「下の下…以下ですね!」
【名前】 |
ローズオルフェノク |
【読み方】 |
ろーずおるふぇのく |
【声/俳優】 |
村井克行 |
【登場作品】 |
仮面ライダー555 |
【初登場話】 |
第33話「真里、死す」 |
【分類】 |
オルフェノク |
【特色/力】 |
念動力を使った攻撃、テレポーテーション、蔦状の光輪や鞭 |
【モチーフ】 |
バラ、光速エスパー、ヒーロー |
【詳細】
村上峡児が変化した薔薇の特質を備えたオルフェノク。
本来オルフェノクの姿は各々が心に秘める「戦う姿の具現化」の為、甲冑などを身に纏った姿のものが多いが、彼の場合強い自尊心故にほぼ生身に近いフォルムをしている。
また体色は通常のオルフェノクと比べ極端に白く、純白の外観を持つ。
強力な念動力や身体からバラの花弁を吹き出して操るなど不思議な力を持ち、複数のライダーを相手にしても優位に立つ高い戦闘力の持ち主。
薔薇の花弁は相手を切り裂くのに使われる他、全身から花弁を吹き出しながらテレポートするなど、他のオルフェノクとは一線を画す力を持つ。
変身の際も他のオルフェノクと異なり、バラの花弁に包まれながら変身する。
また、手首からは茨を模した鞭や光輪を生成する事ができるようだが、劇中では使用されなかった。
その強すぎる力故か、生身でも鉄パイプを炎上させ、光弾を放つなど、オルフェノクの力を行使する事ができる。
スマートブレインの前社長である
花形が姿を消したため、彼の代理を経て社長に就任。
感情に流されず常に冷静に行動し、時には
敵であった人物を自陣に迎え入れる度量の広さも持つ。
オルフェノクの繁栄と人間の絶滅を願い、3本のベルトの確保と「オルフェノクの王」の探索のために暗躍。
物腰は一見紳士的にも見えるがその実慇懃無礼で、普段ほとんど冷静さを崩さない分、激情に駆られると別人とも思えるほどに豹変する。
「上の上」~「下の下」までの9段階の独自の価値観で相手を評価する癖を持つ。
一度だけ、「それ以下」と口にした事もある。
終盤、彼の思想を危険と判断した花形の復帰及び
木場の社長就任により退陣に追い込まれ地位を失いながらも独自に行動を続ける。
その後、3人のライダー(ファイズ、デルタ、カイザ)と激しい戦いを繰り広げ、一時は
デルタギアやジェットスライガーを奪い優勢に立つものの、サイドバッシャーの攻撃の前にジェットスライガーを失い変身も解除。
トリプルキックで致命傷を負った後、自らの死を察し
オルフェノクの王にその身を捧げ身体を石化された後捕食されるという最期を遂げた。
【劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト】
ノベライズ版『555』でも顛末は同様だが、自身の運命を受け入れている描写があるなど、劇場版に比べ有情な最期となっている。
『S.I.C. HERO SAGA』の一篇『MASKED RIDER 555 EDITION -ロスト・ワールド-』で描かれた劇場版の前日談では
ライオトルーパーver.2に変身しファイズブラスターフォームと戦った際に首を落とされたのが理由とされ、その際に自分を助けた
レオにその褒美として
帝王のベルトの一つ、「サイガドライバー」を譲渡している。
また触れた人間をオルフェノクかそうでないかを瞬時に判別し、不適合者を死に至らしめる青いバラを使い、劇場版のような多くのオルフェノクが暮らす世界を構築した張本人とされている。
【余談】
デザインは『人造人間キカイダー』に登場する
ハカイダーのオマージュ。
これは演じる村井氏がキカイダーの大ファンで、ハカイダーのデザインを取り入れるようにデザイナーに頼んだ為らしい。
…と言われるが、この発言は村井氏だけのもので、デザインを担当した篠原保氏がデザイン集「完全超悪」で語ったところによると「子供が思い描くヒーローになった自分の典型」として特撮番組の一つ、光速エスパーをモデルにしたと語っている。
ラッキークローバーの面々はハカイダー四人衆がモチーフなので、それを束ねる人物=ハカイダーと認識されたものが定着したということのようだ。
最終更新:2023年06月29日 20:34