3-104「プールサイド」

俺は中学校のプールサイドに佇む佐々木の水着姿を思い出した。
確かに女だったよな、こいつは。
他の女子と比べれば明らかに傾斜のない体だが、所謂スクール水着を着ているから女なのだろう

「どうしたんだいキョン?僕に見惚れてしまったのかい?」

あぁすまない。人はどうしてここまで不公平を背負って生まれてきたのかを
俺なりに考えていたんだ

「キョンは妙なことを妙な時間に考えるんだね」

そう言うと佐々木は俺の背後に回り込んでってぇぇ!おい、なにをしている!

「これでどうだい?これでも僕は不幸の星の下に生まれてきたのかな?」

あの、佐々木さん?当たっていますけど?

「もちろん当てているのさ」

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最終更新:2008年01月28日 22:26
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