ハルヒ「キョンー、いるでしょー……って、なんで佐々木さんがここにいるのかしら?」
佐々木「あら、こんにちは涼宮さん。」
キョン「ハルヒ、お前人の部屋に入るときはノックくらいしろよ」
ハルヒ「なんで、佐々木さんがここにいるのか、って聞いてるのよ。答えなさい!」
キョン「それは―」
佐々木「それはね、ちょっと私はキョンに相談に乗ってもらいたいことがあってね。その相談に来てるの。」
ハルヒ「……何の相談よ?」
キョン「う、そ、それは……(まさか、神様関連の話をハルヒにするわけにはいかないしな。)」
ハルヒ「何よ、あたしには言えないような内容なわけ?いやらしい」
佐々木「悪いけれども、涼宮さんにはちょっと言えないね。それは、私とキョンだけで解決すべき問題だから」
キョン(おい、その言い方は誤解を招きそうだぞ……)
佐々木「それよりも、涼宮さんは何をしに来たの?」
ハルヒ「"うち"のバカキョンの勉強を見に来てあげたのよ。明日数学のテストだしね。」
佐々木「へー、けど私の前で彼をバカ呼ばわりはないんじゃないかな?」
ハルヒ「実際成績が悪いんだから仕方ないでしょ。それに、このままだと予備校へ行かされたりしてSOS団の活動に支障をきたす可能性があるわ」
佐々木「それでかまわないと思うけど。素人が教えるより、プロが教えたほうがいいでしょ?それに、いい予備校なら私が紹介してあげられるし」
ハルヒ「大丈夫よ、あたしはそこらへんの教師なんかより教え方がうまい自信があるし。それにキョンとは毎日のように顔を合わせているから時間もたっぷり取れるわ」
キョン(やばい、場の空気がおかしい……そうだ、テレビでも付けて場の雰囲気をごまかそう、ポチっとな)
佐々木「突然テレビをつけてどうしたんだい、キョン?」
キョン「いや、ちょうど見たい番組があったんだ。(本当は適当につけただけだけどな。)」
ハルヒ「アニメ?こんなのあんた見てるの?」
キョン「あぁ、まぁな。(はじめてみるアニメだけどな)」
佐々木「これって、例の事件で放送中止騒動があったアニメじゃないかい?インターネットで話題になっていた……」
キョン「え、そうなのか?」
佐々木「うん。なんでも暴力的な描写があるらしくてね」
ハルヒ「あら、佐々木さんひょっとして怖いのかしら。でも、いくら怖いからって悲鳴を上げてだれかれかまわず抱きつくなんてベタはやめて欲しいわね」
佐々木「こんな虚構の産物にどうこうするほど私は子供じゃないよ。(見抜かれていたか……)」
ハルヒ「まぁ、どうせ針小棒大に騒ぎ立てているだけでしょ。実際は大したことがないに決まっているわ(ふたりっきりなんかさせるもんか。居座ってやるわよ、フン!)」
『ナカに誰もいないじゃないですか』
佐々木(こ、これは……)
ハルヒ(なんという……)
キョン(しゃ、シャレになってねぇ……)
妹「キョンくーん、ジュース持って来たよー。」
ハルヒ「さ、佐々木さん、今度ぜひうちの不思議探索に参加してくれないかしら?」
佐々木「そ、そうだね。お互いの友好を深めるため、ぜひ参加させていただくよ」
キョン「あ、あぁ。そ、そうだな。みんな仲良くが一番だからなー」
一同「あははははははー、nice boat!」
妹(みんな仲いいなー)
最終更新:2007年09月30日 18:39