ボダルジーム

「死ねや、シャバ僧が!」

【名前】 ボダルジーム
【読み方】 ぼだるじーむ
【声】 下鶴直幸
【登場作品】 王様戦隊キングオージャー
【登場話】 第2話「誰がための王」
【所属】 地帝国バグナラク
【分類】 怪ジーム
【BMA】 ホタル
【異名】 昆虫界のイルミネーションキング
【武装】 ボダルブースター、ボダルウィング
【昆虫最終奥義】 ルシフェリン光線
【観察ポイント】 ブースターの明るさは時に100万ルーメンに達するようである
【分布】 ンコソパ(夜)
【好物】 夜景
【モチーフ】 ホタル、戦闘機、ブースター
【名前の由来】 ホタルムシ+怪ジーム、虫の逆読み

【詳細】

お尻から光のサインを出す虫「ホタル」のBNAを備えた怪ジーム

戦闘機のような形状のボダルウイングを両腕に備え姿勢制御を行いつつ、首周りを囲む強力なボダルブースターで空中を高速で飛び回る機械化されたホタルのような見た目を持つ。
光の軌跡を残しながら自由自在な飛行を魅せる昆虫界のイルミネーションキング。
ハイビームで敵を煽りながら空中ゲンカをしかけ、ンコソパを奈落に落とそうとする。

昆虫最終奥義はボダルブースターにエネルギーをチャージして放つルシフェリン光線。
口数は少ないが上述のように非常に口が悪い。

ンコソパに出現し、夜景をバックにキングオージャーと激突。
小回りの効く飛行能力で空中戦で優位に立ち、シュゴッドソードを弾きとばし無手となりつつも突撃してきたキングオージャーに最終奥義であるルシフェリン光線を発射したが、ンコソパに攻め込んできた害虫を許す国民達ではない。

戦闘をただ見守るわけではなく、ンコソパ国民達は互いに手持ちのパソコンを駆使して国の建造物等を操作してキングオージャーの戦闘をサポート開始。
コクピットからキングスピーダーで離脱したギラは時間稼ぎのためにボダルジームの周囲を飛び回って翻弄し、それを追い払おうとしている間にも準備は進んでいく。

国中のエネルギーをペタ城に集中させ、それは全てガーディアンローリングへと流し込まれ――――

「ザコの分際で!」

「頭が高ェんだよォ――――!!」

――――!!!!


ンコソパという国の全てを載せた必殺の一撃はボダルジームへと直撃。
地面に叩きつけられると共に爆散した。

【余談】

スーツはデズボダルジームゲンジボダルジームに改造された。

モチーフは夏の風物詩、お尻を光らせる虫であるホタル。

むしろ幼虫のほうが肉食として知られ成虫はお尻を光らせるぐらいのイメージしかないためか、怪人のモチーフとして選ばれるのは相当に少なく、スーパー戦隊シリーズでは初採用となる。
仮面ライダーシリーズでは採用例があるものの総じて多くはなく、仮面ライダーカブトに登場したランピリスワーム以来となる。他には仮面ライダー剣でのファイアフライアンデッド等。

戦闘機のブースターにホタルが頭を突っ込んだようなデザインだが、デザイン担当の余湖裕輝氏がTwitterでコメントした内容を意訳すると(意訳する理由は…オサッシください)、
「2話の怪人は飛ぶのが決まっているため、ホタルが光る部分をジェットエンジンにした」「公式側が造形だけ見るとGっぽいため、触覚が長いのも嫌と言われ、それは私も嫌なので触覚を短くした」とのこと。

昆虫最終奥義の「ルシフェリン光線」はホタルが発光する際に生み出される物質、ルシフェリンに由来する。
ホタルが発光する理由として有名なのは「交尾のため異性を引き寄せる」だろうが、外敵への威嚇等とも考えられている。
ホタルが発する光は「冷光」と呼ばれる熱をほとんど発しない光であり、電球や蛍光灯のように発光と共に放熱する人間が作り出した光とは異なる声質によるもの。
ホタルの体内にある発光細胞という細胞のナカにあるルシフェラーゼという酵素の働きでルシフェリンが酸化することで冷光が放たれる。
白熱電球がエネルギーの10%を光に変換しているが、ホタルの冷光は96%のエネルギーを光に変えているという。
光を放つ昆虫はホタル以外にも存在するが、いずれも人間が生み出す光よりも効率の良い発光方法であり、いずれも冷光と呼ばれている。

実はホタルは身体に毒を持っているが、あまり知られては居ない。

最終更新:2023年06月29日 21:47