20-252「夏の終わり」

佐「おはよう。
  僕はあと一時間ほどで,人生史上最大の岐路を迎えることになるだろう。
  佐々キョン・・・・・・この言葉は今日,新たな意味を持つ。
  展開やフラクラの壁を乗り越え,恋を成就するために告白する。
  惜しくも今日は7月4日ではないが・・・まあ,構わない。
  僕は恋の自由の為に戦う。当て馬や脇役から逃れる為ではなくキョンの傍にいる為だ。
  もしこれが成功したのならば,7月4日は単なる佐々キョンの記念日ではなく,
  全サブキャラが確固たる決意を示した日として,歴史に刻まれるであろう。
  僕は戦わずして諦めはしない! 僕は勝ち残り! 生き続けると!
  それが今日、佐々キョンの独立記念日である!」
橘「さすが佐々木さんは言うことが一味違います。私たちは影から見守るのです。」
ポ「ふん,協力ぐらいしてやろうじゃないか。勘違いするなよ,既定事項だ。」
九「――私は――――ウィルスを――――撒く?」

      一時間後
佐「キョン,ちょっと話があるんだが暇かい?」
キ「暇なら毎日だがどうした佐々木。」
佐「今日は親がいなくて一人じゃ心細いんだ。と,泊まりに来てくれないか?」
キ「すまない佐々木,俺の暇な時間は六時までなんだ。夏休みの宿題があってな。」
佐(さすがキョン・・・いきなりフラグを折るとはやるね)
 「その宿題もみてあげよう。二人でやればすぐ終わるよ。」
キ「残念ながら妹のなんだ,佐々木。
  あいつ夏休みがもうすぐ終わるのにほとんど手をつけてないんだ」
佐「じゃあ,僕が君の家に・・・
キ「いや,お前が来ると妹は宿題をサボって遊びかねん。
  一人がだめなら長門に頼んでみようか?あいつなら泊めてくれるはずだ。」
佐「・・・・・・フラグは・・・フラグはもう残ってないのか!!」
 (キョンノバカー)
キ「い,いきなりどうした佐々木」
ポ(フン,しかたない出ていって手助けでもしてやるか)
「ここに一本あるぜ,現地人」
キ「お,ちょうどよかった藤原。妹が自由研究で工作をするらしくてな。男手が足りないんだ。
  どうせお前暇だろ?寝床はあるから泊まってくれ。」
ポ「え?あれ?こんなはずじゃ・・・
佐「協力ありがとう。藤わ・・・ポンジー今度会ったらお礼をするよ,たっぷりとね。」
九「―――――ポンジーは――――とっても――――ブザマね」
橘「シンジンイヤ,シンジンキライ」
  (ポンジーの人生ともども完)

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最終更新:2007年09月01日 09:42
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