「ようやく見つけた…俺の、理想…!」
【名前】 |
魔進鬼 |
【読み方】 |
ましんき |
【声】 |
島田惇平 |
【登場作品】 |
暴太郎戦隊ドンブラザーズ |
【登場話】 |
ドン8話「ろんげのとりこ」 |
【分類】 |
ヒトツ鬼 |
【憑依された人間】 |
榊 |
【欲望】 |
理想のモデルを描く |
【素体】 |
ベニツ鬼 |
【モデル】 |
魔進モデル |
【スキン】 |
キラキラのメイジ |
【蟾ィ螟ァ蛹】 |
巨大化せず |
【ドロップ】 |
キラメイジャーギア |
【文字化け】 |
鬲秘?イ謌ヲ髫 |
【むかしむかし…】 |
短髪も似合う男だったそうな… |
【モチーフ】 |
宝石、僧侶?、芸術家、鬼 |
【名前の由来】 |
魔進戦隊キラメイジャー+鬼 |
【詳細】
「理想のモデルを描く」という欲望を抱く男性、榊から生まれた魔進モデルの
ヒトツ鬼。
赤、青…様々な宝石を散りばめた「キラキラのメイジ」スキンを纏ったヒトツ鬼。
カットした宝石を思わせるマスクをしているが口元にも宝石をはめ込んでいる、自分自身が輝くことしか考えていない歪んだ美意識の塊と化している。
モンスター化に伴い、全身のクリスタルを煌めかせ自分がひらめくままに戦闘する…というが、憑依されていた人間が絵描きだったこともあり、戦闘力は高いものではない。
…そもそもヒトツ鬼は戦闘力の高い個体自体が珍しく、「職務熱心だったり卓球で勝ちたい」と考えているだけで怪人化してしまうドンブラザーズの世界の恐ろしいところだろう。
喫茶どんぶらに現れ介人をスケッチしていたが満足の行くデッサンが書けなかったためそのまま退店。
はるかがモデルに立候補するも一瞥したのみで無視する形となった。
その後も放浪していた際に帰宅中の
雉野みほを目撃。
彼女こそ理想のモデルと感じたことで、そのまま
みほを拉致。縛り上げた上で絵を書き続けていたが、
彼女の機転によって「美容師としての自分を書いてほしい」と言われたことで自分の散髪をさせたのだが、
切り落とした長髪を使って逆に自分が縛られてしまい、逃走を許してしまう。
家に帰ってこない妻を心配して探し回っていたつよしは逃げ出してきたみほと遭遇。
それを追いかけてきた榊が「俺のモデルを返せ…」と言ったことで、愛する妻に危害を加えた犯人が目の前の男であると知り激怒。
榊が魔進鬼としてモンスター化したためキジブラザーへアバターチェンジし、湧いてきた
アノーニには目もくれず集中的に攻撃を加える。
「許せない許せない許せない許せない許せない許せない!!!」(※変身バンク中です)
その場にはドンモモタロウを始めとして他のお共達も呼びよせられ、彼らもアノーニと戦い始める。
そこへ魔進鬼となった榊を粛清するため
ソノイが登場。
怪人態に変身したソノイだったが、アバターチェンジとアルターチェンジを駆使するドンモモタロウに押され、
距離を取られてしまった狂瀾怒桃ブラストパーティのターゲットにされるも、みほを危険な目に合わせたことで榊を憎んでいたつよしが発動直前にタロウにタックルを仕掛けたため射線が上にずれてしまい、そこをソノイに切り裂かれてしまったことで榊もろとも消滅。
喫茶どんぶらにいた介人の元にキラメイジャーギアがドロップしたが、
快盗鬼になったクロクマに続き脳人に消去された2人目の犠牲者になってしまった。
(あの男はみほちゃんを襲った。そんな奴はこの世にいちゃいけないんだ…)
元気になったみほと共に自分で作ったオムライスをほおばるつよし。
新婚ホヤホヤの彼が妻に向ける愛情がとてつもないものであることを視聴者に知らしめることになった一件となった。
(美穂ちゃんは僕が守る。絶対に。たとえ、誰が相手でも、何をしても…!)
ソノイの手にかかり消えてしまった榊だったが、脳人に斬られ消滅した人々は異空間に転送されていることが後に判明した。
そこには多くの人々がいたため、彼もまたそこにいるのかもしれない。
【余談】
モチーフとなったのは「
魔進戦隊キラメイジャー」。令和になってのはじめての作品である。
今のところ、最も放送年が新しい。
全身に宝石を散りばめさせた見た目は
キラメイストーン、顔はオラディン、スキン名はキラメイジンと必殺技の際の「チェックメイジ!」という音声に由来するものか。
ヒトツ鬼に見られる「素体となる怪人にパーツをかぶせゲスト怪人にする」近年見られるようになった趣向の始まりはキラメイジャーの
邪面師からである。
そう考えるとモチーフとして邪面師を意識しているとも見える。宝石邪面か?
なおメイジとは
魔法使いを意味する。
理想のモデルに固執していた榊だが、キラメイジャーのレッドである熱田充瑠はイマジネーションに溢れ、自らのひらめきをスケッチすることが多いキャラクターだった。
彼の言動を理解出来ない同級生もいたが、CARATの面々を含めかなり好意的に見られており、彼のひらめきが窮地を脱すきっかけとなったのも珍しくない。
つまり、充瑠はモデルを必要としないタイプの絵描きだった。実質的にキラメイジャーのリーダーとしてメンバーを引っ張る文字通りの中心人物。
対して榊は上記の通り、自分の才能を活かすモデルに固執し欲求のままにモデルとみなした女性を監禁するなど、己の理想を書き起こすためには手段を選ばない危険人物。
その才能は誰にも理解されず、最終的にモデルに固執しつよしの妻を監禁していたことを引き金に見殺しにされてしまう等、
孤独な絵描きであることが強調された人物である。
「キラキラのメイジ」というスキンだが、言うほど埋め込まれた宝石は輝いていない。色の付いたクリスタルでしかない。
なお彼が当初第8話タイトルの通り「ロン毛」だったのは、神絵師というスラングから来たものではないかという意見がある。
充瑠は短髪だった。
ちなみに作中で披露されたデッサンは、実際に榊役の島田惇平氏が書いたもの。
最終更新:2022年07月29日 01:34