13-183「佐々木さん直談判の巻」

佐々木さん直談判の巻

佐々木「長門さん! ひどいじゃないか。どうやってもデートに誘うことすらできないよ!」
長門「そんなことはない。これは限りなく対象の実像に近づけてある。
   対象がデートに行ったことがある以上、アプローチ次第でデートは可能」
佐々木「あのキョンをデートに誘えた人がいるの!?」
長門「……これが証拠」

ユッキーメモ
「今日はキョンくんと図書館でデート。至福の時間。キョン君は途中で眠ってしまったが、
 その息遣いを近くに感じながら本を読めるだけで私の存在は満たされる。
 途中観察対象からの電話で邪魔される。畜生。だが図書カードをキョン君が
 プレゼントしてくれたので、情報解除するのは勘弁してやる。ちっ」
「悪魔の胸をした未来女が、SOS団中だというのにキョンくんをたぶらかす。
 公園でデートなどといっていた。胸か。胸なのか。許すまじ。
 情報統合思念体の許可が下り次第デリートだ。あの脂肪の塊をトロフィとして飾ってやる」
「バックアップが暴走してキョン君を放課後の教室に呼び出してたらしこもうとする。
 ……朝倉、貴様は私を怒らせた。問答無用に情報解除し、再生しては情報解除を
 繰り返してやろうと心に決めるが、キョン君に「メガネがないほうがいい」とほめられたので
 特赦とした。運のいい奴である」
「観察対象が閉鎖空間にキョン君を連れ込む。夜中の学校でデートとは大胆なまねを。
 間違いがないよう、閉鎖空間に通信端子を仕込むが、短時間でロスト。おのれ。
 こうなればキョン君の理性と、私の元へと戻りたいという意思の強さを信じるしかない。
 無力なわが身が恨めしい。腹いせにWAWAWAの私物を全て情報解除しておいた」
「ミヨキチなる人物とキョン君が過去にデートしていたことが判明。うかつ。
 過去の自分と同期してミヨキチなる敵性対象を情報解除しようとするが、
 情報統合思念体の許可が下りない。なぜですか!」

長門「……他にもまだある。このような、血と涙の末に集められた記録から、
   このゲームは生まれている。だから攻略方法は絶対にある。
   ……私も探している。初回のデート以外、何故か成功しない」
佐々木「長門さん、何故か君とは仲良くなれそうな気がするわ」

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最終更新:2007年09月06日 22:15
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