『気になる相手に猛アタック。疲れた心と体に、ドクロべZ。』
思わず釣られて買ってしまい、飲んでみた次の日、何か気分が悪い。受験対策の手助けにはならなかった。
部屋で休んでいると、母親の声に続いて、部屋のドアを誰かが叩く。
「佐々木、大丈夫か?気分が悪くなったと聞いたんで見舞いにきたぞ」
心配そうな顔をしたキョンの手には、私が好きな洋菓子屋の袋が握られていた。
「無理はするなよ。受験前だからといって、体を壊したら元も子もないぞ」
「ありがとう。もう大丈夫だよ、キョン」
僕の元気の元はやっぱり君だね。
最終更新:2013年06月02日 03:19