17-143「フラグクラッシュされたことありますか?」

フラグクラッシュされたことありますか?

弟「ごめん、覚えてない」
姉「家族なんかー!!」

フラグクラッシュされたことありますか?

一味「世界を…」
豚「ギャルのパンティーをおくれー!!」

佐々木「物語をその場で終わらせないために発動する特殊能力、それがフラグクラッシャーなんだ」
橘  「と、突然何を」
佐々木「ああ!魅惑のフラグクラッシュたちよ!」

  • 「僕は君が好きなんだ」「俺は白身が好きだな」
  • 「ねぇ同じ学校に行けたらいいね」「お前と俺の学力差じゃ無理だろー」
  • 「ねぇ夏休みだけど……」「夏期講習多すぎてやになるよな、無い日は寝て過ごさなきゃやってらんねーぜ」


橘  「全部佐々木さんの実体験じゃないですか!」
佐々木「でもね、主人公にこのスキルがないとあっという間に物語が終わってしまうんだ」

  • らんま→即結婚
  • うる星→即結婚
  • DB→ステキな恋人が出来る
  • ガンダム→ララァ……


橘  「なんだかそれなりにいい結果なしますけど」
佐々木「何を言うんだ!この結果になってみろ……10週打ち切りじゃないか!」
橘  「!?」
佐々木「最後に男坂を上ったり永遠2部の始まら無い第1部完にされたくないだろう?」
橘  「そ、それは嫌ですけど……」
佐々木「主人公とヒロインが紆余曲折あっていろいろ乗り越えてくっつくから受けるんじゃないか、さっさとくっついてもしょうがないよ」
橘  「な、なるほど……」
佐々木「でもね、そろそろいいんじゃないかと思うんだ……」
橘  「え?」
佐々木「思えば一年前、『卒業してからも時々会おう』フラグをクラッシュされてから1年放置されたんだよね。
    町でバッタリ出会ったときは『それから1年後……運命の再開!?』フラグかと思ったら女3人ホモ1人連れてきっちりクラッシュされるしさ。
    確かに彼には主人公の素質充分だけどこれ以上続けちゃうとラオウ以降の北斗とかフリーザ以降のDBみたいな扱いになっちゃうよ?
    だいたいキョンは……」
橘  「ああ!?佐々木さんが愚痴り始めました!」
九曜 「クラッシュ──されるなら──それをものともしない──属性を──身につければいい」
橘  「九曜さん!?」
九曜 「その属性は──素直クール───ツンデレ──その対極」
橘  「素直クール……そうか!まじりっけの無い直接のアタックならフラグクラッシュの仕様がありません!
    例え出来たとしても素直クールなら即座に次のフラグを建てられます!」
九曜 「彼女は──ツンデレ──涼宮ハルヒの──対──素質は──充分──情報改竄を──行う」
佐々木「キョン、君が好きだ」
キョン「俺は白身のほうが……」
佐々木「違うんだ、僕が、佐々木が、君の事をキョンのことを愛してるんだ」
キョン「うぉ、スマン風の音で聞こえなかった」
佐々木「ああ、何度でも言うさ。僕はキョンのことを愛してるんだ」
キョン「佐々木……本気か?」
佐々木「本気さ、中学のころからずっとだ。ずっと君のことが……」
キョン「佐々木……俺は……俺も……」



その時…不思議なことが起こった。
キョンの体内に眠るフラグクラッシャーの属性がフラグの発生をを感知!
周囲の自然現象に干渉!本人のスケジュール、思考の改竄!さらに周囲の人間の行動を制御!
しかし!それでも足りない!
素直クールの前には余りに貧弱!
それを知ったフラグクラッシャーは究極のフラグクラッシュを発動する!
それは………!!



佐々木「はっ!?」
佐々木「ゆ、夢オチ……?そんな……」
キョン「お、起きたか佐々木。急に倒れるからびっくりしたぜ」
佐々木「キョ、キョン?」
キョン「風邪か?俺のベッドで悪いがもうちょっと寝てろ、今なんか作ってやるよ」
佐々木「キョン……まぁいっか」




藤原「中途半端なフラグで満足させてフラグを立てる意思を消すのもある意味フラグクラッシャーだな……」

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最終更新:2007年08月14日 10:33
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