「東中出身。涼宮ハルヒコ。ただの人間に興味はない。宇宙人、超能力者、未来人がいれば、俺の前に来い。」
……えらい見目良い男の子がそこにいた。
「私は、対有機生命体コンタクト用のインターフェース。ま、宇宙人ね。私は朝倉。宜しくね!」
「詳しくは禁則にかかるので話せないが、僕は21世紀から来たんだ。」
「今だよ、21世紀は!」
「ふくくっ……!冗談だ。未来人というのは本当だがな。」
「お察しのとおり、超能力者なのですよ////」
「顔が近いよ、息を耳に吹き掛けないでくれない?気持ち悪いとまでは言わないけど、生理的に不快なのよ。
それに、意味がわからないし、第一笑えないわ……」
こうして、私の日常という名の非日常は始まりを告げた……。
―息子―
図書館で貸し出しカードをたまたま作ってやった女の子。
それがたまたま双子の友達の友達で、更には潰れかけの零細文芸部にいたとしたら、お前らならどうするかね。
「…………」ペラッ
「…………」ペラッ
「…………」ジー
「…………?」
「…………////」ウワメヅカイ
……こ、これはもう、正直たまりません。
「長門……」
「……何……?////」
顔を近付けると、長門は目を閉じた。……よし!やっちまえ!俺!
「長門、悪いがここは俺達SOS団が使わせてもら……」
す、涼宮ハルヒコ……?お前は何を……。ん?双子がいやがる……
「…………」ニッコリ
おいいいい!待て!双子よ!その気遣い、逆にきついぞ!
「てめぇぇぇ!やるに事欠いて不純異性交遊か、コラァ!」
こうなれば、逆ギレだ!
「んだと?!テメェもウチの双子連れ回してんじゃねぇよコラァ!」
胸ぐらを掴み合ったその時。
「「…………」」
双子がハルヒコの肩に手を回し、何かを言った。途端にハルヒコが青ざめ、額を床に擦らんばかりに双子に頭を下げる。
……こいつらの力関係はよくわかった。
「…………」
長門から小袖を引かれ、最悪謝ろうとしていた俺も大概だがな。
こうして俺達は、ゆっくりと高校生活を過ごしている。
「ったく、ラブコメよねぇ。有機生命体の概念ってよくわかんないわ。」
「リア充は爆発。これは規定事項だ!」(血涙)
「そんだけルックスいいのに、彼女なしなのですか……ったく。
私は涼宮さんの邪魔をしてくるのですよ!」
「「おいいい!?」」
END
未来設定の蛇足。古泉は敢えて除外。
最終更新:2013年08月04日 17:13