31-239「ホワイトデー小ネタ」

ホワイトデーの日の帰り道、いつものようにSOS団で集団下校していた。

突然藤原が現れた。
藤原「バレンタインのお返しだ。受け取れ」
3人娘にホワイトデーの贈り物をする。
ハルヒ「これっぽっち?30倍返しでしょうが」
藤原「3倍返しが相場だろうが。そんなことより、朝比奈。規定事項だ。今から今後のことを話し合うぞ」
みくる「失礼します。涼宮さん」

ハルヒ「あの二人付き合ってるのかしら」
キョン「多分な」悔しいが未来人どうしお似合いだな


九曜「――こんにちは―――」
キョン「うわ!びっくりした九曜か。これがバレンタインのお返しだ」
いつもいきなり現れるな。
古泉「僕からも」
九曜は俺の両頬に手を置いて言う。
九曜「――あなたの―――瞳は――とても……きれいね――」
ハルヒ「キョン、いちゃいちゃしてないで早く来なさい」
やれやれ、ハルヒさんは今日もご機嫌斜めだ
キョン「またな、九曜。バレンタインのチョコうまかったぞ」
九曜と長門はその場で、ずっと見つめ合っていた。あれが宇宙人の会話かな?


橘「今日は、キョンさん。ちょっと来て下さい」
俺を引っ張ってハルヒに聞こえないように小声で話す橘だった。
橘「そろそろ奥さんを神にすべきだと」
キョン「断る!それに佐々木をそう呼ぶなと言ってるだろうが」
橘「佐々木さんは良いって言ってますよ」
キョン「ところで、今日はお前だけか?佐々木は?」
橘「本日はキョンさんの奥さんには会ってません」
キョン「それを言うなと言ってるだろが。おかげで俺は学校でもどこでも佐々木の婿、佐々木の婿と言われてるんだぞ」
橘「何を照れているのですか?」
ハルヒ「あんた達。何こそこそ内緒話しているのよ。ホワイトデーとは言え限度をわきまえなさいよ」

キョン「またハルヒを怒らせたじゃないか、自重しろ橘」
橘「都合の良い時だけ涼宮さんを出さないで下さい」
古泉「どうぞ。これがバレンタインのお返しです」
ナイス古泉
キョン「そうだ、俺からも」もう帰ってくれよ
橘「そうだ古泉さん。今日は私達の将来のことについて話し合いましょう」
古泉「急に大声出さないで下さい。それに、その表現はどうかと……」涼宮さんにも聞こえる声で言わないで下さい。
橘「涼宮さん。古泉さんをお借りして良いですか?」
ハルヒ「あんた達付き合ってたの?古泉君、団のことは気にせず今日は恋人と仲良くしなさい」
古泉「それでは失礼します」涼宮さんがキョンさんと二人きりになれば、少しは気分が良くなるでしょう
ハルヒ「キョン、あのね」二人きりになっちゃった。ドキドキ
キョン「なんだかんだ言ってあいつら仲良いからな。付き合うのも時間の問題だろ」
ハルヒ「そう?」ドキドキ

佐々木「今日は、キョン。久しぶりだね」
いつも狙ったように現れるな。これも何かの神能力か?まさかな
キョン「久しぶりって、つい先週お前の家に泊まったばかりじゃないかよ」
ハルヒ(お泊まり…お泊まり…お泊まり…)ガーン
佐々木「僕にとっては久しぶりだよ。それより今日はホワイトデーだから喫茶店でお茶でも奢ってくれないかな?」
キョン「良いぞ」それくらいは喜んで
佐々木「涼宮さん。キョンをお借りして良いですか?先程の橘さんのように」
ハルヒ「え?あ、うん」
おい佐々木、腕を組むな。また誤解されるだろ



その日も佐々木との会話が弾んで、流れで佐々木の家に泊まることになった。
ホワイトデーとは言え、何か特別なことは無かったな。性的な意味で
たとえ一つのベットに二つの枕を並べて一晩語り合っても、佐々木と俺の間に何かが起こるはずも無いのは自明のことだが。


「昨日のあなたは充分特別ですよ。というか、あなたは日常からして特別なんですよ。少しは自重して下さい」
いつもいつも佐々木さんとデートデートデート。毎日がホワイトデートですか?

次の日、古泉に説教を食らった俺だった。それにしてもハルヒと長門の視線が痛い。俺は何もしてないのに。
(終わり)

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最終更新:2013年03月03日 01:39
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