【詳細】
デズナラク8世が皇帝として君臨し
怪ジームと呼ばれる虫のBNAを持つ怪人を使役し、
チキュー上に栄える五大王国に代わり地上の覇権を手に入れようと企んでいる悪の帝国。
劇中の2000年前、5人の英雄と彼らに力を貸した
シュゴッド達に破れ地底深くへと身を隠していたが地上で人間達が反映していくその裏で着々と戦力を整えていき、第1話にて復活。
地上の覇権を手に入れるために大量の
サナギムに加え、
怪ジームら戦力を投入して手始めに
シュゴッダムへ攻め込んだ。
英語表記で「BUGNARAKU」と記すものを逆三角形上に図案化したものをシンボルマークとしている。
バグナラクの復活は予言として残されており、五大王国の国王、女王達はその復活を警戒していた。
皇帝である
デズナラク8世の目的は「世界をひっくり返す宝」と称されるものを手に入れること。
これによって2000年もの間地底に閉じ込められていた屈辱を晴らし、現在の力関係を逆転させようとしている。
この宝とは「ゴッドカブト」、「ゴッドスコーピオン」、「ゴッドホッパー」の3体の
シュゴッドのこと。
これらは2000年前キングオージャーと合体しバグナラクを退けたようで、この3体の
シュゴッドを手に入れようとあちこちの国へ襲撃を仕掛けている。
「人間は皆殺し」と公言して憚らない
デズナラク8世の性質ゆえか、
サナギム達は積極的な攻撃を行う。
現時点で皇帝である
デズナラク8世と、宰相とされる
カメジム以外の構成員が確認されておらず、いそうな武官系の幹部が今のところ見られない。
国として長年地下に閉じ込められていたため少数精鋭なのか、今のところ様子見なのかは定かではない。
また、現時点でバグナラク以上に悪役ムーブしているのが
シュゴッダム国王のラクレスであり、敵組織ではあるがバグナラクの影が薄い、と言われているとかいないとか。
【余談】
名前は「地底」と「帝国」、虫を意味する「Bug」と「奈落」をもじったもの。「ラグナロク」と語呂を合わせているとも指摘されている。
構成員のキャラデザは漫画家の余湖裕輝氏であり、特撮作品へは初参加となる。
モチーフとしては全体的に虫等の無脊椎動物が選ばれ、戦隊側も昆虫がモチーフであるためそれも統一されている。
ただ、
タニシ等昆虫ではないモチーフの怪人も登場しているが、これに関して余湖裕輝氏は自身のツイッターにて「古来より小さきものの総称を「虫」「蟲?」と言い表してきた。マムシとかさ!(意訳)」としている。
なおタニシは漢字で書けば田螺と書き虫偏が入る上、もっと言えば第1話に登場した
ダンジームだってダンゴムシモチーフで甲殻類であるため虫ではなく、トップである
デズナラク8世自体モチーフはミミズである。
なお「昆虫」とは定義として「六脚亜門の昆虫綱に分類される節足動物の総称」とされ、虫という漢字は余湖裕輝氏も言及している通り古くはマムシを代表とする蛇を指す言葉だった(ちなみに蝮と書くと虫偏が入る)。
蟲と書いていた時代は鳥を「羽蟲」、獣を「毛蟲」、人なんかは「裸蟲」と書き、生きとし生ける物全てを含む広い意味を持った字だったのだ。
蟲が虫と簡略化されるに伴い、別の意味合いだった蟲と虫が混同されるようになったのだとか。
最終更新:2023年06月27日 20:06