20-388「佐々木vs.長門2」

私は今日ついにキョンと二人きりで出かけることに成功した。
でもデートではない。キョンには用事ということで来て貰うからだ。
キョンのことだ,冗談でもデートなんて言ったら何かと邪魔が入るに違いない。
結構素振りは見せているのに何が足りないのだろう?ムネカ?ムネナノカ?
「おす,佐々木。待ったか?。」
「そんなことはない。今日は君が珍しく時間を守ったからね。
それに呼んだのは僕だ。待つのは当然さ。」
本当は一時間は待ったけど,この大イベントの前には些細なことさ。
「そうか,それは良かった。俺も親友を待たせるのは心苦しいしな。
それで,用事があると言ったがどこに行くんだ?」
「デパートでいろいろと買い物だよ。でもそれだけじゃつまらないだろうし,
とりあえず映画を観て喫茶店でお茶でも飲んだ後,買い物に行こうか。」
そしてその帰りに君に気持ちを伝える。完璧な計画だ。
『出産を前提に付き合ってくれないか?』いや,ちょっと焦りすぎかな?
さすがにここまで計画通りだと怖いものがあるからね。
一歩引いて・・・『結婚を前提に付き合ってくれないかな?』これだ!
で,でももし最初のでもキョンがいいって言ってくれたら・・・ボシテチョウデモモライニイコウカ?
「おい,佐々木何立ち止まってんだ?行くぞ。」
おっと危うく妄想が暴走する所だった。落ち着け,落ち着け
「キョンくん。こんにちは。」
「あ,朝比奈さん。こんなところで奇遇ですね。鶴屋さんと待ち合わせですか?」
「えっと今日は上からの命令をやらなくちゃならないの。最優先で・・・」
私の本能が告げている。この場を抜けなきゃ不味いと・・・
「内容次第では手伝いますよ。朝比奈さん。」
やっぱり!というかキョーン!!君は何を言ってるんだい?僕とのデートは?
「よく分からないんですけど映画を観て喫茶店でお茶を飲んだ後,デパートで買い物らしいです。」
彼女の行き先は全て私の計画と同じだった。彼女の上司は誰だろう?文句を言いたい,言わせて。
「佐々木,どうせ行き先は同じなんだ。一人ぐらい増えてもいいだろう?」
「ああ,構わないよ。」モウドウデモイイヤ
その後,本当に彼女は一緒だった・・・
それよりムカついたのはキョンが彼女の胸をときどき見ていたことだ。

   ~未来~
「佐々木さん,抜け駆けは駄目ですよ?」

   おまけ
胸が大きくなるよう世界を改変しようか・・・ん,メールだ。誰からかな?
件名 長門
本文 神にも出来ないことはある。
   私が改変したときも駄目だった。

ナキタクナッテキタ

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最終更新:2007年09月01日 09:45
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