『フラグハード』
奢りだからと呼び出され喫茶店に向かうキョン。
だが、それは佐々木の巧妙な罠だった。
「涼宮ハルヒへの忠誠心は僕に崩されるために築いてきたんだね」
「いつもの小遣いがあれば…こんな誘いなんかに…!」
「よかったじゃないか。お小遣いのせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「さあ、何でも頼みたまえ。キョンを満腹にしてあげよう」
(食べなきゃ…!!今は食べるしかない…!!)
「キョンの借り一つゲ~ット」
(いけない…!中学時代に借りた金を思い出されたら…!)
「生キョンの生咀嚼を拝見してもよろしいでしょうか?」
「こんな佐々木に…!くやしいっ…!でも…食べちゃう!」(モグッモグッ
「おっともう食べ終わってしまったか。甘い満腹感がいつまでもとれないだろう?」
それからキョンはたまたま通りかかった橘をダシにしてフラグを折った。
最終更新:2007年07月24日 07:27