ゼツメライザー

「ゼツメライズ!」

【名前】 ゼツメライザー
【読み方】 ぜつめらいざー
【登場作品】 仮面ライダーゼロワン
【初登場話】 第1話「オレが社長で仮面ライダー」
【分類】 変身ベルト

【詳細】

滅亡迅雷.netが使用するヒューマギアを暴走させるための装置。

バックルの状態で持ち歩くことができ、ヒューマギアに近づけることで内部に格納されたベルトが自動で伸長し腰に巻き付く。
この際、伸びたベルトは棘だらけのものであり、勢いよくそれが巻き付くため、公式サイトの説明も合わせて考えるとヒューマギアの外装をベルトの棘で破壊して内側からハッキングしているものと思われる。

このベルトに巻き付かれたヒューマギアは強制的に滅亡迅雷.netに接続し、暴走プログラムがインストールされる。
この強制接続はゼツメライザーの制御装置、ライズレギュレダーが担い、穿孔接続端子「ソーンコネクタ」(ベルトの棘と思われる)がヒューマギア側の制御装置に割り込む形で実行する。

暴走したヒューマギアは手にしたゼツメライズキーを起動後、ゼツメライズスロットに装填。
ゼツメローダーを強く押し込むことでキーに内蔵された絶滅種のデータイメージ「ロストモデル」を吸い出し、上書きデータとして送り込む。
それと同時にヒューマギアの外装パーツをパージし、データイメージに沿った追加装備を装着させることでマギアへの変身、「ゼツメライズ」が完了する。

ゼツメライズスロットは装填されたゼツメライズキーを固定し、特殊な周波数を送り込むことで擬似オーソライズを実行。
ゼツメライズキー専用プロトコルで行われる動作であるため、プログライズキーを装填した場合何らかの誤作動を起こす危険が想定されるという。

ゼツメローダー付近にはワームターミナルという赤いケーブル状の接続端子があり、伸縮自在かつ貫通力に優れ、
ライザーが起動すると自動で伸長してゼツメライズキーのトランスロックシリンダーを破壊して内部に侵入し、強制接続を開始する。
そのため一度起動したゼツメライズキーは破損した状態になる。

これらシステムを収めるライザーボディは、「ヒューマギアの暴走」と「ゼツメライズキーからデータを吸い出して上書き」という最低限のシステムで構成されている。
そのため一度起動してしまうと停止させることが出来ず、止めるためには物理的な破壊しか手段がない。
暴走してしまったヒューマギアもまたヘッドセットにレッドアラートが点灯した状態では最早もとに戻すことは出来ず、破壊するしか出来ないとされている。

ヒューマギアの暴走を誘発し、マギア化させるには必須のアイテムと思いきや、第16話にはゼツメライザーもゼツメライズキーも装備していないベローサマギアドードーマギアが出現して町で暴れだす事態となった。
滅亡迅雷.netが壊滅し、テロ終息宣言がなされた直後にである。

それはアークマギアという別種であり、アークによるプログラム改変でヒューマギアが暴走したものだと判明した。
こちらはゼツメライザーによる暴走プログラムのインストールが行われないため、破壊されてもバックアップがあればそのヒューマギアの復元が可能になっている。

第21話ではアークに作らせたのか天津垓もゼツメライザーを保有していることが判明した。
それを聞いた滅は取り乱しており、メタルクラスタホッパーの完全な制御が可能になったことでヒューマギアのセキュリティもアップデートされたためアークマギアへの暴走が不可能になったことから、
手頃な暴走手段としてゼツメライズキーと共にヒューマギアに取り付け無理やり暴走させるために使われている。

【余談】

敵側が使う変身ベルト、というアイテムは非常に珍しい。
仮面ライダーWで幹部格が使用していたガイアドライバーくらいであろうか。
形状自体は仮面ライダー龍騎のミラーライダー達が使っていたVバックルに似ているものの、カード(デッキ)の挿入方向が正反対となっている。

滅亡迅雷.netが行っているマギア作戦は自我に目覚めた個体を対象としているが、暗殺ちゃんも装着しマギア化しているのを見る限り、使用条件にシンギュラリティを超える必要はないようだ。

最終更新:2021年12月06日 22:28