三冠達成なんてどうでも良いよ」
弾かれたようにくーちゃんが私の顔を見つめます

「走るのが、レースが大好きなくーちゃんが、レースを嫌になっちゃうくらいなら、
三冠達成なんて全部無視してくーちゃんが本当に走りたいレースだけ出れば良いよ」
「私が、本当に、走りたい、レース……」
涙が出てきました
本当になんでくーちゃんがこんな想いをしなくちゃいけないんでしょう

「サクラグローリア先輩とシンボリ家のレクイエムではなくてくーちゃんとしてレースするのは楽しかった?」
「楽しかった、死ぬほど怖かったけど、最高にドキドキした
最後にヨレてさえいなければ人生で最高のレースだった」
即答でした

「ならそっちの方がくーちゃんには合ってるんだよ、くーちゃんは、くーちゃんが最高に楽しいレースに出ないとダメだよ
くーちゃんはシンボリ家のウマ娘かもしれないけど、シンボリ家のみんなの為だけに走るウマ娘じゃなくても良いんだよ
それで文句言われるならくーちゃんがグローリアさんをレースで倒して言い返しちゃえ
『私はこんなにも強いライバルを倒す事が三冠達成より価値があると思ったからこっちに来たんだ』って」
「カラン……」

涙が止まりません
本当にシンボリ家の皆はバカだ
本当に私はバカだ
本当にくーちゃんはバカだ

くーちゃんがこんなにも苦しい想いをしているのに、支えてあげようとも、逃げても良いんだよと言おうとも、その辛さを誰かに相談しようともしなかったなんて

怒りに身を任せて泣きじゃくる私をそっとくーちゃんが抱き寄せてくれました

「ありがとう、カラン
私のために泣いてくれて」
「くーちゃんの為じゃないよ、私は私とシンボリ家の皆が許せないんだよ」
「それでもありがとう
カランのお陰で私は道が見えた気がする」

そう言って私に微笑んだくーちゃんの表情に陰りはなく、今までで一番良い笑顔をしているように見えました



後日、くーちゃんが未勝利戦で一着をとった後のインタビューで

『シンボリレクイエムさんは今後はやはりクラシック三冠路線への挑戦をされるのですか?』
『いいえ、私はトリプルティアラを目指してティアラ路線への挑戦をします』
オオオオオオ!
観客席からどよめきが伝わってきました
『!そ、それは何故でしょうか?教えて頂けますか?』
『メイクデビューで私が差し切られたサクラグローリアさん、彼女とこれからも戦うためです』
『おおお、これは凄いライバル意識ですね
シンボリ家のウマ娘としてクラシック三冠路線を期待していたファンの方も多かったと思いますがいかがでしょうか?』
『ご期待に添えずに申し訳なく思っています
ですが私は、シニア級、クラシック級を含めて全てのウマ娘の中でサクラグローリアさんが最強であり彼女と戦うのが一番恐ろしいと感じています
私は私にとって一番価値のある挑戦をしたいからティアラ路線に行くんです』
くーちゃんのトレーナーさんが画面のむこうで頭を抱えるのが見えました

ドヨドヨドヨドヨ!!
(バカヤロー!ジュニアの1勝バが何言ってんだー!)
(ぺーぺーが舐めたこと言ってんじゃネエゾー!!)
うわあ、ヤジが凄い
画面越しにでも罵声が飛んでるのが判ります

『か、観客席も凄い盛り上がり方ですがこれにて勝利者インタビューを、終わりたいと思います
シンボリレクイエムさんでした!』
必死でインタビューを切り上げるアナウンサーさんの隣で、もの凄く良い笑顔で胸を張るくーちゃんと、画面の後ろの方に見える大きな体を縮こめて周りの方に頭を下げるトレーナーさんの姿が対象的でした

ピッ
プルルルプルルル
「あ、もしもし、サクラグローリア先輩ですか?
お久しぶりです、カランドローネです
今少しお時間よろしいでしょうか?」
抹茶パウダーの在庫はまだまだたくさんあります
次は迷惑かけられた本人にも参加して頂きましょう

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