26-462「佐々木の喪失」

「君は昨日、僕の大事にしているものを奪ったな。許さないよ」
「今度ラーメンでも奢るから許してくれ」
「いや、それくらいでは許さないよ。君のおかげで女の子の大切なものを喪失したのだから」
「わかった、何でも言う事を聞いてやるから」
「何でもだね。その言葉忘れないよ。くつくつ」

「喪失?キョン、あんた、佐々木さんと、、、、」
「あわわ、キョンくん何て破廉恥な」
「・・不潔」
「あなたという人は、どこまで」
「少年、相変わらずエロいねっ」ケタケタ

皆さん、目がいってます。鶴屋さんは別か
「この女たらし、もう顔も見たくないわ」ボカボカ
「私、未来じゃなくて実家に帰ります」パシーン
「私の部室にもう来ないで欲しい」ゴフ
俺はSOS団の3人娘にぶん殴られて、絶交された。

「なー、古泉。佐々木の大事にしていたペンダントを壊したくらいで、何でハルヒ達にまで絶交されるんだ?」
「あなたの普段の行いが悪くて信用が無いからですよ。佐々木さんはただの友達じゃねいでしょう。全く」
「結婚式場は、鶴屋さんが貸してあげようっ」
結婚式場?どういうことですか?

そして、
「キョン、約束どうり結婚してもらうよ。まず書類にサインだ」
「え?」
「何でも言う事を聞くと言ったよね?何なら証拠のテープレコーダーを流そうか」
「えーと、それは、まだ俺達は高校生だし。なあ、古泉も何か言ってやれ」
「こんな美人と結婚できるなんて幸せじゃないですか」
「お金のことは、鶴屋のお姉さんに任せるにょろ」
「鶴屋さんもそう言っているよ、おとなしく僕と結婚するんだ」

「鶴屋さん。そんなの悪いですから」
「大丈夫、それが鶴屋家の役目だからっ。キョン君一家を援助するくらいわけないっさ」
「涼宮さんの方は僕達が何とかしますから、心配いりません」
「ハルにゃん達は今夜、残念会だねっ」

「キョン、子供を沢山作ろう。これは神のささやかな特権だよ。後ろめたいことでは無いよ」
そう言って佐々木はラブなホテルを指差した。
(おしまい)

(おまけ)
その夜:ハルヒ達
「今日はとことん飲むわよ。女どうして」
「涼宮さん、飲みすぎです。朝比奈さんと阪中さんはもう潰れてますし」古泉さんの言う大事な用事って、飲み会ですか?
「アホ橘。何言っているのよ。飲まなくちゃ、やっていけないでしょう」
「ルソー、幽霊が怖いの?待ってて。今から涼宮さんを呼ぶから」ヒック
「キョン君、もう結婚しちゃうなんて。いくら私と結婚できないからって。グス」
「いくら飲んでも酔わないこの体が恨めしい」
「ーーー」

「アホ橘、一緒に一升瓶一気いくわよ」
えー?
橘は急性アル中で救急病院に運ばれました。
めでたし、めでたし。かな?

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最終更新:2007年12月20日 08:38
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