「私の仕事は人間を笑…わ…滅亡させること!」
【詳細】
筋骨隆々とした大柄の男性を模しているが、ブーメランパンツ一丁にサスペンダー、首元に蝶ネクタイのみと強烈な見た目をしている。
お笑い芸人型だけあってその実力は或人を上回り確かで、人気の持ちネタは「腹筋パワーッ!」の掛け声と共に腹筋パーツを射出する「腹筋崩壊ギャグ」。
仮面ライダー図鑑によると、客席に飛んだ腹筋パーツは持ち帰りが可能であり、6つ集め腹筋プロテクターを作成するコアなファンもいるとのこと。
それだけの稼働時間の長さと愛されるキャラクターであり、くすくすドリームランドにて開催されたお笑いフェスティバルに参加した際には腹筋ギャグで観客達を笑顔で包みこんだ。
遊園地の支配人、根津光国もその実力を高く評価しており、待機時間中に自身が笑わせてきた人々の記録映像を見返すうちに「人々に笑顔と幸せをもたらす仕事」に対する喜びによってシンギュラリティに到達。
飛電或人が変身した仮面ライダーゼロワンと戦うも、ライジングインパクトによって粉砕され消滅した。
その後同型機が登場したほか、稼働していなかった
ヒューマギア素体に「コメディアン:フッキンホウカイタロウ」のヒューマギアプログライズキーのデータが入ったことで「腹筋崩壊次郎」なる
ヒューマギアが誕生している。
パーソナルデータは同一であるため持ち前の腹筋崩壊ギャグも一緒。
【余談】
仮面ライダーゼロワンは平成時代が終わり、新たなる「令和」の年号になったのに合わせて令和ライダーと呼ばれるようになった新時代の仮面ライダー作品。
腹筋崩壊太郎と、それが変身したベローサマギアは令和ライダーの第1号怪人となる。
腹筋崩壊太郎を演じたのはお笑い芸人であるなかやまきんに君。
暴走後の声も担当している。
当初はブーメランパンツ一丁のみだったが、スタッフによってサスペンダーが追加されたという。
腹筋崩壊太郎の持ちネタとされる腹筋崩壊ギャグだが、なかやま氏も筋肉ネタを得意としている。
撮影時においては、話の流れは説明されず、「エキストラに笑う演技をするよう指示されていたが、演技するまでもなくエキストラは爆笑していた」ことがエキストラ参加者のSNSにて紹介されている。
第1話における彼が生み出した笑顔は紛れもなく本物だったのだ。
AIの発達によって人間の仕事が奪われていくのは問題視されているが、データ入力業務や製造業務ではない「お笑い分野」にAIが適応しているゼロワンの世界観をたった1話で示すにはコレ以上ない設定とキャラメイクであったと言える。
そのキャラクター完成度の高さはたった1話の登場ながらも視聴者の心をつかみ、「腹筋崩壊太郎ロス」なるワードが出来たほど。
その人気故に映画を含めて同型機の再登場回数に恵まれている。
だが忘れないでほしい。人々に笑顔と幸せをもたらすために働いていた”彼”はその心を含めてもはやどこにも居ないことを。
最終更新:2024年11月12日 22:46