ササッキーとんち話3‐4
第三話:お菓子がタダ
キョンの親戚の田丸兄弟はすごく仲が悪くて、いつも喧嘩ばかりしていました。
「殺してやる」
「あー殺せ」
菓子店の商売そっちのけで
キョンはササッキーに相談に行きました。
「僕に良い考えがあるよ。くつくつ」
いつものように田丸兄弟が喧嘩をしていると
「皆さん。お菓子がタダだよ。お菓子がタダだよ」
と言って喧嘩を見物している人々に店の菓子を配り始めました。
「おい何をする」
「大体お前は誰だ」
「こいつはササッキーといって、俺の」
「婚約者」
「それより、店の菓子を勝手に配るのはどういう了見だ」
「だって二人は殺せ、殺してやる、といいながら喧嘩している。
兄さんが弟さんを殺せば兄さんは死刑で、誰もいなくなった店の菓子は腐ってしまう。残念ながら
ということは、今の内に食べておくべきだね」
「判った。喧嘩はもう止める。だから菓子を投げないでくれ」
お菓子を貰えなくなったギャラリーは口々に叫びます。
「つまんねー、喧嘩しろよ」
こんなことを言われれば馬鹿らしくて喧嘩する気になりません。
その後、田丸兄弟は仲の良い兄弟となり、商売も繁盛しました。
第四話:重い箱
ササッキーはチュルヤ姫様というか将軍様に呼び出されました。
また、金庫の金が盗まれたのです。
「二度も盗まれるとは管理体制がなっていないのじゃないのか?会長」
会長は会計の責任者でした。
「すまん、知恵を貸してくれ。容疑者の中に犯人がいるのは確実なんだ。
でも、言っとくが、名前の消える箱のペテンはもう使えないぞ」
「そう思って妹ちゃんを連れてきた」
「今日はー。おいしいお菓子ちょうだい―」
ササッキーは臨時裁判官として判決を下した。
「容疑者4人とその連れ合いは、2か月の間、交代で、この神輿を担いで夜の見回りをするように」
その神輿が何故か重くて、皆ブーたれながら担いで行きました。
そして、ある日
「この中の誰が犯人かがはっきりした。その者は(略)」
犯人が奥さんに、金を盗んだことを告白し「ほとぼりがさめるまで我慢しろ」と言った様子を事細かに説明するササッキーでした。
「勘違いしないでくれ。僕は神通力なんか使えないよ。
実は、あの神輿にはキョンの妹ちゃんが隠れていたのだよ。
妹ちゃんは狭い所に隠れるのが特技でね。くつくつ」
「毎晩―、お疲れ様―」
(続いたら良いね)
最終更新:2007年11月24日 13:51