佐々木(以下、さ)「ねぇ、どうしてこのキーホルダーを壊したりしたの?」
女子A(以下、A)「そんなの決まってるわ! アンタが私のカレに色目を使って誘惑する様なマネす」
さ「ううん、そうじゃないの。私はね、そんな事を聞いてるんじゃない。私が聞きたいのは
『何故』『あなたが』『私の』『キーホルダーを』『壊したかのか』 それがを聞いてるだけなのよ」
A「べ、別にキーホルダーを狙ったワケじゃないわよ……アンタの私物ならペンケースだろうが
通学鞄だろうが何でも良かったわ。ただそのキーホルダーが目に付いたからソレにしただけよ!」
さ「……一応言っておくけど貴女の彼の事は私のせいじゃないわ。向こうが勝手に言い寄ってくるんですもの。
「彼女がいるんでしょ?」って言ったら「今の彼女と別れる。だから俺と付き合ってくれ」って、そう言ったのよ?
むしろ私だっていい迷惑……いいえ、逆恨みでこんな事されちゃ堪らないわ」
A「解ったわよ! 弁償すればいいんでしょ!!? 幾らよ!!」
さ「―――ねぇ」
A「な、なによ」
さ「貴女の命の値段は幾ら?」
A「……はぁ? そんなの、値段なんて付けれるワケないじゃない!」
さ「うん、そうよね。でもね私にとってはこのキーホルダーは貴女なんかの命よりほっぽど価値があったのよ。
勿論私の主観でだけどね」
A「そ、そんなボロっちいキーホルダーが私の命よりも重いっての!? バカしないでよ!!」
さ「でも貴女の言う『ボロっちいキーホルダー』は私にとって確かにその価値があったのよ。
―――このキーホルダーはね、中学を卒業する時に私の『親友』がくれた物なの。
「今日でお前とはお別れになるけど色々お世話になったからって、いつまでも私の事を覚えているように」って言って照れくさそうに
ペアのキーホルダーの片割れを私にくれたわ。もう片方は今でも『彼』が使ってるんでしょうね……」
A「―――ヒッ」
さ「ねぇ、解る? 貴女に解る? 理解出来る? 貴女は貴女の自分勝手な復讐で、私と『彼』の思い出を滅茶苦茶にしたのよ?
貴女が言った様に通学鞄やペンケースならまだ許してあげれたわ。でも、このキーホルダーは貴女の命ですら対価に成り得ない物だったのよ?」
A「ご、ごめん、なさ、い」
さ「……行って。出来ればもう二度と私に話かけないでくれると嬉しいわ」
「ごめんよキョン。 僕は君との思い出を守れなかった、君の気持ちも滅茶苦茶にしてしまった……会いたいよキョン」
と言って人知れず涙する佐々木を妄想した。
高校行ってもモテモテな佐々木女史は要らん嫉みまで買いそうだなと思って即興で書いてみた
書いててちょっと佐々木がメンヘラ入ってるかもとか思ったが、まぁキニシナイ
本来ならキチンとした描写も入れたかったが佐々木SSの追い込みが忙しいから会話だけにした。
佐々木は一途なのはみんな知ってるね!!佐々木可愛いよ佐々木
最終更新:2008年01月31日 14:50