12-726「佐々木の花びら占い」

「どうした誘拐女、こんなところで何をしている」
「む、その呼び方はやめて欲しいのです。心外なのです」
「じゃあ薄胸女、こんなところで何をしている」
「あなたにだけは言われたくないのです! ……まあ佐々木さんに危険が及ぶことのないよう、
 護衛についているところなのですけど」
「端から見れば完全なストーカーだけどな。組織云々以前に警察のご厄介にならんよう気をつけるといい」
「んんっ……! もうっ! 相変わらず口の減らない人なのです」
「それはさておき、佐々木が何やら道端にしゃがみ込んでいるようだが」
「それを早く言うのです! もうっ!」

「好き、嫌い、好き、嫌い……」

「……何をしてるんだあいつは」
「花占いをしてるようなのです。佐々木さんもああ見えて思春期の乙女、悩めるお年頃なのです」
「よくわからんが、あいつにもそういう一面があったんだな……。意外といえば意外だ」

「好き、嫌い、好き、嫌い、好k」

「……止まったな」
「そのようなのです」
「……ついでに言うと、あとちぎれる花びらは1枚だけだな」
「……そのようなのです」


「大好き!!!」


「……いいのかあれで」
「……前向きと言ってあげるべきなのです」

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最終更新:2007年07月20日 21:39
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