懐疑派はこれは典型的な選択記憶だと言っている。 
断言法を何度も試み、結果がうまくいったときのことだけを覚えているにすぎないというのだ。 
これは私がこのような話を他人から聞いたらまず最初に思うことだろう。 
しかし、一日15回六ヶ月間書き続けてそんなにすぐ忘れることは出来ない。 
私もすぐに忘れることなどはなかった。 
とはいえ、この話は心がどう働くのかを伝えてくれる。 
断言法に関して一番の私の説明は、 
断言法を行うと、いくつかの普通の出来事が重なり、一見普通ではない結果を生み出すというものだ。 
いくつかの説を以下で説明しよう。他にもあるかもしれないが。 
Richard Wisemanという人の書いたThe Luck Factorという本がある。 
運がいいと感じている人たちを調べて、その人たちがESPとして説明されるような力を持っているのか検証した本だ。 
結果は、そのようなものはないとのことだった。 
しかし、幸運を期待している人は、機会に気づく能力が高いという結果が出た。 
楽観的な人の方が感じる力が強い。 
重要なのは、人々を幸運を期待するよう訓練すると、感じる力の方もそれに合わせて上昇したということだ。 
断言法の説明できない部分の一部は、機会を見つける能力を向上させるということと関連しているのではなかろうか。 
断言法を行うと、幸運な偶然が起こる。 
私のケースでは、信じられないような断言法の結果の中の半分は、重要なことに気がつくことに原因を求めることが出来る。 
最終更新:2009年07月24日 13:49