外伝前半ページ


概要

  • 無双武将の階級が150・180・210・250・300で発生する外伝シナリオの会話イベント。
    • 不自然な全角スペースの箇所は、作中の台詞における改行箇所に当たる。


真田幸村

三方ヶ原の戦い-外伝

  • 高坂昌信:幸村、三方ヶ原を迂回し 敵の背後に回るのです
  • 真田幸村:敵の退路を断つのですね 心得ました!
  • 高坂昌信:退路は、敵の急所 おそらく、天下無双の士・本多忠勝が 居るでしょう
  • 真田幸村:あの本多忠勝が 塞いでいるのか……
  • 高坂昌信:しかし、あなたの槍ならば届く ……そう、私は信じておりますよ
  • 高坂昌信:勝ってお館様の王道を、 天下に示しましょう
  • 真田幸村:はい!

上田城の戦い-外伝

  • 真田幸村:父上……? なんだか楽しそうですね
  • 真田昌幸:真田の軍略を、思う存分に 発揮できると思ってな
  • 真田幸村:城内の弓の伏兵、城下への 火計による退路の遮断……
  • 真田幸村:いずれも、お見事としか 言いようがありません
  • 真田昌幸:真田の戦は機略縦横…… 徳川家康、何する者ぞ
  • 真田昌幸:幸村、手はず通りに 攻め進めよ
  • 真田幸村:はい、父上!

忍城攻め-外伝

  • 猿飛佐助:幸村様ー!
  • 真田幸村:佐助、戻ったのか 他の二人は、どうしたのだ?
  • 猿飛佐助:くのいちの姉ちゃんと才蔵は まだ忍城の偵察中だよ
  • 真田幸村:敵の真っ只中か ……そなたたちには、本当に 感謝している
  • 真田幸村:しかし、あまり無理をするな そなたたちは大切な仲間 誰一人として傷ついてほしくない
  • 猿飛佐助:その言葉、くのいちの姉ちゃんに 直接言ってあげてよ すっごく喜ぶからさ!
  • 真田幸村:うん?どうしてだ?
  • 猿飛佐助:……幸村様、武芸はすっごいのに、 こっちの話になると、 ほんっとうに鈍感だよね……

沼田城の戦い-外伝

  • 真田信之:幸村…… 私たちは戦うしかないのだな
  • 真田幸村:はい、兄上
  • 真田幸村:我らと兄上は信念を違えた…… この戦は定めなのです
  • 真田信之:……しかし、どちらが勝っても真田は 続く、か
  • 真田幸村:兄上……?
  • 真田信之:気にするな、幸村 ただのひとり言だよ……
  • 真田信之:さあ、遠慮せずに来なさい 世に真田の戦を刻もう
  • 真田幸村:はい! 正々堂々の勝負です、兄上!

大坂の陣-外伝

  • 真田幸村:智仁勇を兼ね備えた木村殿と 最後の戦を迎えられるとは、心強い
  • 木村重成;私もです
  • 木村重成:日の本一の兵と呼ばれる真田殿と、 最期を共にすることができ、 嬉しい限りです
  • 真田幸村:この戦、勝つには千軍万馬を越え、 家康の首を獲るしかない……
  • 真田幸村:さあ、重成殿、共に参りましょう!
  • 木村重成:ええ!
  • 真田幸村:……義姉上 これでお別れです……
  • 真田幸村:もはや退路は無用 ただ突き進むのみ!
  • 真田幸村:我こそは真田幸村! 死にたくなくば、道をあけよ!!

前田慶次

姉川の戦い-外伝

  • 朝倉義景:すまぬな 少しばかり遅うなった
  • 前田慶次:遅れて来て、うまいとこ持って こうってんじゃあ 呆れるねえ
  • 朝倉義景:ふん、黙っておれ 貴様のごとき端武者に 討たれては
  • 朝倉義景:そうそうたる朝倉家先祖に 申し訳が立たぬわ
  • 前田慶次:端武者かどうか ひとつ手合わせ願おうかあ!
  • 前田慶次:前田慶次の大傾奇 とくとご覧あれ!

賤ヶ岳の戦い-外伝

  • 茶々:お父様……お母様……
  • 前田慶次:あんた、復讐するつもりか? 天下の秀吉に喧嘩を売るなら 俺も混ぜてくれねえかい?
  • 茶々:……母上はよく、私におっしゃって くださいました
  • 茶々:どのようなことがあっても、哀しみに 押しつぶされず、優しい心を 忘れないで、と
  • 茶々:哀しくても、辛くても、憎くても ……私は優しい心を捨てたりは しません
  • 前田慶次:へえ……
  • 茶々:あなたの期待に応えられず 申し訳ありません……
  • 前田慶次:いいや期待以上だ 随分と肝の据わった娘さんだなあ いつか、手合せ願いたいねえ

忍城攻め-外伝

  • 前田慶次:天下を向こうに回しての大ゲンカとは、 忍城の大将は傾いてるねえ
  • 大谷吉継:否
  • 前田慶次:ほう
  • 大谷吉継:忍城の士気、昇竜の如し 大将長親、百戦百勝の雰囲気を感ず
  • 前田慶次:吉継にそこまで言わせるたあ ますます大将の顔が見たくなった!
  • 前田慶次:一番槍は、この前田慶次に 任せてもあろうかあ!

三成救出戦-外伝

  • 前田まつ:アンタ……アタシより先に 逝っちまうなんて
  • 前田慶次:姉御、泣いてんのかい?
  • 前田まつ:な……なめんなよ! アタシが前田ン中を守ってたンだ!
  • 前田まつ:泣いてなんか、いられるかよ!
  • 前田まつ:オマエは、家の心配なんかすンな! 天下のど真ん中で傾いてろってンだ!
  • 前田慶次:さすがだねえ、姉御!
  • 前田慶次:……叔父御はもう俺を 追っかけてきちゃくれねえが
  • 前田慶次:叔父御が支えた天下 最後まで付き合ってやるぜ

長谷堂の戦い-外伝

  • 前田慶次:伊達上杉の大ゲンカ 邪魔はしないでもらおうか!
  • 伊達成実:お前も邪魔だ、戦さ人!
  • 前田慶次:ほう あんた、やるねえ
  • 伊達成実:武の成実とは、俺のことよっ!
  • 伊達成実:政宗の道は俺が開く! 喧嘩上等!かかってきなっ!!
  • 前田慶次:あんた男だねえ 気に入った!
  • 前田慶次:それじゃあ、最後の大傾奇 始めようかあ!

織田信長

桶狭間の戦い-外伝

  • 今川氏真:今川が……父上が…… 負けるとは……
  • 織田信長:人の世は目に映るものだけでは決め られぬ
  • 今川氏真:……それは運、ということですか ならば、信長公に天運が味方し、父上は 死んだのか!
  • 織田信長:ククク……天が信長を生かした 時は信長に進めと望んでおる
  • 織田信長:旧き時代にすがるは無価値 留まるならば、その生、信長が屠ろう
  • 今川氏真:世迷いごとを…… しかし、私には抗う術はありませぬ……

金ヶ崎撤退戦-外伝

  • 織田信長:長政を討つのを望んだのは信長 うぬらはこの信長を恨むか
  • 茶々:母上はいつも申しております 憎しみ、悲しみを乗り越えて 生きなさいと
  • お初:憎む心に支配されてはいけないので すぅ。お父様が亡くなったのは悲しい ですが……
  • お江:悲しんでても帰ってこないもの だから、アタシたちは前を向いて生き ていくの!!
  • お江:それとも…… おじいちゃんは恨んでほしいの?
  • 織田信長:ククク……是非もなし

長篠の戦い-外伝

  • 織田信長:旧き時代は今、消えゆく 時に残されし、武田は死んだ
  • 武田勝頼:まだ武田は死んでいない 我が居る! 我こそ、武田信玄の血を継ぎし者!
  • 武田勝頼:武田の王道敷くのは我よ!!
  • 武田勝頼:次は負けぬぞ、信長よ! この勝頼が生き続ける限り、 貴様の天下は訪れぬ!!
  • 織田信長:旧き時代に囚われし亡霊よ…… うぬの存在こそ、無価値なり
  • 織田信長:その微かな生すら踏みにじり、信長は 時を進めよう、ぞ

木津川口の戦い-外伝

  • ナレーション:西国の反信長勢力を一掃する戦が 勃発する
  • 小早川隆景:輝元!へたりこんではなりません!
  • 毛利輝元:あ、あぁ…… まさに魔王のような戦ぶり…… 味方が次々と斬り捨てられていく……
  • 小早川隆景:目を逸らさず、この胸に刻みつけな さい!魔王の戦いを……!
  • 毛利輝元:嫌です……怖い……
  • 織田信長:目を閉じ、耳を塞ぐか ならば、うぬはそこに横たわる骸と 同じ
  • 織田信長:生者も死者も踏み越え、進めぬ者は 無価値……この場で朽ちよ
  • 毛利輝元:死ぬのは嫌です! 僕は生きます…… 負けても生きるのです……!!
  • 織田信長:生を欲し、前へと進む、か ククク……是非も無し

本能寺の変-外伝

  • 織田信忠:父上、お迎えにあがりました
  • 織田信長:信忠……
  • 織田信忠:父上のそのような呆けた顔を見られ るなど貴重でございますね
  • 濃姫:ここは……?
  • 森蘭丸:信長様!ご無事だったのですね
  • 織田信長:お濃に、お蘭……
  • 濃姫:ここが……地獄なのかしら?
  • 織田信長:で、あるか
  • 織田信長:ククク……フハハハハッ!! 未だ、天は信長に立ち止まることを 許さぬ、か

明智光秀

長篠の戦い-外伝

  • 明智光秀:此度の戦、鉄砲隊の運用が明暗を分 けます
  • 明智光秀:滝川殿の采配に期待しておりますよ
  • 滝川一益:これは痛み入る。とはいえ貴殿も 飛ぶ鳥を打ち落とすほどの鉄砲の 名手と聞いておる
  • 滝川一益:ぜひその手腕をご披露いただきた いものだ
  • 明智光秀:いえいえ……鉄砲の真価は統率の とれた射手による一斉射撃です
  • 明智光秀:一人の射手が戦を左右することは ございません
  • 滝川一益:なるほど。いかにも道理 鉄砲奉行を加増して、射手の士気を今 一度高めておこう

木津川口の戦い-外伝

  • 明智光秀:……小早川隆景! 敵方の将が、なぜこのような ところに……
  • 小早川隆景:おおかみの顔を見ておこうかと 思いまして
  • 明智光秀:……おおかみ?
  • 小早川隆景:ええ……あなたは以前 父・毛利元就に仕官を求めたこ とがありましたね?
  • 小早川隆景:そのとき、あなたに抱いた印象を 父が話したことがあったのです
  • 小早川隆景:「まるでおおかみのような男だ 敵にすると恐ろしいが、味方に しても手を噛まれるだろう」
  • 明智光秀:……
  • 小早川隆景:あなたは才能があり、物事が 見えすぎる上に、心が過敏です
  • 小早川隆景:今の状況に、並々ならぬ不満と 疑問を抱いている
  • 明智光秀:それは……
  • 小早川隆景:その有能さと繊細さが、いつか あなた自身を破滅に追い込む でしょう
  • 小早川隆景:ゆめゆめ、ご注意ください それでは、失礼いたします

本能寺の変-外伝

  • 明智光秀:信忠様、ご覚悟を
  • 織田信忠:光秀殿……上に立つ者は、常に 孤独と立ち向かい、非情であら ねばなりませぬ
  • 明智光秀:な、なにを……
  • 織田信忠:父上はご存じだったのでしょう あなたの野心を。そして あなたにその力量があることも
  • 織田信忠:しかし、父上はあなたの優しさを案じ た。あなたは孤独を選べない そして、非情になりきれない
  • 織田信忠:だから、同じところに上がって来い と、苛烈に接していらしたのです……
  • 織田信忠:あなたの描く世、私はよいと思います 正しきと思う道を進んでください
  • 織田信忠:さあ、光秀殿、私を斬るのです…… そして、覚悟を決めなさい! 迷わず、己の世を掴むのです!
  • 明智光秀:……信忠様…… ……信忠様ッ……!
  • 明智光秀:……御免つかまつる!!

山崎の戦い-外伝

  • 明智光秀:これは……菜々殿 元親殿とご一緒だったのですか
  • 菜々姫:ええ、あの人に死相が出てたんでね
  • 明智光秀:し、死相……ですか? それはいけない!
  • 明智光秀:今すぐに元親殿には、土佐にお帰りい ただいて……
  • 菜々姫:人一人の死を回避するために、 戦の采配を変えるの? あんたの覚悟ってそんなもの?
  • 菜々姫:壮絶に甘いね
  • 明智光秀:……ですが、私にとって元親殿は 唯一無二の友!
  • 明智光秀:今失っては、これから先に為すべき ことも為せなくなります!
  • 菜々姫:友の命は、ほかの人よりも重いの? 先陣を切る、足軽一人よりも?
  • 菜々姫:あんたの目指す未来では、命の重さ は違うのか?
  • 明智光秀:命の……重さ……
  • 菜々姫:あの人は、あんたに賭けてるんだ わたしは、あの人が賭けてるあんたの 優しい未来を信じてる
  • 菜々姫:……優しいと、甘いは違うのよ

関ヶ原の戦い-外伝

  • ナレーション:忠興は天海と名乗る男と対峙し 己の目を疑った
  • 細川忠興:義父上……? 義父上なのですか!?
  • 明智光秀:目に映るものが何なのか…… 判断するのは自分自身です
  • 明智光秀:あなたが私の義父だというなら それが真実 そうでないなら、それもまた真実
  • 細川忠興:私は……私はそなたを義父だとは 思わぬ
  • 細川忠興:義父ならば、ここで切り捨てる!! 私の愛する妻を、あれほど泣か せた、そなたを!!
  • 明智光秀:忠興殿……
  • 細川忠興:……その命、正しきにお使いください 我らの、愛する笑顔のために
  • 明智光秀:……ガラシャ、わが娘よ……

上杉謙信

関東出兵-外伝

  • 上杉謙信:我、勝てり……全軍、撤収せよ!
  • 上杉景勝:……!? 父上……城……
  • 綾御前:うろたえ者 私利私欲で動く我らだと思いましたか?
  • 綾御前:目的は果たしました これが謙信の流儀です
  • 綾御前:景勝、厳しき義と優しき愛をその身に 刻みなさい
  • 上杉景勝:……御意

川中島の戦い-外伝

  • 上杉謙信:……全軍、妻女山を降りよ!
  • 宇佐美定満:この真夜中にですと!? ……もしや、武田の夜襲!
  • 鬼小島弥太郎:武田とついに相撲できんのか! オラ、楽しみだぞ!
  • 柿崎景家:先鋒は、この景家にお任せを
  • 上杉謙信:この程度の策で、我を倒せると思う たか、宿敵!

駿河侵攻-外伝

  • 上杉謙信:汝が、獅子の子か
  • 上杉謙信:……汝はこれより、「景虎」と名乗れ
  • 上杉景虎:景虎……? そりゃあんたが、昔付けてた名前じゃ ねえか
  • 上杉景虎:いいのかよ? あんたにゃ、景勝がいるだろ?
  • 上杉謙信:闘争は愉悦 闘争は美酒
  • 上杉謙信:汝らの闘争、天も照覧せん
  • 上杉景虎:……切磋琢磨しろってことか? ま、ありがたく頂戴しておいてやるよ

手取川の戦い-外伝

  • 上杉謙信:いたずらに命を散らす…… 織田との戦、これは闘争にあらず!
  • 上杉景虎:確かに……ひでぇもんだぜ
  • 上杉景勝:……うむ
  • 綾御前:謙信、魔王をこのままにしておいては、 なりません さらなる犠牲を払うでしょう
  • 綾御前:愛の刃で織田を破り、戦場に正しきを 示すのです
  • 上杉謙信:あい、姉上も景勝も景虎も、 魔王の手より守り抜きます
  • 上杉謙信:全軍、一時帰還の上、 上洛に備えよ!
  • 上杉謙信:……毘沙門天よ 最後の戦、照覧あれ

賤ヶ岳決戦-外伝

  • 上杉景勝:……龍
  • 上杉景虎:ああ…… この大軍の中を駆け抜けるとは、 義父上はまさに龍だぜ
  • 上杉謙信:魔を屠り、この闘争を締めくくらん
  • 織田信長:魔王亡き世に……何を望む?
  • 上杉謙信:我、闘争にて正しきを行い、 間違いを正すのみ
  • 上杉謙信:果てに生まれるものあれど、 望むものなし
  • 上杉謙信:いざ邪を祓い、この戦より正しきを 見出さん!

お市

桶狭間の戦い-外伝

  • お市:お兄様は苛烈に進まれている…… 立ちはだかる強大な敵さえも 打ち砕き、前へ前へと……
  • お市:人の生すら踏み越えて……
  • 今川氏真:優しき魔王の妹御 今川のため、憂いてくれるのですか
  • 今川氏真:私はこれで良いと思っているのです 私と父の魂は乱世より開放された
  • 今川氏真:これからは我が夢のため、生きて いきたいと思います
  • お市:あなたの夢とは……?
  • 今川氏真:私は争いを好みませぬ。日本を周り、 雅なる芸事を極め、分け隔てなく誰と でも蹴鞠れたら良いと思っております
  • 今川氏真:いつか争いが無くなった時…… 共に蹴鞠ってはくれませぬか?
  • お市:ふふ……はい、ぜひ

稲葉山城の戦い-外伝

  • お市:あなた方にご迷惑は掛けません だから、長政様のお側に……
  • 磯野員昌:おう、別にいいけどよ……
  • 磯野員昌:はあー……魔王の妹っていうから どんなおっかねえ女かと思いきや、 華みてえなお人よしだしよぉ
  • 磯野員昌:信長の奥さんの方がよっぽど おっかねえ……
  • 濃姫:あら、呼んだかしら?
  • 磯野員昌:げっ……!
  • お市:お義姉さま、来ていたのですね……
  • 濃姫:あの人が私の生家を滅ぼす戦い、 見逃す訳にはいかないでしょ?
  • 磯野員昌:さすが、魔王の奥さんだぜ
  • 濃姫:ねえ、そこのあなた 精一杯、長政を守りなさいよ
  • 磯野員昌:んなこと、言われなくても 分かって……
  • 濃姫:可愛い市を未亡人にさせたら、 私が許さないわよ?
  • 磯野員昌:お、おう……

姉川の戦い-外伝

  • 朝倉義景:長政殿は義兄よりも、我ら朝倉との 古きからの同盟を大事としてくれた のだな
  • お市:……長政様は朝倉を助けられるのは 自分しかいないとおっしゃっていま した
  • 朝倉義景:お市殿は良いのか? そなたは織田信長の妹
  • 朝倉義景:本当にあの魔王と対峙する覚悟は…… 自分の兄をも手をかける覚悟はおあ りなのか?
  • 朝倉義景:我らはそなたの兄を斬るつもりだ 講和など、温い終わらせ方をする つもりはない
  • お市:……私は……
  • 朝倉義景:すまぬ、私の言葉は気にするな…… 此度の戦は我らが巻き込んだも同然
  • 朝倉義景:そなたに答えを求めるなど、可笑しな 話であるな

小谷城の戦い-外伝

  • ナレーション:お市は長政の希望により、織田へと 帰ることとなった
  • ナレーション:その道中、花咲き乱れる草原を 目の当たりにし、お市は足を止めた
  • 堀秀政:……お市様?
  • お市:朝倉義景様は…… 信長の妹である私に兄と敵対する 覚悟があるか、と問いました……
  • お市:私は例え、お兄様を……織田を敵に 回したとしても。浅井から離れる ことはできません
  • お市:あの方を支えれるのは私だけ
  • お市:長政様の理想を夢で終わらせたくな い!これは私の望みなのです……!
  • 堀秀政:……お市様は固い決意をお持ちの ようですね
  • 堀秀政:あなたが揺れる心のまま、長政殿の 元へ戻ると言うのならば
  • 堀秀政:無理にでも信長様の元へお連れしよ うかと思いましたが……私にはあな たを連れ戻す理由を見つけられません
  • 堀秀政:私はこれまどと同様、信長様を信じ、 信長様のために生きていく所存……
  • 堀秀政:どうか、お市様……あなたが 信じる道をお進みください
  • お市:ありがとう あなたもどうか、お元気で……

余呉湖畔決戦-外伝

  • お市:私がお相手します!
  • 武田勝頼:浅井の女よ。この絶望的な中でも 長政を信じるのか?今なら、助けて やってもいいのだぞ
  • お市:あなたに助けは請いません! この険しい試練も、私は長政様と 一緒に乗り越えてみせます!
  • 武田勝頼:フッ……武田、北条、上杉、毛利、 徳川、そして、織田に囲まれた状況に おいて、まだ希望を捨てぬか
  • 武田勝頼:可哀想な女よ 貴様らの運命は決まっている。我ら の前に屈し、身を滅ぼすのだ……
  • 佐々成政:おいおい、そのへんにしとけって んだよ
  • 武田勝頼:なんだと? 俺は敵に情けを掛けてやっている だけではないか
  • 佐々成政:女相手にグチグチグチグチ…… 気分悪くなんだろうが!!
  • 武田勝頼:……織田の犬が俺に意見するか 我が武田の騎馬隊に掛かれば、 貴様などすぐに……
  • 佐々成政:ハッ!お得意の騎馬隊かよ! てめえ自身の強さじゃねえだろうが! だっせえ野郎だぜ
  • 武田勝頼:……武器を取れ 貴様とはここで決着をつけねばな
  • 佐々成政:上等じゃねえか! かかってこいよ!
  • お市:……敵同士が手を結んでいるせいか、 統率が取れていないみたい
  • お市:私たちの……浅井の勝機はまだ 失われてなんかいない……!

阿国

小谷城の戦い-外伝

  • ナレーション:戦国乱世は極まり、将軍家の威信が 問われる大事件が起きようとしていた
  • ナレーション:阿国は乱世に刻まれる一塊の魂を 見届けるべく舞い降りた
  • 阿国:将軍様の魂の輝きが、最後の光を 生じようとしてはる
  • 阿国:それにしても将軍様、勇ましいわぁ
  • 足利義輝:松永、貴様の業、我太刀にて斬り さってくれよう
  • 松永久秀:多勢に無勢、それでも諦めぬと クククク、実に素晴らしい演者では ないですか
  • 足利義輝:黙れ!!さぁ!
  • ナレーション:次々と斬りかかる兵、しかし義輝は 畳に刺した無数の刀を手にすべてを 斬り伏せた
  • 松永久秀:これは……、ここまでの魂の咆哮、 この乱世でもそうはありません…… そうは思いませんか
  • 阿国:あら、覗いてるのに気づいてらしたんや 将軍様の魂、真っ赤で綺麗なこと
  • 足利義輝:我は、我が一閃は、我が将軍家は!! 決して乱世には屈せぬ!!
  • 松永久秀:義輝公、大変愉悦な大立ち回りでした しかしながら残念ですが、これにて 終幕でございます

木津川口の戦い-外伝

  • 松永久秀:おや、貴方はいつぞやの ほほう、よくぞこの舞台に
  • 阿国:久秀様は演者ですよって、今日ばか りはうちも観客になろかと思うて
  • 松永久秀:ククク、私は演者としては未熟者でしょう 脇役らしく、この舞台を降りますよ
  • 松永久秀:我が人生で最も可笑しき信長公 ……あの方がこの乱世をどう転がすが 愉しみだ……
  • 松永久秀:……さて。私はあの方の覇道に 花を添えるため、美しく散ってみせ ましょうか。フッ……フハハハハ!!
  • 阿国:やぁん、久秀様 この期に及んで悪そな顔してはりま すなぁ
  • 松永久秀:ククククク、愉快で堪りませんね!! 私は今、乱世に生きたのですよ!!

賤ヶ岳の戦い-外伝

  • 阿国:元春様、体調悪い聞きはりましたけ ど大丈夫どすえ? うちの舞で元気出してくれはります?
  • 吉川元春:阿国さん、わざわざ申し訳ねえ ちょっと最近体調が優れなくてな
  • 黒田官兵衛:卿は無理をしすぎなのではないか
  • 阿国:あら、官兵衛様もお見舞いやの 仲が良しおろすなぁ
  • 吉川元春:こんな顔して、案外心配性でお人好 しの面もあるからな。差し入れの 鮭料理まで持ってきやがった
  • 黒田官兵衛:卿がおらぬと、四国征伐の士気が 下がる ……寝てばかりはあの者だけでよい
  • 吉川元春:そういうことにしてやるか せっかくの差し入れだ、この鮭 食って元気出さないとな

関ヶ原の戦い-外伝

  • 井伊直政:島津義弘、この戦場から逃しはせん! 俺が引導を渡してやる
  • 島津義弘:小僧が鬼に挑むか
  • 阿国:二人の鬼さんが火花散らしてはる 見事な魂の輝きやなぁ
  • 井伊直政:俺は井伊の赤鬼! 鬼の相手として、不足はなかろう!
  • 井伊直政:この戦の大局が決まろうが、貴様のよ うな戦鬼の退却を許しては泰平の世 が安泰とならぬ!
  • 阿国:かいらし顔して苛烈な戦舞なこと 義弘様も押されてますよって
  • 島津義弘:なるほど、伊達に赤備えではない 相手に不足はなしか、まずは満足 島津が捨て肝にて、鬼が意地を通そうか
  • 井伊直政:攻めて攻めて攻め続けるべし! この命尽きようとも!! これぞ井伊家家訓!

大坂の陣-外伝

  • 阿国:茶々様、乱世の末に何を見はります?
  • 茶々:思えば、遠く旅をしてきたような 気がします
  • 茶々:哀しきことを世からなくす この想いで動かされてきました
  • 茶々:気づけば、意地のようになっていた かもしれません
  • 阿国:後悔してはりますの?
  • 茶々:いえ、決して。私はこの身に様々な 想いを刻みました。父上、母上、 秀吉様、三成様……他にもたくさん
  • 茶々:その想いすべてから逃げることなく、 私は私として乱世に向き合いました
  • 阿国:綺麗どすなぁ、哀しい藍色でも暖かい 藍色やわぁ。きっと茶々様の想いは 世に伝わりますえ

くのいち

利根川の戦い-外伝

  • くのいち:あれれ?どうしたの、佐助っち!
  • 猿飛佐助:くのいちの姉ちゃん! 幸村様が任務ご苦労さまだってさ
  • くのいち:え、幸村様が? そっか……
  • 猿飛佐助:嬉しそうな顔しちゃって…… 幸村様、お館様のところへ戻ったよ 姉ちゃんも追えば?
  • くのいち:うん!ありがとう、佐助っち! あたし、幸村様と一緒に行くね 護衛も必要だろうし!
  • 霧隠才蔵:幸村様に護衛など必要ない
  • 猿飛佐助:まあ、あれはくのいち姉ちゃんの 照れ隠しだからさ
  • 霧隠才蔵:忍びとして褒められたものではないな
  • 猿飛佐助:そう言うなって。くのいちの姉ちゃん もちゃんと分かってるよ。忍びと その主って立場をさ
  • 猿飛佐助:それでも苦しみながら、側を離れず 精一杯守ってんでしょ
  • 猿飛佐助:……幸村様の鈍感っぷりには さすがに姉ちゃんが可哀想に なってくるけどさ
  • 霧隠才蔵:しかし、忍びとしての領域を越える ようならば、俺は黙ってはいない
  • 霧隠才蔵:まして、幸村様に害をなそうものなら 仲間であろうと斬る
  • 猿飛佐助:はあ…… 才蔵の幸村様への忠義もさすがだよ ね。気持ち悪いくらいに

上田城の戦い-外伝

  • 真田信之:あなたたちのお陰で真田は難を 逃れることができました 礼を言わせてください
  • くのいち:わっ、やめてくださいよ、信之様! あたしは忍びとして、当然の働きを したまでです!
  • 真田信之:当の幸村はどうしたのですか?
  • くのいち:兼続様とお話をしているようです
  • 真田信之:ああ……救援に来てくれた方たち ですね
  • くのいち:ええ。兼続様たちとすっかり 意気投合しちゃってるみたいで
  • 真田信之:そうですか…… 兄として幸村に良き友が出来、 嬉しい限りですよ
  • くのいち:あたしもですよ 幸村様の周りに笑顔が広がっていく ようで嬉しいです
  • 真田信之:……あなたは幸村のことを よく見ているのですね
  • くのいち:え!?べ、別にそんな…… 忍びとして、普通です!
  • 真田信之:フフ、隠さずとも良いです これから、また大きく時代が 動きましょう
  • 真田信之:どうか、幸村の側にいてあげてくだ さいね。あなたがいれば、幸村の心も きっと明るくなりますよ

忍城攻め-外伝

  • 蒲生氏郷:どうしたのですか? 真田の忍びがわざわざ、私のところ へ……
  • くのいち:あの…… 忍城の人たちって……
  • 蒲生氏郷:ああ、そのことですか 心配することは何もありません
  • 蒲生氏郷:私が責任をもって、甲斐殿らの身柄 を預かることとなりました
  • くのいち:そうですか……
  • 蒲生氏郷:ふふ、安心した顔をして…… 忍びにも人の心があるのですね
  • くのいち:いえいえ!違いますって! ただ、氏郷様が大変そうだな、と 思って!
  • くのいち:だって、あの熊姫ですよ! 保護するのも一苦労ですよ! 食費だってかさむし、幅も取るし
  • 甲斐姫:誰が、食費もかさむし、幅も取る って!?
  • くのいち:わっ!でたっ!
  • 甲斐姫:……心配掛けたわね でも、大丈夫だから
  • くのいち:別に心配してないって あ、氏郷様がイケメンだからって 襲っちゃダメだからね
  • 甲斐姫:わ、わかってるわよ! まったく、あんたって素直じゃない んだから

三成救出戦-外伝

  • 池田輝政:娘。三成はどこだ
  • くのいち:残念ながら、それは答えらんないで すぜ、旦那
  • 池田輝政:隠し立てしても何も特はせぬぞ
  • くのいち:……幸村様が三成様を助けることを 望んでるから
  • くのいち:あたしはただ、幸村様の負担を減ら してあげたいだけ
  • 池田輝政:この先、幸村が進む道はさらに 険しくなるであろうな
  • くのいち:わかってる だから、あたしは幸村様の志を 全力で守るの
  • くのいち:……迷ってなんかいられないよ

大坂の陣-外伝

  • 猿飛佐助:くのいちの姉ちゃん 幸村様を止めないの?
  • くのいち:何言ってんの、佐助っち 止められる訳ないでしょ あたしは幸村様の忍びだよ
  • 霧隠才蔵:当り前だ 我らは幸村様の影 幸村様の意志に従うまで
  • くのいち:……でも、あたしは幸村様には生きて ほしい
  • 霧隠才蔵:お前……
  • くのいち:だから! 全力で守る!何があろうと守る!
  • くのいち:この命かけて、幸村様の行く道を 繋げてみせる 忍びとして
  • 霧隠才蔵:忍びとして守る ……それについては同意だな
  • 猿飛佐助:うんうん! 主を死なせる訳にはいかないよね
  • くのいち:行くよ、佐助っち、才蔵っち! 今こそ、最強の真田忍軍の出番だよ!

雑賀孫市

上田城の戦い-外伝

  • 雑賀孫市:美しい貴女に戦場は似合わない 武器を捨てて、俺と一緒に来ないか?
  • 稲姫:不埒な! あなたはそれでも、乱世に生きる もののふですか!?
  • 稲姫:本多忠勝の子として、あなたを討ち、 最後まで戦場に立ち続けます!
  • 雑賀孫市:つれないな じゃあ、俺が貴女から邪魔な武器を 取り上げてしまおうか
  • 真田信之:そのような真似、私が許しませんよ
  • 雑賀孫市:ん?お前は幸村の……
  • 稲姫:なんなのですか、あなた方は! 私をからかって……!
  • 真田信之:からかっているつもりはありません 私は本気です
  • 稲姫:あ、あなたは徳川の敵のはず……!
  • 真田信之:敵なのですが…… 戦場に咲く可憐な花を守りたいと 思い、つい足が動いていたのですよ
  • 稲姫:な……可憐な花なんて…… そんな……不埒な……
  • 雑賀孫市:赤くなっちまって 反応が俺の時とはえらい違いだぜ

葛西大崎一揆-外伝

  • 愛姫:何ですか、あなたは? いきなり現れて意味不明な言葉 ばかり並べて……
  • 雑賀孫市:貴女のような華奢な女性が戦場に 向かうなんて、胸が痛むぜ
  • 愛姫:不可解な発言はお止めください 理解に苦しみます
  • 雑賀孫市:俺は雑賀の頭領 戦場で狙った獲物は逃さない もちろん、貴女の心も……
  • 伊達政宗:拒否じゃ、拒否! 貴様なぞ、拒否じゃあ!
  • 雑賀孫市:おっと……政宗 邪魔すんなって
  • 伊達政宗:お前という奴は…… 愛はわしの妻じゃ!
  • 雑賀孫市:貴女が政宗の奥さん……? そりゃあ、悪いことをしたぜ ダチの女と知らずに……
  • 雑賀孫市:だが、貴女が望むなら いつでも駆けつけるぜ
  • 愛姫:断固、拒否します
  • 雑賀孫市:手厳しい人だな だが、そこがいいぜ

三成救出戦-外伝

  • ガラシャ:孫!
  • 雑賀孫市:誰かと思えば、お前か ……と、後ろにいるのは?
  • ガラシャ:わらわの婿殿じゃ! 婿殿とも仲良くなってほしいのじゃ!
  • ガラシャ:婿殿は何を考えているか分からない 時もあるが、きっと孫も仲良くなれ るはずなのじゃ!
  • 細川忠興:ほう、貴様が孫か……
  • 雑賀孫市:おう。お前の奥さんにはいつも 世話になってんぜ
  • 細川忠興:世話……? そうか、互いに世話する仲であるか フ……フフフフフフ……
  • 雑賀孫市:ん?どうしたってんだ?
  • 細川忠興:孫よ……貴様の顔、覚えたぞ覚えた ぞ覚えたぞ覚えたぞ覚えたぞ覚えた ぞ覚えたぞ覚えたぞ覚えたぞ覚えたぞ
  • ガラシャ:婿殿も孫を気に入ったのだな! わらわは嬉しいぞ!
  • 雑賀孫市:いや、ちょっと待て。気に入られた風 には見えないんだが……

長谷堂の戦い-外伝

  • 義姫:あら、あなた…… 雑賀衆を束ねる、頭領の孫市ね
  • 雑賀孫市:おや?俺のことをご存じで? しかし、俺は貴女を知らないな
  • 雑賀孫市:こんなにも可憐な女性、一度会った ら忘れるはずないが……
  • 義姫:ぜひ、私と仲良くしていただけない かしらあ?
  • 雑賀孫市:もちろん。貴女のような女性 俺が放っておくわけないだろ?
  • 義姫:うふふ、嬉しいわあ これであの子のこと、もっと よく理解でき-る……
  • 義姫:愛しい愛しいわたしの子、政宗 あの子のこと、私はなんでも知りた いの。そう、なーんでも……
  • 雑賀孫市:おっと、この人が政宗の母親か 綺麗な花だが、お近づきになったら 俺の身が危なそうだな

大坂の陣-外伝

  • 雑賀孫市:そこの美しいお嬢さん どうして、こんなところに?
  • 木村重成:……私、のことですか?
  • 雑賀孫市:流れ弾に当たって、綺麗な肌を傷つ けたら大変だ。安全なとこまで 送ってやるぜ
  • 木村重成:……それではお願いしましょうか
  • 雑賀孫市:おう、任せとけよ どこまで送ってほしい?
  • 木村重成:では……地獄まで。一緒に
  • 雑賀孫市:お嬢さん、穏やかじゃないね 武器なんか持って…… 可愛さが台無しだぜ?
  • 木村重成:残念ながら、私は男ですよ ……それとも私を女性と思い、 斬られた方が幸せでしたか?
  • 雑賀孫市:都合よく誘いにのったと思ったら 男かよ。俺としたことが男を口説い ちまうとは
  • 雑賀孫市:俺を騙した罪は重いぜ? その命で償ってもらおうか

武田信玄

駿相の戦い-外伝

  • 北条氏康:その胡散臭い面を拝むのも最後か 辞世の句は用意してあるか?
  • 武田信玄:心遣い痛み入る おことの句を参考にするよ
  • 北条氏康:そろそろ、やるか
  • 武田信玄:ああ、いいよ
  • 上杉謙信:その闘争、謙信も馳走になろう
  • 武田信玄:龍まで出おるか。はっははは…… 信春、頼んだよ
  • 馬場信春:龍でも獅子でも、それがしに傷をつ けることなど不可能!
  • 馬場信春:それがしの武の肥やしにして くれるわ!

川中島の戦い-外伝

  • 山本勘助:啄木鳥作戦を見破られ、我が軍は 二分された状態……
  • 山本勘助:お館様、別働隊が戻って来るまで 私が支えてみせまする!
  • 武田信玄:すまんが、おことだけに無理はさせ んよ
  • 山本勘助:お館様、私ごときのために……!
  • 武田信玄:なあに 失敗の後始末、他人任せじゃかっこ 悪いよ
  • 山本勘助:ならば、この勘助! 命を賭した、最後の神算をお見せ つかまつる!

三増峠の戦い-外伝

  • 武田信玄:昌景。おことの奇襲のお陰で、勝利 をつかむことができたよ
  • 山県昌景:なんの お館様の軍略のお陰にございます
  • 武田信玄:ともあれ、これにて後顧の憂いは 絶った
  • 武田信玄:ならば天下に、ずいと王道を 敷くかね
  • 山県昌景:御意! わが赤備えも天下への道、お供いた しましょうぞ!

三方ヶ原の戦い-外伝

  • 高坂昌信:お館様。三河武士は脅威! 危のうございます
  • 高坂昌信:ここは一度引き上げ、体制を整える ことをお勧めいたします
  • 武田信玄:昌信は心配しすぎじゃのう
  • 高坂昌信:し、しかし! お館様の身に何かあれば……
  • 高坂昌信:……武田は、滅びましょう
  • 武田信玄:おことは、勘助から何を学んだ? 逃げてばかりでは、王道は成らんよ
  • 武田信玄:ほれ 勘助が、空から笑っておるぞ
  • 高坂昌信:ふふ、そうですね……ならば 勘助殿の分まで、この神算にてお館様の 王道を成してみせましょう!

長篠決戦-外伝

  • 武田信玄:昌豊。居るかのう
  • 内藤昌豊:はい、お館様。こちらに
  • 武田信玄:わしも……年くっちゃったのう
  • 内藤昌豊:いやいや!まだまだお若いですよ! 私なんかに比べたら、存在感が すごいです……
  • 武田信玄:ほっほっほっ、嬉しいのう
  • 武田信玄:…… 勝頼のこと、頼む
  • 内藤昌豊:!?……御意 お館様、ご安心を 命を賭けて、お守りいたします
  • 武田信玄:これで、心配は消えたかね…… さあ、みなのもの! そろそろ王道の仕上げじゃ!
  • 武田信玄:侵略すること火のごとく…… 王道を進めい!!

伊達政宗

上田城の戦い-外伝

  • 伊達政宗:くそっ……つまらぬ……!
  • 義姫:あらあら、癇癪かしらあ おいたはいけないわあ、政宗
  • 伊達政宗:ええい!子ども扱いするでない! わしは伊達家当主、伊達政宗よ!!
  • 義姫:うふふ、知ってるわあ 私のかわいいかわいい政宗、愛して るわ……
  • 伊達政宗:なにを言っても埒があかぬ! やめい!近づくでない!!
  • 義姫:ひどい子……輝宗様も、小次郎も、 私の愛するものをみんな奪っておいて
  • 伊達政宗:……!!
  • 義姫:私の愛がほしかったんでしょう? もう私が愛せるものはお前しかいな いもの。いくらでも愛してあげるわあ
  • 義姫:おお、よしよし。かわいそうな政宗 よしよし……
  • 伊達政宗:くっ……

小田原討伐-外伝

  • 伊達政宗:サルの天下になりおったか つまらぬ……
  • 伊達政宗:数に物を言わせ、圧倒する戦…… このようなもの、いつまで続くのだ
  • 伊達政宗:これでは一生を馬上に過ぎ、天下に 手が届くころには冥土にも手が届い てしまうわ!
  • 愛姫:ならば、なぜ立たぬのです
  • 伊達政宗:立たぬのではない!立っても無意味 だからよ!
  • 伊達政宗:すでに天下は決まった ここで動くは阿呆のすることよ!
  • 愛姫:そのような天下、わたくしは断固 拒否します
  • 伊達政宗:なに!?
  • 愛姫:よいですか、政宗様 天下の趨勢を決めるのは、サルでは ありません。 天下そのものです
  • 愛姫:民の顔に、健やかな、豊かな笑顔は 見えますか?
  • 伊達政宗:……
  • 愛姫:天下はいまだ決してはいません どうぞお心のままに、天に挑んでくだ さい
  • 愛姫:そう……飛竜のごとく

葛西大崎一揆-外伝

  • 伊達政宗:サルは貴様を直臣にと、望んでい るらしい 翻意はないのか?
  • 鬼庭綱元:おや、また歯に衣着せぬ物言いで
  • 鬼庭綱物:とはいえ、翻意はないのかと 聞かれると気分が良くないですね
  • 鬼庭綱元:では政宗様、これは何に見えますか?
  • 伊達政宗:碁石じゃろう
  • 鬼庭綱元:ではこれは?
  • 伊達政宗:ええい、馬鹿め!くどいわ! これは碁盤に決まっておろう!!
  • 鬼庭綱元:ええ、そうですね 政宗様にはそこにある真実が見えて いましょう
  • 鬼庭綱元:その目に映るものを信じてお進みな さい 私に言えるのは、それだけですよ

三成救出戦-外伝

  • 伊達政宗:まったく、なにゆえやつらは義、義 とやかましいのだ! 義馬鹿どもめ!
  • 伊達政宗:三成も兼続も、明晰な頭脳を持ちな がら意固地になりおって……!
  • 伊達政宗:柔軟に立ち振る舞えば、このような こと……
  • 片倉小十郎:フフフ……
  • 伊達政宗:……何を笑っている、小十郎
  • 片倉小十郎:いえ、圧倒的不利を承知で、義を果た しに来る政宗様も、義馬鹿でおられ ると思いまして
  • 伊達政宗:!? 馬鹿め!すべて計算の上でのことよ!
  • 片倉小十郎:フフ……仁に過ぐれば弱くなる 義に過ぐれば固くなる ほどほどがよいのですよ
  • 片倉小十郎:その均衡を見極め、おいさめするのが 我ら家臣の役目
  • 片倉小十郎:政宗様のお側は、つくづく飽きませ んね

長谷堂の戦い-外伝

  • 伊達政宗:終わった……
  • 伊達成実:ああ、終わったな……
  • 伊達成実:なーんて、ぜんぜん終わったっ て顔してねぇじゃねーかよ
  • 伊達政宗:フン、お前もだ
  • 伊達政宗:これからは天下の中身を作る戦じゃ お前もまだまだコキ使ってやるわ
  • 伊達成実:俺みたいな戦馬鹿が、天下の中で 役に立つのかね
  • 伊達政宗:馬鹿め!そんな輩がごろごろいる 誰も落後者にならぬ世を作らぬため お前の力が必要なのよ
  • 伊達成実:へっ…… そういうことならもう少し、力を貸 してやらぁ
  • 伊達政宗:いくぞ!成実! 本当の戦は、これからよ!!

濃姫

桶狭間の戦い-外伝

  • 今川氏真:あの絶望的な状況…… 信長殿は苛烈に戦い抜いた
  • 今川氏真:まさに、魔王の軍団 私は恐ろしくて仕方がなかった……
  • 濃姫:フフ、残念 あの人を滅ぼすのは今川では なかったのね
  • 今川氏真:……何を? 信長はあなたの夫…… 生きたことを喜ぶべきでは
  • 濃姫:喜んでいるわ、とても あの人がつまらない人間じゃなくて
  • 濃姫:こんなところで死ぬようなら 私がまずあの人の胸に この懐刀を突き刺しているわ
  • 今川氏真:やはり、魔王の妻 恐ろしい女性だ……
  • 濃姫:フフ、褒め言葉として受け取ってお くわね

稲葉山城の戦い-外伝

  • 豊臣秀長:濃姫殿……? 戦場に参られていたのですね
  • 濃姫:まさか、自分の家を滅ぼす戦いに 参加できるとはね
  • 豊臣秀長:愉しそう、でございますね
  • 濃姫:私も魔王の妻らしくなってきた ということかしら
  • 豊臣秀長:辛くはないのですか
  • 濃姫:辛い? そんな感情、微塵もないわ
  • 濃姫:私は和議のかたに嫁いだ女 その女の夫に滅ぼされるなんて お笑いね
  • 濃姫:あなたも遠慮しないで 斎藤家を根絶やしにしなさい
  • 濃姫:何も残す必要はない この地を地獄に変えて それが私の願いよ

金ヶ崎撤退戦が-外伝

  • 濃姫:やってくれるわね、長政も あの人に刃を向けるなんて お市は良い男に嫁いだのね
  • 磯野員昌:案外、嬉しそうだな 魔王の奥さんよぉ
  • 濃姫:……だって、あの人が攻められてい る姿を見られるなんて貴重ですもの 感謝してるわ、あなたたちには
  • 磯野員昌:……あんた、信長の味方だよな?
  • 濃姫:敵味方なんてないわ 私はあの人の女よ
  • 濃姫:どこまでも一緒 進むときも 堕ちるときも、ね
  • 磯野員昌:なるほどな なら、一緒に堕ちてもらおうか 地獄によ
  • 濃姫:フフ、期待してるわ

木津川口の戦い-外伝

  • 小早川隆景:どうしたのですか、輝元 そのように震えて
  • 毛利輝元:ああ、魔王の軍団とやらは恐ろしいです 今にも逃げ出したく……
  • 小早川隆景:それはいけませんね 毛利の人間がそのような弱腰 私の教育が間違っていたのでしょうか?
  • 毛利輝元:ひっ!叔父上! い、今のは違うのです! 逃げ出したくなる程怖いという……
  • 濃姫:地獄に堕ちれば恐怖も和らぐわよ
  • 毛利輝元:ひっ!あなたは魔王の…… じ、地獄になんていきたくないです!
  • 小早川隆景:ならば、戦うのです、輝元 自らの力で道を切り開きなさい
  • 毛利輝元:で、でも、ボクに魔王を退ける力 なんて……
  • 小早川隆景:仕方ありませんね この場は私に任せなさい
  • 小早川隆景:……帰ってからはあなたの再教育、 ですね
  • 毛利輝元:ひっ! ボク、この戦い頑張ります! か、覚悟です!魔王の女!
  • 濃姫:フフ、可愛いわね いたぶりがいがありそうだわ

本能寺の変-外伝

  • 谷忠澄:見つけましたよ 魔王の妻よ
  • 濃姫:そこを退いてくれるかしら
  • 谷忠澄:今さら、足掻いても無意味です あなたの魂は私がお救いします どうか、安らかに……
  • 濃姫:あなたじゃ、私を救えないわ…… 私はあの人の元に行かなくちゃ
  • 菜々姫:こんな状況で希望を抱いているのか? まだ助かると思っているのか?
  • 濃姫:希望?そんなものないわ 今も昔も暗い闇だけが私を支配 している……
  • 濃姫:でも、あの人が私に地獄を見せて くれると約束した……
  • 濃姫:私はあの人と一緒に 地獄へ逝くのよ
  • 菜々姫:あんたの愛……壮絶ね
  • 濃姫:早く、あの人の元へ…… 闇の先へ…… 地獄までお供するわ

服部半蔵

伊賀越え-外伝

  • 香宗我部親泰:徳川の影…… 厄介な敵ですね
  • 谷忠澄:ですが、影を表舞台に引きずり出す ことに成功したようです
  • 谷忠澄:我らの勝利も近いでしょう
  • 服部半蔵:影にさえぎる者なし 滅せ
  • 香宗我部親泰:滅せられるわけにはまいりません
  • 香宗我部親泰:光輝く者の裏に影がなければ、 それは虚
  • 香宗我部親泰:私の信じ愛する光が偽りとならぬよ う、影を失うわけにはいかぬのです
  • 服部半蔵:フ……同意

小牧長久手の戦い-外伝

  • 榊原康政:戦線膠着ですか サルの粘り腰なんて笑えませんねぇ めんどくさいったらありゃしない
  • 本多正信:ホッホッ こういうときこそ、影の出番じゃの
  • 服部半蔵:承知……
  • 酒井忠次:ほう! 立派に築き上げた土塁、まるで舞台 のようですなあ!
  • 酒井忠次:わしがあそこへ登り、太鼓を打ち鳴ら してきましょう!お疲れの皆さんも 元気が出ますぞ!
  • 榊原康政:……やれやれ 今から奇襲を試みようというときに、 にぎやかな
  • 本多正信:ホッホッ 出番でない者が来たの
  • 酒井忠次:やや!これは半蔵殿! このわしの太鼓と半蔵殿のお得意の笛 合奏と参りませぬか!
  • 酒井忠次:格好の舞台を、殿が用意してくれ ましたぞ!
  • 服部半蔵:……断る……

上田城の戦い-外伝

  • 猿飛佐助:うげー!やっぱり半蔵の兄貴だあ いやーな予感してたんだよなあ……
  • 服部半蔵:無駄口が多い…… 忍びなら忍びらしく忍べ……
  • 猿飛佐助:って言われてもねえ 挨拶くらいはちゃんとしよーよ 半蔵の兄貴、ご機嫌いかがっすか?
  • 服部半蔵:影に機嫌なし…… 滅せ……
  • 猿飛佐助:ねーねー そんなに肩肘張って仕事してたら 疲れない?
  • 服部半蔵:貴様は肩肘張らなすぎだ……
  • 猿飛佐助:えー?俺、仕事は真面目だよ? やり方って人それぞれじゃん?
  • 服部半蔵:ならば真面目なところを示せ…… この間合いで影を捉えられぬとは、 片腹痛い……
  • 猿飛佐助:カッチーン! そんなに俺の本気見たいの-? じゃ、今日は特別だよ!
  • 服部半蔵:フ…… 挑発に乗りやすい小ザルめ まだまだよ……

小田原討伐-外伝

  • 服部半蔵:何奴……
    • 百地三太夫:フフフ 相変わらず美しい身のこなし さすがは私の最高傑作
  • 服部半蔵:師よ…… 何用か
  • 百地三太夫:君が不純なものをその身に入れよう としているように思えてね 様子を見に来たのだよ
  • 百地三太夫:薄汚く愚かな生物と馴れ合い、情に ほだされ、人間に成り下がっていく 君など、私は見たくはない
  • 服部半蔵:何が言いたい……
  • 百地三太夫:よいかね。影は所詮影 人に飼われることなく、ただ忠にの み飼われる、無情な人形に過ぎない
  • 百地三太夫:暖かい光など望んではいけない 雪は冷たい風に晒されているときが 一番美しい
  • 百地三太夫:春が近づけば、醜く泥に穢れるだけ
  • 服部半蔵:影は影…… それ以上を望んだことはない……
  • 服部半蔵:師よ。この返答で満足か
  • 百地三太夫:フフ 満足だよ。上辺はね

大坂の陣-外伝

  • 服部半蔵:秀忠様……お怪我は
  • 徳川秀忠:ちょ、ちょ、ちょ 超怖かったぞーーーー!
  • 徳川秀忠:何なんだよ真田とか忍びとか! みんな寄って集まって必死すぎ!
  • 徳川秀忠:なんであいつら必死に死のうとして んの!?馬鹿じゃないの!? 生きるために戦うんじゃないのか!?
  • 服部半蔵:もののふのしあわせとは 「死合わせ」……死ぬべき場所で 恥じぬ生き様を知らしめた
  • 服部半蔵:死ぬための戦…… かようなものもある……
  • 徳川秀忠:なんだよそれ!わけわかんねーよ! 半蔵もそんな風に思って戦ってたの!?
  • 服部半蔵:……影に生も死もなし…… ただ忠に殉ずるのみ
  • 徳川秀忠:やだよ! 半蔵が死ぬなんてヤダヤダヤダーーー!
  • 徳川秀忠:半蔵が生きててよかっ、よかった よおおおおおお!!
  • 服部半蔵:フ……師よ、拙者は忍び失格 だが、かような乱世の終幕も よいか……

森蘭丸

姉川の戦い-外伝

  • 森蘭丸:父上、行かれるのですか
    • 森可成:あぁ、どうしたんだい 珍しいじゃないか、見送りなんて
  • 森蘭丸:嫌な、予感がしたのです 父上が……
  • 森可成:おっと、それ以上言ってはならない
  • 森可成:嫌な予感がしたのなら、自らの力で その不安を切り崩さないと
  • 森蘭丸:……はい!! 父上のような強き武士になるべく、 蘭も頑張ります
  • 森可成:いい子だ 信長様を支えるためにも 強くなるのだよ
  • 森蘭丸:信長様は支えを必要としてるよう には見えぬのですが……
  • 森可成:それは、まだ信長様を ちゃんと見れていないからだよ
  • 森蘭丸:きっといつか、 お前にも分かる日が来るさ

長篠の戦い-外伝

  • 森長可:お蘭ぁぁん!!! 武田の輩に鉛の玉を浴びせて やろうじゃねぇすかぁ!!
  • 森蘭丸:兄上、ちょ、ちょっと 落ち着いてください
  • 森蘭丸:まだ戦の準備中ですよ 今狙おうとしていたのは味方ではない ですか
  • 池田せん:お蘭!!! こっちはもう準備できてんだよ!
  • 池田せん:早く獲物を出せってんだ 蜂の巣にしてやるぜぇ
  • 森蘭丸:義姉上も、落ち着いてください!!
  • 池田せん:チッ、うるせぇな わかったよ、じゃあお蘭!! 試し撃ちさせやがれ
  • 森蘭丸:何故そうなるのですか!! 駄目に決まっています!!
  • 森長可:そうだぁぁ!! お前で勘弁してやろぉぉ!!
  • 森蘭丸:兄上もですか ……これ以上暴れると ……兄上でも許しません
  • 森長可:うぉぉ!!冗談じゃねえかああぁ すまんかったあぁ1ャ・¥ケヌ{ト7@1オゥ

木津川口の戦い-外伝

  • 九鬼嘉隆:ひゅう、いい波が来てると思ったら、 べっぴんさんがいるじゃねぇか
  • 雑賀孫市:ああ、全く同感だ 一旦休戦としようか
  • 九鬼嘉隆:そこのお嬢さん よかったら波打ち際でのんびりしな いか?
  • 雑賀孫市:いや、俺の方がいいだろ? 洒落た茶屋にでも行こうぜ
  • 森蘭丸:……もしかして、もしかしてですが、 蘭に言っているのですか?
  • 雑賀孫市:他にいないだろう さぁ、こんな戦場にいると危険だぜ
  • 九鬼嘉隆:本当に危険なのは俺かもしれないけ どな。フッ、火傷するなよ
  • 森蘭丸:そうですね、火傷ではもうすまない でしょう
  • 森蘭丸:今すぐ斬り捨てます 蘭、今こそ修羅となります

手取川の戦い-外伝

  • 上杉景勝:……貴様 ……間者か……
  • 森蘭丸:気づかれた際にはもうこの命はない ものかと思いましたが
  • 森蘭丸:このように手厚く歓迎され、感謝と 驚きで言葉もありません
  • 上杉景虎:まあ、義父上は戦馬鹿だなんだと言わ れてるが、無駄に血を流すことは好ま ねぇ
  • 森蘭丸:軍神という通り名で想像していたも のとは、幾分違うのですね
  • 上杉景勝:……上杉が戦 ……義の戦……
  • 上杉景虎:ああ、上杉家は決して、己のためや 愉悦のために戦はしねぇよ
  • 上杉景虎:帰って、うつけ殿に 軍神の爪の垢でも飲ませやがれ

本能寺の変-外伝

  • ガラシャ:蘭!!助けに参ったのじゃ
  • ガラシャ:ダチの危機には必ず駆けつける それがダチの約束なのじゃ!
  • 森蘭丸:ダチの……約束…… ただ、それだけのために……?
  • 細川忠興:あれが蘭とやらか 可愛い顔して私の妻をたぶらかし おって……
  • ガラシャ:お守りをあげるのじゃ わらわに代わり、蘭を守るのじゃ!
  • 細川忠興:!?今、手渡した髪飾りは私が買って 贈ったものではないか!! 私は!!私はぁぁぁぁ!!
  • 森蘭丸:あなたは蘭が守ります ……ダチの約束ですから
  • 細川忠興:覚えたぞ覚えたぞ覚えたぞ 覚えたぞ覚えたぞ覚えたぞ 覚えたぞ覚えたぞ覚えたぞ
  • 森蘭丸:……!? こんな轟々と火が 回っているのに、寒気が……!?

豊臣秀吉

桶狭間の戦い-外伝

  • 今川氏真:私は戦など嫌なのです ここは一つ見逃してくれませぬか
  • 豊臣秀吉:やる気のない奴よのぉ しかし、手柄立てる機会を逃すわけ にはいかん
  • 今川氏真:はぁ、面倒ですね 今川家の意地をかけて逃げましょう
  • 豊臣秀吉:何!?家の名を出しておいて、逃げる とは、何ちゅう豪胆な男よ!!
  • 豊臣秀吉:しかも、あんなだらしない態度のくせ して、誰も寄せ付けん足さばき
  • 豊臣秀吉:……感心しとる場合ではなかった!! 急ぎ追わぬと!!

稲葉山城の戦い-外伝

  • 豊臣秀吉:小六、例の一夜城建設はどうなっとる
  • 蜂須賀小六:おう、旦那、任せとけよ すでに手はずは整ってんよ
  • 蜂須賀小六:正直、我ながら完璧すぎる 完璧すぎて自分に惚れちまいそうだわ
  • 豊臣秀吉:お前がそこまで言うなら 安心じゃな
  • 蜂須賀小六:よう、それでちゃんとお駄賃はずんで くれんだろうな
  • 豊臣秀吉:任せとけ!! 絶品と名高い銘酒を取り寄せておるわ
  • 蜂須賀小六:さすが分かってんな!! あとは肴も頼むぜ
  • 豊臣秀吉:肴につけるにはまた別の仕事を してもらわにゃなぁ

金ヶ崎撤退戦-外伝

  • 豊臣秀吉:浅井・朝倉軍にはさすがに剛の者が 多いな
  • 豊臣秀吉:見た目だけでも威圧感が尋常では ないわ
  • 磯野員昌:おらおらおらっ!! ここで信長を討って、長政様の肩の 荷軽くしてやろうじゃねえか!!
  • 真柄直隆:我が太郎太刀の餌食になりたい奴は 前へ出よ!!
  • 豊臣秀吉:くぅー、たまらんのぉ
  • 豊臣秀吉:この戦、かなりの死地じゃが、 引き抜きたい猛者が此処彼処におるわ
  • 磯野員昌:へえ、この俺を前にして余裕のよう じゃねえか。貫いてやるよ!!
  • 豊臣秀長:兄上、いい人材を見つけ、心踊るのは 分かりますが、今は合戦に集中を!
  • 豊臣秀長:私が側にありながら、兄上が怪我した とあっては、ねね様に叱られてしま います
  • 豊臣秀吉:言われんでもわかっとる! さて、一仕事するぞ!!

山崎の戦い-外伝

  • 佐々成政:腰抜けの家康に挙兵を依頼したが、 あの狸の腰は重くて全然あがらねぇ
  • 佐々成政:正直、これ以上、貴様に対抗できる 手立てはねぇ
  • 佐々成政:だがな、覚えておけ 皆が笑って暮らせる世なんて綺麗事だ!!
  • 豊臣秀吉:そんな事はない この手できっとつかんでみせるんさ
  • 佐々成政:現に貴様はいくつもの魂を蹂躙した?
  • 佐々成政:信長様の威光を全て横取りし、 叔父貴を討ち、お市様も一緒に……
  • 豊臣秀吉:……わしは業も背負う その上での覚悟なんさ
  • 豊臣秀吉:今は無理かもしれんが 成政殿にも分かってもらえると信じ ておる

小牧長久手の戦い-外伝

  • 豊臣秀吉:偉くなって、一番の贅沢は 友を呼び話が出来る事よ-
  • 豊臣秀吉:わしはこの時間が楽しみで 仕方がないんさ
  • 六角義賢:ではまずは私から 六角家に伝わる源氏の逸話を少々
  • 織田有楽斎:その話は前もしたではないか それより、秀吉公、兄上の裏話は いかがか
  • 豊臣秀吉:ほう、どちらも興味深い! 順番に話してくれんか
  • 足利義昭:あんたたち、アタシを忘れてんじゃ ないのよぅ! 私の話をお聞き!
  • 豊臣秀吉:もちろんでございましょう! さぁ、抱腹絶倒の話を期待しており ますぞ!
  • 豊臣秀吉:以前の話も思わず笑い転げてしまい ましたからのぉ
  • 足利義昭:な、何かやりにくいわね ……そうよ、賽を投げて話す順番を 決めようじゃないの!!

今川義元

桶狭間蹴鞠戦-外伝

  • 織田信長:今川義元…… 旧き時代と共に屠り去ろう
  • 太原雪斎:織田信長…… 今川に喧嘩を売るとはいい度胸よ
  • 太原雪斎:我が殿は東海一の鬼 お主らの顔など、二度と拝めなくな るであろう……
  • 今川義元:の、の、信長よ、共に蹴鞠ろうの!!
  • 太原雪斎:喝ッッッ!! 敵が眼前におるというのに何という 体たらく!!
  • 太原雪斎:あまつさえ、蹴鞠をしようとは何事!?
  • 今川義元:の!?今日は蹴鞠の技を披露するために 来たのではなかったかの?
  • 太原雪斎:馬鹿たれ!! 我ら今川の威光を示すための戦!
  • 今川義元:蹴鞠で威光を示す、の!
  • 織田信長:ククク……うぬが蹴鞠るは天下、か 底が見えず、油断ならぬ男よ……

東国蹴鞠戦-外伝

  • 北条氏康:お前と争うなど、やりにくくてしょう がねえ。どうにか避けられないもん かねえ
  • 今川義元:義兄弟といえど、この戦は定めじゃ ……義弟よ、義兄を越えてみせよ
  • 今川義元:今こそ、我が蹴鞠妙技披露せん!
  • 北条氏康:……言っとくが俺ぁ、てめえ程 蹴鞠れやしねえぞ
  • 今川義元:日頃の鍛錬がなってないのう! ならば、義弟の子息よ
  • 北条氏政:むぅ、私でございますか?
  • 今川義元:そちと蹴鞠ろうぞ
  • 北条氏政:蹴鞠をしても腹は満たせませぬ故 私めは辞退させていただきますぅ
  • 今川義元:たるんでる、の! 今川家に伝わりし、鍛錬にて 北条家に蹴鞠妙技を叩き込むの!
  • 北条氏政:むぅ、遠慮願いたいですなぁ
  • 北条氏康:……愛しのかみさんによく似た顔と せがれが戯れてんのは複雑な気分に なるぜ

西国蹴鞠戦-外伝

  • 毛利輝元:あなたは海道一の弓取りと謳われし、 義元公!?先の戦ではあの魔王を も屈服させたという……
  • 毛利輝元:ああ!このような一大事に じじ上と叔父上は一体、どこへ行って しまわれたのですか!?
  • 今川義元:蹴鞠ろうの!蹴鞠ろうの! まろの鞠で蹴鞠ろうの!
  • 毛利輝元:……蹴鞠、ですか? 戦ではなく……?
  • 今川義元:蹴鞠とは心を豊かにし、人々を平和に 導く良き芸なの! まろは蹴鞠で世界一を目指すの!
  • 今川義元:ほれ、見ておれ! 我が妙技、披露するの! ほっ、ほっ、ほりゃあああ!
  • 毛利輝元:わあ!面白そうです!! ……す、少しの間なら、義元公と共に 蹴鞠をしても大丈夫でしょうか……
  • 小早川隆景:今川義元が狙うは天下を越え、世界 ……何という大望。やはり器が違い ます
  • 小早川隆景:……しかし、蹴鞠ひとつで敵方の懐に 入り込むとは何とも油断ならぬお方
  • 小早川隆景:そして、簡単に懐に入り込まれるとは ……私の教育が甘いのですかね より一層、厳しく教育しなくては

小田原蹴鞠戦-外伝

  • 今川義元:蹴鞠ろうの!蹴鞠ろうの! まろの鞠で蹴鞠ろうの!
  • 堀秀政:義元公、今は合戦の最中、お戯れは お止めください
  • 今川義元:戯れでのうて、まろは本気じゃ! 蹴鞠こそ、この戦において重要な 役割を担う、の!
  • 堀秀政:……わかりました。蹴鞠は初めてで すので、義元様の見よう見まねとな りますが……ハッ!ハッ!ハアアアッ!!
  • 今川義元:筋が良い……! 名人久太郎と呼ばれるだけあるのう 蹴鞠の腕前も名人の域……
  • 今川義元:まろも負けてられないの!!

大坂蹴鞠の陣-外伝

  • 朝比奈泰朝:やりましたな、殿! 今川家の蹴鞠の元、天下は成りました!
  • 今川義元:次は世界なの!後は任せたの!
  • 朝比奈泰朝:おおっ!遂に海を越え、世界に 今川の妙技を示すのですな!!
  • 今川義元:我が息子よ そちも共に世界に飛び立つかの?
  • 今川氏真:面倒…… いえ、私はこの地でまだまだ学ぶべき ことがございます故、残りまする
  • 今川氏康:それに父上が成した天下を見守りた いですし……
  • 今川義元:そうかの?では、まろは行くの!
  • 今川義元:戦国の世にて、天下一の蹴鞠の脚前と なれたが、世界ではどうかの?
  • 今川義元:世界中、蹴鞠で繋ぎ 雅な世にしてみせる、の!

本多忠勝

三方ヶ原の戦い-外伝

  • 本多忠勝:この先何人たりとも通させん
  • 馬場信春:徳川の坊ちゃんの下にこのような 武辺者がおるとは だが鬼美濃、容赦はせぬぞ
  • 本多忠勝:不死身の鬼美濃が何ぞ、この身にて 殿を守らん
  • 真田信綱:まだ若いがこの覇気は、古今無双の 器やもしれぬ
  • 真田信綱:攻め弾正が槍を受け継ぎし我が、 その覇気をへし折ってくれよう
  • ナレーション:やがて激しくぶつかり合う両軍だっ たが、忠勝は一歩として引かず食い 止めた
  • 馬場信春:これは、正直驚きを禁じえんな 我が軍勢を前にここまで食いさがる とは
  • 真田信綱:家康に過ぎたる者よ、真田一族、 その名をしかと覚えておこう

伊賀越え-外伝

  • 百地三太夫:この地を伊賀の里と知って通ろうと いうのかね
  • 本多忠勝:どのような地であろうと殿守り 突破口を開かん
  • 百地三太夫:今この地は信長公が没したことを 聞きつけ、動乱しておるわけだよ
  • 百地三太夫:そこを推して参らんということは、 それなりの覚悟をという認識でよいかね
  • 本多忠勝:よかろう、武で示せというのであれば、 いざ参らん
  • 百地三太夫:フフフ、よい試験になりそうだ、我が 作品たちが無双の武に適うか否か

小牧長久手の戦い-外伝

  • 本多忠勝:何をしておるのだ、康政よ
  • 榊原康政:いや、ちょっとね、書状をしたためて いたんですよ。戦上手の秀吉殿が相手 となればこちらもそれなりの準備をね
  • 本多忠勝:被害は少ないほどよい 武でなく敵方を切り崩せれば殿も お喜びになろう
  • 榊原康政:まあね。私は忠勝ほど武には秀でて いませんから。こういうところで 活躍するんです
  • 本多忠勝:康政も腕は確かだ 若い頃は拙者と変わらん武の者で あったではないか
  • 榊原康政:いや、そんなことはありません やれ無双だ、過ぎたる者だ、と言われ ている忠勝には足元にも及ばない
  • 本多忠勝:そのようなことはあるまい
  • 酒井忠次:気にするでない、忠勝よ こやつは拗ねているだけ 裏では忠勝の自慢などしておるほどよ
  • 榊原康政:な!!少し言葉が過ぎますぞ、忠次殿!! そのようなことはない、決してあり ませんからね

上田城の戦い-外伝

  • 本多忠勝:貴様まだここにおったか、用事が 済んだなら即刻殿の近くから退去せよ
  • 本多正信:これからの世は武のみでは語れぬよ 政治、金、それを示していかねばな るまい
  • 本多正信:同胞として、忠告しておいてやろう 貴様は近くその武にて疎まれよう
  • 本多忠勝:黙るがいい、貴様のような軟弱者を 同胞などと思うことは決してありえぬ
  • 本多正信:武勇一辺の者が…… まぁよい、殿は分かっておる のぅ、大久保殿
  • 大久保長安:呼んだかい、正信さん いやぁ、今日もいい天気だね 金品が光って気持ちいいよ
  • 本多正信:頼んでおいた金策は滞りないか
  • 大久保長安:もちろんさ この僕に任せておいてくれれば 金山の一つや二つ、すぐに調達するよ
  • 本多正信:心強いものよ、気はおけぬ者だが、 これからの世はこういう者の手で 動くのよ

関ヶ原の戦い-外伝

  • 徳川秀忠:乱世は決着を見せ始めたけど やっぱ示しをつけないとね 真田昌幸と真田幸村は処刑だよ
  • 本多忠勝:殿、お待ちくだされ 信義の士を処刑したとあっては 後世にいい伝わり方はしませぬ
  • 真田信之:そのとおりでございます 先の戦での我が武功にてここは 何卒お許しいただけませぬか
  • 徳川秀忠:何を言っている! 奴らは恐ろしいのだぞ! 駄目だ、駄目!
  • 真田信之:どうかお願い申し上げる
  • 徳川秀忠:嫌だ!本当に怖かったんだ! 真田幸村って名前、もう聞きたくない!
  • 本多忠勝:……殿、そこまでのご覚悟とあらば、 その覚悟にて拙者を倒して参られよ
  • 徳川秀忠:えええ!?もっと怖いじゃないか そんなの無理だろ!!
  • 本多忠勝:……殿、いざ、参らん
  • 徳川秀忠:わ、分かった。分かったから!! なんでこうなるのかな、あの親子に 関わると本当にいいことない……

稲姫

三方ヶ原の戦い-外伝

  • 稲姫:この戦で失われたものの大きさは 殿が一番よくわかっていらっしゃ るでしょう
  • 稲姫:戦を選択する者は、常に重き荷を追う
  • 稲姫:その重さに耐え、歩み続けられる 者が、大きなものを手に入れること ができるのだ、と
  • 井伊直政:殿が俺に託されたこの赤備えも、 その戒めが込められているのだろう!
  • 井伊直政:戦場においてこの赤は目立つ! 俺が敵の攻撃を一身に受け、殿と 殿の歩む道をお守りしよう!
  • 井伊直政:俺は貴様の父とは違い、戦場では 傷を負ってばかりだがな
  • 稲姫:……直政殿。あなただけが傷つくこと は、殿は望んでおられないでしょう
  • 稲姫:共に傷つき、共に困難を乗り越え 共に同じ道を行くことが、殿の道
  • 稲姫:殿の重き荷を、共に支えましょう
  • 井伊直政:ああ、そうだな…… そう考えれば、この数多の傷も誇り となろう!

上田城の戦い-外伝

  • 真田信之:女性なのに、武人の手をしているね 弓を弾く左手には、こんなにもタコが
  • 稲姫:稲は本多忠勝の娘 戦場においても殿方に引けを取り たくありません
  • 稲姫:鍛錬にいそしむのも、武人として常 に勝りたいという気持ちからです 男女の別はございません
  • 真田信之:そうは言うけどね、稲殿 君はもう私の妻でもあるんだよ
  • 真田信之:この手に傷をつけたくないと思う のは、夫の――男のつまらぬ意地、 なんだ
  • 稲姫:そ、そう思われるなら、信之様も もっと鍛錬をなさいませ
  • 稲姫:それと、夫ならば名前でお呼びください
  • 真田信之:そうか、では遠慮なく 稲、私は……
  • 稲姫:なっ……!!な、な、な! いきなりとは卑怯です!不埒です!!
  • 真田信之:不埒と来たか 乙女心は難しいね

小田原討伐-外伝

  • 稲姫:これで天下の趨勢は決まりましたね 秀忠様
  • 徳川秀忠:フン。こうなることはわかりきって いたのだ。無駄な抵抗をしなければ、 もっと早く決着がついたものを
  • 稲姫:秀忠様。そのような物言いをなさっ てはいけません。北条の覚悟は、 もののふの意地。稲は感じ入りました
  • 徳川秀忠:……別に、けなしてる訳ではない!
  • 徳川秀忠:くだらぬ意地で道連れにされる家 臣の命の重さをわかってないと 申しておるのだ!
  • 稲姫:秀忠様……
  • 徳川秀忠:戦には多かれ少なかれ犠牲がある それを避けるという選択も、指揮 官が行うものだ
  • 徳川秀忠:大きく強いものに巻かれることも 見方を変えればまた大義
  • 徳川秀忠:己が汚名を背負わされても、救え る未来があるはずなのだ……
  • 稲姫:……そうですね、そのとおりです 秀忠様の世が、そのような世になる ことを、稲は願っております
  • 徳川秀忠:フ、フン! 俺の世の前に、父上を踏み越えね ばならんがな!
  • 徳川秀忠:立ちはだかるは、高き壁よ…… 今はその壁に守られ、望む天下の形 を見出さなければ

沼田城の戦い-外伝

  • 真田昌幸:姉御よ そなたらの顔を見に参っただけじゃ どうかこの城に入れてはくれぬか
  • 稲姫:なりません!
  • 稲姫:いくら義父上とあれど、主・信之のおらぬ城に、敵方の将を招きいれるなど 不忠の極み
  • 稲姫:どうぞ、お引き取りくださりませ!
  • 真田昌幸:強情な娘よ 仕方ない。、今日のところは引き下が ろう
  • 真田昌幸:……まこと信之、いや真田はよき嫁を 得たものじゃ
  • 真田昌幸:どちらに転んでも真田は絶えまい わしも乱世の混沌に心置きなく身を 委ねられよう

大坂の陣-外伝

  • 稲姫:光が…… 失われてしまった気がします
  • 真田信之:ああ、そうだね…… 幸村は戦国の光 もののふの魂、そのものだ
  • 稲姫:信之様…… 幸村はどこかで生きていると、信じ ていてもいいでしょうか
  • 真田信之:稲が……私たちがそう信じている 間は、幸村は死なないよ
  • 真田信之:どんな世になっても、光は失われない 魂は失われない
  • 真田信之:そう教えてくれたのは、お前だったね 幸村……

徳川家康

姉川の戦い-外伝

  • 徳川家康:義元公、海道一の弓取りの軍、 訓練も生き届いておるのでしょう
  • 徳川家康:よろしければ、見学させていただ きたく
  • 今川義元:の、家康は分かっておるの 戦は準備が全てだからの
  • 太原雪斎:喝ッッッ!!足が止まっておるぞ 常に考えながら動け、馬鹿たれが!!
  • 太原雪斎:氏真、どうしてそこで切り込まない 惰性で動くな馬鹿たれ!!
  • 今川氏真:爺はいつも蹴鞠ばかりしておると、 嘆いているのに
  • 今川氏真:いざ、訓練となると本気すぎてつい ていけませぬ
  • 徳川家康:これは……蹴鞠? 軍の訓練ではないのですかな
  • 今川義元:の、今川家の戦いとは即ち、蹴鞠の ことだの、の

伊賀越え-外伝

  • 真柄直隆:家康、覚悟めされよ
  • 徳川家康:!!! は……、夢であるか
  • 酒井忠次:殿、うなされておりましたが 大丈夫ですかな
  • 井伊直政:殿!どうされた!?
  • 徳川家康:!! ……ふぅ、直政か いや、赤備えの夢をな
    • 酒井忠次:あの戦は手痛くやられましたからな 今でも夢に見ますな
  • 徳川家康:情けなきことよ 直政よ、そなたに赤備えを授けたのは その怖れを常に傍におき、忘れぬためよ
  • 井伊直政:はっ! この赤備えに相応しい武者になると 誓いましょうぞ

小牧長久手の戦い-外伝

  • 蒲生氏郷:あなたは少し財布の紐が固すぎる そういう者は上に立つ器ではないの ではないか
  • 大久保長安:そうです、家康様 金は天下の回り物 使ってなんぼですよ
  • 徳川家康:倹約、忍耐こそが わしをここまで押し上げたのだ
  • 徳川家康:貯め込むことに意味があるのではなく、 その精神性なのだ
  • 大久保長安:そう真面目なことは言わず パーっと使っちゃいましょう
  • 徳川家康:ならぬ、これは譲れぬ

関ヶ原の戦い-外伝

  • 徳川家康:医食同源とはよく言ったもの 料理上手と名高き腕、楽しみにして おりますぞ
  • 細川幽斎:では、拙僧の得意の鯉料理を 振る舞いましょう
  • 徳川家康:わしとしては鯛が食べたいところ ではありましたが、鯉もよいですな
  • 細可忠興:父上、私も手伝いましょう 我が妻のために磨いたこの刃を ……いざ、披露いたそう
  • 徳川家康:ご両人とも見事な腕前 見る見るうちに仕上がっていきますな
  • 細川忠興:料理の秘訣は執念、想いの強さ 食べる相手を想像し、その舌を蹂躙 すること……
  • 細川忠興:その瞬間、相手の幸福は我が物とな り、それはすなわち…… 相手を屈服させたと同義
  • 細川忠興:フフフフ…… 見える、見えるぞ!! 我が振舞いで身悶える家康殿が
  • 細川幽斎:忠興、不必要な発言は控えよ
  • 細川忠興:……申し訳ありませぬ

大坂の陣-外伝

  • 徳川秀忠:父上、ようやく、重き荷から解放され そうですね
  • 徳川家康:これからこそが一番の重荷よ 泰平の世を作るはこれから
  • お江:そうよ、アタシも手伝ってあげるん だから。しっかりしてよね
  • 春日局:その通りです 皆でつないだ泰平の世 あたしたちが守らねば
  • お江:なによ、アタシが支えるって言って んじゃない
  • 春日局:あたしには反骨の魂がある 貴方には真似できないわ
  • 徳川秀忠:ち、父上、大変なことに いきなり不安だ
  • 徳川家康:もう次の戦が始まっておったか 泰平の世は遠い道のりよ

石田三成

賤ヶ岳の戦い-外伝

  • 石田三成:世が世なら、近江の生まれの私は あなたやあなたの父上にお仕えする はずだった身
  • 石田三成:秀吉様の配下として、この戦の弁明い いたしませぬが、あなたをお救いでき てよかったと思っています
  • お初:じゃあ今度、お天気の良い日におい しいお菓子でも食べながらお話しま しょうよぅ
  • お初:ぽかぽかの縁側であなたのその ふさふさした頭を撫でながら 日向ぼっこ、楽しそうだわぁ
  • 石田三成:ふ、ふさふさ……! これは、兜であって……!
  • お初:だってあなた、暗い部屋に一人で ジメーっと悩んでそうなんだものぅ
  • お初:未来のことも大切だけど、今を楽し むのも大切よぅ

小牧長久手の戦い-外伝

  • 森長可:戦線膠着とかあぁぁ! しゃらくせぇでございますねええぇ!!
  • 森長可:鬼武蔵が切り開きやがりますぜええぇぇ
  • 石田三成:森殿、ご自重ください 敵は戦巧者の家康 特に奴は野戦に長けます
  • 石田三成:地形を見ても、突出すれば容易に 誘い込まれるのは明らか 強引な進軍だけはおやめください
  • 森長可:んだとぉぉぉ!家康の首とれねぇな らぁぁぁ!
  • 森長可:鎧の下に着込んだ白装束ごとおぉ、 ヒネ、ヒネああ1ャ・¥ケヌ{ト7@1オゥ
  • 石田三成:……ここにも話が通じぬ馬鹿がいた か……

忍城攻め-外伝

  • 石田三成:秀吉様亡き後、家康の専横には目に 余るものがあります
  • 石田三成:ここは五大老 筆頭であられる、利家殿に……
  • 前田まつ:アンタはなんのために秀吉の世を 生かしたいんだい?
  • 石田三成:は……?
  • 前田まつ:アタシには、アンタが自分の常識と か習慣だけを正義だと思って動いて るように見える
  • 前田まつ:すごく、自分勝手なンさ
  • 石田三成:そ、そのような……! 俺は、秀吉様の恩義を忘れない 忘れたくない!
  • 石田三成:……それだけです
  • 前田まつ:アンタの行動理念は情、だけど行動方針が 理なんだよ。目先の理で動く 人間の結束なんて、脆いもんだ
  • 前田まつ:アンタを助けたいと心から思う友が いなきゃ、うちの人の仲裁も意味な いさ
  • 前田まつ:立場が悪くなればなるほど、手を 差し伸べてくれるのが本当の友……
  • 前田まつ:アンタには、いるかい?

杭瀬川の戦い-外伝

  • 小西行長:さすが島殿、予想通りの見事な戦勝 で士気もあがっとりますわ 戦も商いも、こうありたいでんな
  • 石田三成:行長、これで明日の決戦…… 勝てるだろうか?
  • 小西行長:さあ?そればっかりは なんせワイらの軍、寄せ集めやし
  • 小西行長:どっかボロッと裏切ったりしたら、 ワーッと崩れますやろなあ
  • 石田三成:……それは、困る 俺は勝たねばならないのだ
  • 小西行長:三成はん、商いちゅうのんは、 銭勘定だけではあきまへんのや
  • 小西行長:時に「損して得取れ」 義理や人情で金貸したり、 販路譲ったりすんねんで
  • 小西行長:そういうもんに、人間は助けられる 成り上がりのワイが言うんや、間違い ないで
  • 石田三成:……俺には、そういう先行投資はな いからな……
  • 小西行長:そうやろか? だったらなんでワイや島殿、大谷殿 がここにおりますのん
  • 小西行長:自信持ちや! アンタに賭けた未来、千倍にして 返してもらわな、割にあわんで

関ヶ原の戦い-外伝

  • 大谷吉継:三成 小早川の陣に不穏な動きあり 注意されたし
  • 石田三成:小早川殿には何度か書状を送ってい るのだが、返答がない……
  • 大谷吉継:では、我が直接
  • 石田三成:いや……信じてみようと思うのだ 今、指揮官として俺がすべきことは、 諸将を信じることだけだ
  • 大谷吉継:フ…… ここに来て、ようやくか
  • 石田三成:遅かったのだろうな もっと早くそれに気づいていれば、 清正も、正則も……
  • 石田三成:……だが、今というときに気づけて よかったとも思っている。お前とい う存在……真の友のありがたみを
  • 石田三成:今ここに、共に立ってくれているこ と、感謝する。吉継
  • 大谷吉継:礼をいうのは我のほうだ 病に絶望し、先の見えぬ我が人生に 未来の光を見せてくれた……
  • 大谷吉継:もとより死を待つばかりの身 この命、友の未来のために燃やし尽 くせるのなら、本望なり

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最終更新:2013年03月10日 03:22
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