常磐SOUGO > 仮面ライダーバールクス

【名前】 常磐SOUGO/仮面ライダーバールクス
【読み方】 ときわそうご/かめんらいだーばーるくす
【俳優/声】 ISSA
【登場作品】 劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer
【所属】 クォーツァー
【分類】 未来人?
【変身】 仮面ライダーバールクス
【変身アイテム】 ジクウドライバー
バールクスライドウォッチ

【詳細】

「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」に登場するクォーツァーの一人。
同集団のリーダー格。

ゾンジスザモナス同様、仮面ライダーに変身できる人物でジクウドライバーにバールクスライドウォッチを装填し変身する。
ライダーとしての能力、スペックはこちらを参照(ヒーローwikiに飛びますので注意)。

クォーツァーのリーダーらしく尊大な振る舞いを見せる男性。
仮面ライダージオウに変身する常磐ソウゴに似た名前であるが、彼の場合は既にクォーツァーという集団の「王」=指導者であるためかソウゴよりも一集団のトップらしい言動を取る。

常磐ソウゴと常磐SOUGO、二人の関係は…





「お前達の平成って……醜くないか?まるでデコボコで石ころだらけの道だ。俺が平成という道を、きれいに舗装し直してやろう、ってこと」


仮面ライダージオウの主人公、常磐ソウゴはSOUGOによって見いだされた「影武者」である。
歴史の管理者であるクォーツァーは、平成という時代に存在する19の仮面ライダーの物語を知っていた。
しかし地続きではなく、裏設定を除けば基本的にすべての作品毎に世界観が異なり、ジオウにおいてはそれぞれの時代に存在した仮面ライダーごとに世界が存在するという。
映画作品やコラボ等で他の作品のライダー、時には戦隊ヒーローまでが唐突にやってくる平成ライダーという作品群。

財団XというWから始まりエグゼイドやビルド等複数の作品の裏で暗躍する謎の財団は存在するものの、それぞれのライダー作品は独立しシリーズとなっている。
一年ごとに主演となる仮面ライダーも登場人物も俳優も変身アイテムも、脚本家だって違う、プロデューサーも違う、もっとあけすけに言えば視聴者の人気も作品ごとに異なるのだ。

そんな仮面ライダー達が紡いできた「平成」という時代を蔑視し、自分達こそがその元号にふさわしいと驕るのがSOUGO率いるクォーツァー達である。

平成という時代を消してやり直すためにはその時代ごとに存在する守護者である仮面ライダー達を一掃することを計画。
そのために、平成ライダーの力をひとまとめにしてそれを消そうと考えた。
そして、平成ライダー達が力を託すにふさわしいと考える人物として見いだされたのが、「王様になりたい」と願うだけのごく普通の少年だった常磐ソウゴである。

同じくソウゴに目をつけたタイムジャッカースウォルツとどの程度関係があったのかは定かではなく、彼が行っていた王の選定に干渉してソウゴを見出すように仕向けたかのような描写となっているものの、お互いに登場したシーンで言及していない。
ウォズはクォーツァーのメンバーであり、ソウゴに関わって彼を魔王に至るための道筋に乗せ操るのが役目だった。
そのためのいわば攻略指南本と言えるのが、ウォズが肌見放さず持ち歩いている逢魔降臨歴である。

ジオウ本編では仮面ライダーディケイドの介入、2068年からやってきたツクヨミやゲイツとの交流が生まれたことで多少の乱れは生じたものの、ソウゴは順調に平成ライダーの力を、歴史を受け継いできた。
そして残る平成ライダーが仮面ライダードライブのみとなったとき、SOUGOらの計画は大詰めを迎えることになる。
劇場版Over Quartzerでは部下2名がドライブシステムの開発者であるクリム・スタインベルトの祖先を消すことでドライブの歴史を消すという行動に出るが、これはソウゴらにドライブの関係者と接触させドライブライドウォッチへ力を継承させることが目的だったと思われる(ドライブに関してはライドウォッチはあったがオーマジオウからゲイツが強奪したもので、力を継承していなかった)。

そして19の平成ライダー全ての力をソウゴが継承し終えたとき、ウォズはクォーツァーの元へと戻り、本来の魔王として常磐SOUGOが現れる。
地下に待機状態となっていたダイマジーンが一斉に起動し「平成に生まれた全て(人や建物)」をワープゲートの彼方に吸い込み始めた。

一時は投獄されるもののそこで出会ったある人物の言葉を受け奮起したソウゴは、劇場版前半で出会った織田家家臣の牛三と、仮面ライダーマッハこと詩島剛の助けで脱獄に成功。
ゲイツが取り戻した変身能力でグランドジオウに変身し、バールクスへと変身した常磐SOUGOと激突するも、ともに戦う平成ライダー達の力がバールクスにはまるで届かない。

「平成ライダー自体に意味がないからな」と彼は語るが…

グランドジオウを撃破したSOUGOはダイマジーンが作り上げたワープゲートへと偽りの魔王を放り投げる。
クォーツァーの勝利は決定的と思われたが、その直後ソウゴは精神世界でオーマジオウと出会い彼の言葉を受けて自分の原点を自覚。
仮面ライダーオーマジオウ、未来における自分自身の継承を経てたどり着いたオーマフォームとなって帰還を果たす。

ゾンジス、ザモナスが倒されたためやむを得ないとしてJライドウォッチとバイオライダーウォッチを起動し、液状化した状態で巨大化してしまう。

巨大かつ液状化によりあらゆる攻撃が突き抜けてしまう優位性で最強フォームとなった平成ライダー達の攻撃を無効化し、彼らに攻撃を仕掛けながらも「せっかく綺麗にまとめてやろうとしたのに!」と己の行いを正当化するも、
全ての平成ライダーの歴史を受け継ぎ、己に収めた王――――ソウゴは言った。

「勝手にまとめるなよ! 俺もゲイツも、平成ライダーの皆も瞬間瞬間を必死に生きてるんだ!
皆バラバラで当たり前だ!それを無茶苦茶とか言うな!」


そしてジオウオーマフォームのキングタイムブレークを筆頭に、ゲイツを含めた20人もの平成ライダー達のライダーキックが放たれる。
水色の長方形バリアで防ごうとするも、各々が自らの「看板(=番組タイトル)」を背負って放たれた平成ライダーキックにバリアごと身体を貫かれ、
そして自分が手にしたバリアに大きく、




の文字が刻まれたことに驚き思わず二度見しながら、身勝手な理由から歴史を修正し意のままにしようとした「最低最悪の魔王」は滅び去った。

【仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ】

デビルライダー軍団の一人として登場している。

バイス/仮面ライダーバイスが憑依した仮面ライダーブラックRXのクローンライダーと戦っている。

【余談】

常磐SOUGO役を演じたのは仮面ライダー555OPに始まり、劇場版テーマ曲とジオウのOPも担当しているDA PUMPのボーカルであるISSA氏。

無類の仮面ライダー好きとして知られている人物。

最終更新:2023年12月12日 16:48