15-273「佐々木さんはブルース・ウィリスに詳しいの巻 」

佐々木さんはブルース・ウィリスに詳しいの巻

キョン「いやー、やっぱりダイ・ハードは1が最高だよな」
佐々木「僕をビデオの鑑賞会に呼び出して、その作品選択はどうかと思うのだがね」
キョン「いや、他の連中だと、
    国木田はもう見飽きたって拒否するし、
    谷口は那智声のマクレーンになりきってアホやるから迷惑だし、
    ハルヒと来た日にゃ、途中で興奮して手足振り回して痛いし、
    挙句テロでも実現されたらたまらんし、
    長門には作中のジョークをいちいち解説する必要があるし、
    朝比奈さんは最初の銃撃シーンで気絶しちまうからダメだし、
    なかなか一緒に見てくれる奴がいないんだ」
佐々木「あの古泉くんだっけ? 彼はどうなんだい」
キョン「いや、なんか危険な気がして……主に尻が」
佐々木「しかし、相変わらず君は、平凡な日常に埋没する風を装いながら、
     どこかで刺激的な日常を望んでいるのだね。ことごとにそういう作品を好むのが
     いい証左さ」
キョン「いくらなんでもフィクションと現実の違いぐらいはわきまえてるつもりだぜ。
     現実だったら、こんなに連続して厄介ごとが舞い込んだら、途中でぶち切れて終わりだろ」
佐々木「そうかね、君は意外に「物語の主人公」が似合う気がするよ」
キョン「よせよ、俺は平凡な通行人Aが関の山さ」
佐々木「どうだろう
----佐々木さんちょっと想像----
NY市警キョン・マクレーン。何故かゆく先々でフラグをたてまくる運の悪い彼は、
遅い来るフラグを次々になぎ倒し、不屈の精神でへし折り、事件を力技で解決するのであった。
ナカトミビルで「閉鎖空間」を作るハルヒに巻き込まれた彼は、
たった一人で遅い来るフラグを不屈の無意識でたたき折る。
人はそんな彼を、(旗を)不立の男、フラグ・ハードと呼ぶのであった。
----佐々木さん想像おしまい----
キョン「おい、どうした佐々木? 急に腹を押さえて。盲腸か!?」
佐々木「ふ、腹筋がよじれた……」

キョン「しかし、2はまだ許せるが、3は蛇足だよなあ。4.0は大丈夫かねえ」
佐々木「そういえば、ティアーズ・オブ・ザ・サンは元々ダイ・ハード用の台本だったらしいね」
キョン「まあ、1の神脚本が最初に出ちまうと、続編作るのも大変だとは思うがね。
     神といえば、1のウィリスの若いこと。髪もフサフサだぜw」
佐々木「キョン……君だって将来どうなるかわからないんだ。
     掲示板で「ハゲ自覚しろ」とまで言われて、本人もかなり紆余曲折の末に、
     今の髪型を受け入れたんだから、あまり肉体的な所につっこんではいけないよ」
キョン「う……」
佐々木「まあ僕は男性の魅力は髪の量では測れないと思うので、どうなっても気にしないよ」
キョン「それにしても、いつみてもすごいタフガイだよな、マクレーンって」
佐々木「……やっぱりスルーか。
     まあ、確かに非常によくできたアクション映画の金字塔だし、ウィリスの出世作として
     評価するが、僕は、それ以前の「ブル-ムーン探偵社」のデヴィッドを演じる彼のファン
     だったのだよ。この映画以降、彼はマッチョな役が中心で、
     デヴィッドのように、とりたてて目立つ能力はないが、軽妙で心優しく、人の心をひきつける、
     という役は二度とやらなかったのが残念でもあるのさ。
     まあ、僕の好みが、ちょっと特殊なのかもしれないけどね(ちらり)」
キョン「……佐々木、おまえ」
佐々木「……な、なんだね、キョン」
キョン「いくらなんでも、1985年放送のブルームーン探偵社のファン、はまずいだろ。年代的に」
佐々木「……キョン、つっこむ所はそこじゃない、そこじゃないんだ」

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最終更新:2007年07月24日 07:26
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