佐々木さん、秋の味覚の巻
キョン「よう佐々木、公園でピクニックか?」
佐々木「やあ、キョン、と国木田君かい。久しいね。
こちらの風習にまだ疎い知人たちのために、まあ秋の味覚のランチパーティさ。
余分はあるから、キョンたちもご相伴といかないかね」
キョン「おお、そいつは嬉しいな。なあ国木田」
国木田「うん、そうだね(多分キョン「たち」じゃなくてキョンって言いたかったんだろうなあ)」
橘「佐々木さん、梨が剥けたのです。……あ、アーンしてもらえまs」
佐々木「ん? すまないね橘さん。ほら、キョン、梨が剥けたそうだよ」
キョン「おう。いただきま……」
佐々木「こらキョン、手づかみなんてはしたないよ。ほら、食べさせてあげるから、口を開けて」
キョン「ハンキュ、お、随分蜜が多くて甘いぞコレ、おっとっと」
佐々木「ああもう、口の端から垂れてるじゃないか。子供かね君は。今拭くからじっとしてて」
キョン「すまんすまん」
佐々木「まったく。君は年少者がいるとやけに世話焼きだが、
僕といると突然世話を焼かれる側にまわるのはどういう訳だね」
橘「ざ、ざざぎざん……(どぼどぼ)」
国木田「(何でこれで付き合ってないとか真顔で言えるんだろう。
あとこの人、いい加減鼻血拭かないとショック状態になるんじゃないかな。
面白いけどお近づきにはなりたくないタイプだなあ)」
佐々木「そういえば知っているかね、キョン。秋茄子は嫁に食わすな、というが、
あれは秋茄子が美味しい高級品というだけではないんだ。
茄子には「体を冷やす」効能があって、食べ過ぎると体を壊すという側面があるんだって。
また、種が少ないことから「子供が少なくなる」と縁起を担いだというのもあるらしいよ。
まあ、いずれも現代においては特に障害となるものではないから、
もし茄子を入手したとしたら、遠慮なく僕にも分けてくれたまえ」
キョン「へえ。しかし焼き茄子は、なんか食感が悪くてあまり美味いとは思えないんだよなあ」
佐々木「だったらお味噌汁に入れるのはどうだね。わりと歯ごたえがいいと思うよ」
キョン「それでも若者が好む食い物じゃないよな。秋といったらこれだろ、なあ国木田」
国木田「さっきSOS団で芋ほり大会やってきたんだ。僕もまあついでで」
佐々木「立派なさつまいもだね。焼き芋でもするかい」
キョン「この公園なら広いから、隅っこでやればあんまり煩い事いわれないしな」
佐々木「うーん、確かに焼き芋は美味しいけど、今はちょっとね……」
橘「外で焼き芋はちょっとなのです……」
藤原「こんな非衛生的な環境で、滅菌もせずに料理なんて僕には信じられん。
まあ芋なんて植物繊維だらけのものであれば、大して酷いことにはならないだろうが、
こんな屁ばかりでるような代物、よく好んで食べるものだ」
佐々木・橘「…………」
国木田「(この人の空気読めなさっぷりってすごいなあ)」
九曜「--芋、焼く?」
キョン「お、九曜は興味あんのか、焼き芋。よし、落ち葉集めて焚き火で焼くからちょっと待ってろ」
九曜「--焼く、……芋」
ちゅぃーん。
キョン「うぉ」
国木田「うわぁ(な、なんか火が出たよ。しかもそれ、この昆布みたいな人の眼から出なかった!?)」
キョン「おいおい九曜、落ち葉で焼くところに焼き芋の風情があるんだぜ。
お前が電子レンジの代役が務まるのはわかったけど、それじゃつまらんだろう」
国木田「(なんか平然と流してるよ!)」
九曜「--ホク、ほく? ……デンプンが、--甘い?」
キョン「気に入ったか、大量に掘ってきたから、好きなだけ食え」
佐々木「……君は本当に、何と言うか無自覚に撒き餌をばらまくタイプだね」
九曜「--ホク、ほく、ホク……ほ(ぷぅ)--------」
佐々木・キョン「…………」
藤原「ほら言わんことではない。芋なぞ食いすぎると屁が出るばかりだと……いやぁぁぁぁぁ」
九曜「--/////////--、……///////!!!!!」
キョン「あいつのデリカシーのなさは折り紙つきだな」
佐々木「……彼も君にだけは言われたくないと思うよ」
そんな秋の休日
最終更新:2007年10月10日 08:32