クォーツァー

「俺達はクォーツァー。歴史の、管理者だ」

【名前】 クォーツァー
【読み方】 くぉーつぁー
【登場作品】 劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer

【詳細】

劇場版Over Quartzerに登場する「歴史の管理者」を名乗る集団。
仮面ライダージオウという物語における、すべての黒幕と呼べる存在。

常磐ソウゴが劇場版前半でドライブライドウォッチを継承し、すべての平成ライダーの歴史をソウゴが継承し終わると同時にその姿を表した。

「平成」という時代を石ころだらけのデコボコな道と称し、「設定」も「世界観」もバラバラな平成ライダーの歴史をとある受け皿にまとめることできれいにしようと考えた。
それが、仮面ライダージオウの物語である。

「ジオウ」とは平成ライダーの歴史を集積する受け皿であり、本来は首魁である常磐SOUGOが魔王として君臨する予定だった。
ただSOUGOでは仮面ライダー達は素直に自分たちの力、歴史を渡したりはしない。

そのため、「平成ライダーたちに認められ自ら力を手放すことを望むような人間」…すなわち高校生の常磐ソウゴを王の替え玉に仕立て上げ、
すべての平成ライダーの力をライドウォッチという形でまとめ、一つにしたところでそれを横からかっさらう。
そしてダイマジーンを起動し、平成生まれの存在をタイムホールの向こうに放逐することで美しい新時代を作り上げようと目論んだ。

ウォズもまたクォーツァーの一員であり、彼が肌見放さず持ち歩いていた逢魔降臨歴には本来の歴史が記されているとされていたが、
実際にはソウゴを替え玉に仕立て上げるための計画が記されていたものであった。

カッシーンダイマジーンオーマジオウが操っているとされていたが、クォーツァーはそれらを配下としているようで、
特にカッシーンに至っては無数の数が揃えられている。

このことから、カッシーン及びダイマジーンは元々クォーツァー側の手駒であった可能性が高い。
となると、オーマジオウがオーマの日と呼ばれる日に、ダイマジーンを操って世界に大破壊を齎したというのは……

仮面ライダーに変身するSOUGO、ジョウゲン、カゲン以外にもメンバーはいるものの、彼らはライダーへの変身能力があるのか定かではない。
最もメンバーであるウォズがベルト無しでも相当の能力を持っていたあたり、只者であるはずもないだろう。

SOUGOが平成ライダー20人分の歴史と共に放たれたライダーキックを受け倒された後、歩くソウゴの前に他のメンバーが姿を表し、思い思いの声を掛けた後、吹き抜ける風と共に姿を消した。

彼ら、クォーツァーは劇場版が初出であるが、劇場版で明かされた目的と行動を考えると、作中でオーマジオウが行ったというオーマの日の大殺戮や、最低最悪の魔王として後世に伝えられている情報から、
「オーマジオウが成したとされる悪行」の数々は、クォーツァーの所業をジオウになすりつけたものではないかという考察が持ち上がっている。

実際、オーマジオウに関わる謎の大半がクォーツァーという集団を搦めて考えると大部分が解消される上に、これまで特に言及されていなかった「レジスタンス所属のはずのゲイツが何故ゲイツライドウォッチとジクウドライバーを持っているのか」という疑問に、
2068年でオーマジオウに抗っているのはクォーツァーの残党に扇動された民衆と考えると、クォーツァーの技術を与えられたことでライドウォッチ対応のジクウドライバー、及び時空転移システムであるタイムマジーンをゲイツが所持していると考えると辻褄があう(最もそうなると初期型タイムマジーンで現代にやってきた仮面ライダーアクアこと湊ミハルは一体…)。

【余談】

「クォーツァー」とは造語とされており、四分の一を意味するクォーターをもじったもの、もしくはクオーツ時計、あるいはその両方を絡めたものと思われる。
ジオウのOPはOver "Quartzer"という曲名であり、劇場版の副題も同様。
直訳すればクォーツァーを超えろとも読めるOP名だが、劇場版にてクォーツァーという名前の集団が出てきたことで、ジオウの物語はクォーツァーによる平成の破壊を乗り越えることで終局へ向かう、という意味にも取れる。

なおジオウOPの歌詞はウォズから見たわが魔王ことソウゴへと向けたものではないか?という意見もあり、クォーツァーの一員として本物の魔王の影武者を育てる役割だった彼がいつしか、常磐ソウゴという個人への忠誠を向けていった経緯を考えると、ソウゴもウォズも共にクォーツァーという存在を超えて新時代へと歩んでいった者達だったと言える。