アナザークイズ

【名前】 アナザークイズ
【読み方】 あなざーくいず
【声/俳優】 斎藤陽一郎
【登場作品】 仮面ライダージオウ
【登場話】 EP19「ザ・クイズショック2040」
EP20「ファイナルアンサー?2040」
【分類】 アナザーライダー
【変身者】 堂安保
【特色/力】 他者の知識を奪い取る
【モチーフ】 仮面ライダークイズ、脳髄、電極

【詳細】

オーラが堂安保にアナザークイズウォッチを埋め込むことで作り出した「仮面ライダークイズ」のアナザーライダー

仮面ライダークイズは2040年の世界で活躍し、クイズを出しながら戦う、「考える仮面ライダー」である。
そのアナザーライダーであるこのアナザークイズは「考える、思考する場所」として捉えたのか両肩、頭、ベルト部分に剥き出しの脳髄がデザインされている。
変身者である堂安保は仮面ライダークイズの変身者である堂安主水の実の父親であり、研究者として才能が認められた人物だった。
しかし才能は認められているが結果が伴わないため、研究に没頭したまま、家族とは離れた状態で失意のうちになくなったとされている。

そんな変身者の経歴が姿に表れたのだろうか。
固有能力として人間の頭に手で触れることでその対象者の知識を奪い取る能力を持つ。
その能力を踏まえてこのアナザークイズの姿を見てみると、自分の頭に加え両肩にも脳髄を増設し、電極を刺した上で制御し、増大し続ける知識に対応するため自らを改造した人間…改造人間であるかのようだ。

作り出したオーラからしてみても「とっておき」と称すアナザーライダーであるが、堂安保は研究者であるため戦闘技術はかなり低い。
能力が触れた相手の知識を奪い取る能力しか持たず、あとは徒手空拳で戦うしかないため正面切っての戦闘は不得手。
だが知識を吸収できるということは、戦闘技能に優れた人間の知識を奪えば自分のものとして戦えるようになる(かもしれない)。
そういった伸びしろをオーラは見込んでいたのだろうか。

一方、仮面ライダークイズの変身者、堂安主水は、家族から心が離れ研究に没頭する父親を見て育ち、
母親は保に愛されていなかったと思い込んだまま亡くなったという。
主水は真相を知るため、未来ライダーの一人である仮面ライダークイズの力を得たい白ウォズの助けを受け現代にやってきていた。

現代に現われた仮面ライダークイズは変身能力と記憶が失われておらず、アナザーライダーとその元になった仮面ライダーが同じ時間に両立する稀有な例となっている。
コレに関して公式サイドによると「アナザークイズが作られたのが現代であり力が奪われたのもまた現代であるため、"未来から現代"にやってきた仮面ライダークイズの力は消滅しない。消えてしまうとアナザークイズが存在できなくなる(要約)」とのこと。

そのため仮面ライダークイズがアナザークイズと戦うことが出来、撃破も可能…と考えられる。

登場話はEP19と20。
父親の真意を知りたい主水が変身する仮面ライダークイズ&仮面ライダーゲイツに圧倒され、ダブルライダーキックで変身を解除し、
息子からの「人生で誰かを愛したとしたら、それは誰だ?」というクイズに対し、「お前の母さんだ」と即答。
コレに対し「正解だと信じる」と主水が返したことで親子間のわだかまりがある程度解消された…と思われた。

だがその状況を不愉快だと感じていたオーラが現われ、アナザークイズウォッチを再起動したことで保は再びアナザークイズに変身。
ゲイツと主水が再度倒そうとするがそこに仮面ライダーウォズが現われ、主水から力を奪いクイズミライドウォッチを作り出し、フューチャーリングクイズに変身する。
そして「お前の論文は評価される。○か✗か」や「家族の心はお前から離れていく。○か✗か」等、保の心を抉るえげつない問題ばかりだして追い詰めていく仮面ライダーウォズは、
ジカンデスピアツエモードの必殺技、不可思議マジックを発動しアナザークイズを撃破した。

着々と集まっていくゲイツリバイブ誕生に必要な未来の仮面ライダーの力。
白ウォズの思い通りにさせまいと、黒ウォズの方もまた、ジオウ強化のための一手を選択することとなる。

【余談】

「本来の変身者の血縁者が契約者」であるアナザーライダー。
このアナザークイズの場合、本来の力の持ち主が父親である。

脳髄がモチーフの怪人は数が少ないが、仮面ライダー作品で言えばブレンロイミュード、戦隊シリーズで言えばドン・アルマゲバラナイトメアが存在する。
また特撮作品という括りで言えばキカイダーに登場するハカイダーもまた脳髄が露出したデザインになっている。
しかも埋め込まれている脳髄は、キカイダーの生みの親のものというから質が悪い。
アナザークイズのデザインと、仮面ライダークイズの関係性もキカイダーの設定をモチーフにしていると見える。

スーツの一部形状がアナザー鎧武アナザーウィザードと酷似した形状をしているが、アナザーフォーゼ&アナザーファイズのようにコンパチ仕様というわけでは無い模様。
デザインを担当したのは篠原保氏で共通しており、公式読本によれば素体となるスーツデザインを基礎として装飾を盛る形でデザインしていったらしい。

アナザーシノビアナザーキカイら未来ライダーのアナザーライダーであり、主水も恐らく既に2040年に戻っていると思われるため、
アナザージオウも力の回収は不可能だったと見え、アナザーライダー復活ラッシュには含まれていない。

最終更新:2020年08月29日 02:36