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パラケルスス

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所在 エンハイム
本名 テオフラトォス=フィリップス=アウレオールス=ボンバトゥス=フォン=ホーエンハイム
職業・役職 アルケミスト(錬金魔法師)
エンハイムの子爵
種族
年齢
所有装具・武器

十五世紀に実在した錬金術師の一翼

【最古の徒弟】の二つ名を持つ、アルケミスト(錬金魔法師)
本名を、テオフラトォス=フィリップス=アウレオールス=ボンバトゥス=フォン=ホーエンハイムという。
西方九国に七人のみ存在するとされる魔法使いの一人。
ヒラサカと同じく、本来存在しえないソロモン七十二柱、その七十四柱序列七十四番。
東方領地エンハイムを統治する子爵。

本来、ソロモンに連なる貴族達に子爵と男爵の位階は存在しない為、子爵とは、ソロモンにおいてもっとも低い地位であることを現す。

年齢は、実に二千歳に迫るほど生きているらしい。
ヒラサカの古い知己でもあり、パラケルススはヒラサカのことを、ソロモンに連なる以前の呼び名で〝血の君主殿〟あるいは、気取らずに〝ヒラサカ殿〟と呼ぶ。
ヒラサカも彼のことは、パラケルススと人々から呼ばれる以前の名を親しみを込め〝テオ〟と呼ぶ。

パラケルススとは、かつて存在した最高の名医ケルススすら凌ぐ、という意味を持ち、彼は錬金術師であると同時に医師でもあるのだ。

彼はかつて、師の下で錬金術を磨き、それを修めた。
しかし、彼の師は、その奥義を彼に伝承することなく、その秘伝を記した『翠玉の碑文』(エメラルド・タブレット)と〝下のモノは上のモノの如く、上のモノは下のモノの如し〟という謎の言葉のみを残して姿を消した。

その後、彼の師である人類最古の魔法使い、そして錬金魔法師でもあった【倍至の聖賢】(ばいしのせいけん)ヘルメス=トリス=メギストスの残した碑文の解読と、謎の言葉の秘密を探る。例えるならば、究極の錬金術を求める道へと旅立つこととなる。

その旅路には、ヘルメスの数百年来の友人であり、パラケルスス自らにとっても、捨てられた赤子であった自身をヘルメスと共に拾い育て、幼い日々より見守ってくれていた人外の者、ヒラサカを共とする旅となった。
旅の始まりは、パラケルスス、三十二歳のことである。

その後、師の言葉の心裡を理解し、そして、碑文の真理を手に入れた彼は、賢者の石を創り出すに至り、その効果によりエリクシルの生成に成功、それを服用することで、不老不死の肉体を手に入れている。
そして、旧世界の終焉をヒラサカと共に目撃することとなった。

見た目の年齢は、エリクシルの生成に成功した当時の年齢、六十代で固定されている為に、見た目にはヒラサカよりも年長に見える。

彼がヒラサカに対して、ややかしこまる態度をとるのは、自分の親同然かそれ以上に尊敬の念を懐いている為だろう。
彼は、自身を導いてきた人外のヴァンパイアのことを、自らの師の次に尊敬しているのだ。

旅を終えた後は、それぞれの道を歩みつつあったのだが、新神暦を向かえて百年が過ぎようという頃、七人の魔法使いに名を連ね、彼がパラケルススと人々から呼ばれるようになった丁度その頃であった。
大公爵と共に、ヒラサカがパラケルススのもとを訪れ、彼をソロモンの末席に加えたのである。
理由は諸説あるが、大公爵の性格故の出来事であったのだろう。

人間が貴族の列に加わるなど、驚天動地の大事件であり、神々には凶事として、人々には吉事として、それは瞬く間に西方九国に広がった。

その後、彼には子爵の位階とエンハイム領が与えられ、領地に彼自身の設計で築いた研究所を有する城こそが、ホーエンシュヴァンガウ城である。
別名〝足つきシュヴァンガウ〟とも呼ばれる、東西南北あらゆる方向に回転し、特殊な砲門を有する城である。
その要害堅固な様から【周延】(しゅうえん)の城砦都市の名を冠する。
周延とは、即ち人間達のことを現し、この都市は、神々が不満ならがも人間のみの土地であると唯一認める場所なのだ。
更に、彼の政治手腕も大したもので、この三百余年は、もっとも人間が住み良い土地はエンハイム領であるといわれている。

その後、彼の研究では、数々の化学薬品や火薬といったものから、蒸気機関に関わるものまで、ありとあらゆる技術の産物を発見、開発してきた。
今日における技術発展の立役者とも言える。

しかし、政治や研究の為に返って領地を離れることが出来なくなってからは、ヒラサカとも会うことが少なくなり、疎遠になってもいる。
それでも、百年に一度は二人でささやかな誕生会を開くほどの間柄だ。
百年という周期は決まったものではないが、両者はお互いに不死あるため、時間の感覚が人間とはやや異なる。

最近では、二十年前に娘が誕生したことを祝った誕生会と五年前のとある事件での頼みごとを聞いたとき、そして、同じく五年前に娘をダエモヌム領へと預けたときが、もっとも近頃の再会であるらしい。

城に篭ってからは、師の残したもう一つの書物、ヘルメス文書の捜索に余念がないそうだが、最近ではそれ以上に、生来の親馬鹿ぶりを発揮し、娘のことが気になって気になって仕方が無いらしい。

時折、ヒラサカに電話をしたり、自らが創ったホムンクルスであるナオの眼を、文字通り盗んで、様子を覗いたりしているらしい。

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