「我は宇蟲王ギラ。雑魚は捻り潰す…!」
【詳細】
オージャカリバーZEROを用いて
イーヴィルキングと呼ばれる怪人態へ王骸武装する。
ダグデドを単独で下せるだけの
宇蟲王にふさわしい凄まじい強さと、「俺」を素で使い守るべき一般市民達を「クズ」「カス」「チリ」「ゴミ」として口汚く罵り公開処刑も躊躇わない等、演技ではない生来の「邪悪の王」に成り果てたギラのIFの姿。
何故ギラが
宇蟲王になってしまったかと言えば、本来コップ1杯サイズの
レインボージュルリラを鍋1杯サイズ食してしまった影響によるもの。
それもこれも本来の
宇蟲王ダグデド・ドゥジャルダンを倒すため戦いを挑んだ桐生ダイゴが、ダグデドの手によって琥珀に封印されてしまったことが発端。
ダイゴと共にダグデドを追っていた空蝉丸、弥生ウル
シェードは時空移動出来るように改造されたプレズオンで旅を続けていたのだが、空蝉丸がふとしたことで操縦中の弥生にぶつかったことから操作を誤り、過去の
チキューに不時着してしまう。
そして訪れた過去の
チキューを探索していた空蝉丸は、幼き日のラクレスとギラを発見する。
折しもその時ギラは
レインボージュルリラを食べていたところで、
ボシマールに呼ばれたラクレスがその場を離れた際に空蝉丸は、ギラが零した「もっと食べたいな…」を聞き届けると、城のどこかに、ほんとどこにあったんだレベルの大鍋に大量にあった
レインボージュルリラを持ってくるとギラに食べさせてしまった(映像では追加の一口レベルだったが、空蝉丸が去ったその後もギラが続けて食べてしまった可能性が高い)。
それによって身体に眠る
宇蟲王の力を覚醒させたギラは一気に17年後と同等の姿まで急成長し、
ダグデド・ドゥジャルダンをただの剣戟で瞬殺してしまうほどの力を身に着けた。
しかしそれと同時に精神も邪悪に堕ちたことで17年後の
チキューは
宇蟲五道化を従えた
宇蟲王ギラの支配下となってしまう。
各国の王様達の人生も反転するレベルで落ちぶれてしまい、最早
宇蟲王ギラの支配は揺るぎのないものとなってしまった。
変わってしまった歴史の修正を試みる元凶空蝉丸と弥生ウルシェード、そして別の時間軸で合流したダイゴの息子である通称プリンスら3名。
ところが
チキューに居たところを自称「
チキューの案内人」こと「チャラミー・チャラシエリ」と出会い、変わり果てた各国の王様達の姿を目の当たりにする。
そしてあちこち嗅ぎ回っていることを察知した
宇蟲王ギラは
シュゴッダムを訪れた彼らを待ち受け、チャラミーが紹介した元国王達を人質としてその目的を吐かせようとした。
しかしその時、
宇蟲王ギラが引き連れていた
ミノンガン・モウズの体内から突然桐生ダイゴが登場。
呼び出したプレズオンが空蝉丸達を連れて何とかその窮地を脱したのだが、その様子を良しとしない
宇蟲王ギラはその後も彼らの動向を独自に追っていた模様。
本編最終回後、
ダグデド・ドゥジャルダンが倒されたことで解放されたダイゴは、
シュゴッダムに出向いて最終回後のギラと接触。
それによって氷結封印されていたミノンガンを利用する形で別の時間軸=
宇蟲王ギラが誕生した
チキューへと移動したダイゴはプリンスらと再会を果たすのだった。
すべてを元通りにするべく、まず空蝉丸は過去の
チキューに戻り
レインボージュルリラをギラに食べさせようとする自分の蛮行を止めることとなる。自己犠牲。
それと同時にプリンスはギラに第33話の後ギラと共に
チキューへ行ってしまったミニティラことガブティラを回収し、そのついでに本編のギラと再会を果たす。
「ギラさんはずっと優しい邪悪の王でいてね」
【余談】
ギラがこの姿に至ることは無かったものの、ダグデドの干渉で暴走しかけた際にこれと似て非なる形で
宇蟲王に到達する可能性は十分にあった。
さらにギラがこの状態になったのは父、コーサスの策略によるものだが本編で描写されたようにダグデドに対する切り札としてギラを覚醒させることが目的だった。
その目論見が実現した場合、最悪の未来が来ていたことが計らずとも証明してしまった形になる。
最終更新:2024年07月10日 04:07