ゴズナグモ

「お前達はここで死ぬがよい」

【名前】 ゴズナグモ
【読み方】 ごずなぐも
【声】 安井邦彦
【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー
【登場話】 第二十三幕「暴走外道衆(ぼうそうげどうしゅう)」
第二十四幕「真侍合体(しんさむらいがったい)」
【所属】 外道衆
【分類】 アヤカシ
【得意武具】 クモのような強力粘着糸
【伝承のルーツ】 牛鬼
【モチーフ】 ウシ、クモ
【名前の由来】 牛頭(ごず)な蜘蛛

【詳細】

ウシのような、クモのような姿を持つアヤカシ。

外道衆の中でも1位と2位を争う程の力を自慢し、血祭ドウコクに対しても容赦なしに盾突き、その命を狙っている程の強者でもある。
口からの粘着毒を持つ糸で相手の動きを一瞬で絡め取り、8本の太い手足にそれぞれ大きく鋭い爪を持ち、糸で動けない相手を引き裂く。

封印の文字の存在を知り、下克上を起こす為に骨のシタリを脅した上で協力させ、レッド/丈瑠に秘密を迫る。
シタリがゴールドと交戦中、ブルー達4人に変身解除させる程のダメージを与えるが、ドウコクに目論みを知られた為に三途の川に連れ戻される。

その後、ドウコクの力を無理矢理注入された事で理性を失い、暴走アヤカシのような状態にされてしまう。
彼の力を注入された際は角と牙が更に肥大化し、凶暴性とパワーも増して、目の光は真っ赤に変色している。

ナナシ連中と共に街で大暴れし、駆け付けたブルー達4人を再度苦戦させるが、そこへレッドとゴールドが駆け付ける。
レッドがインロウマルによって強化変身したスーパーシンケンレッドになす術もなく、真・火炎の舞を受け倒される。

その直後、二の目となる。
大ナナシ連中大ノサカマタを率いるが、シンケンオーとダイカイオーが真侍合体したダイカイシンケンオーに大ナナシ連中を一掃され、最期は折神大開砲を大ノサカマタと共に受け爆散した。

現代の伝承で『牛鬼』という妖怪がいるとされている。
『牛鬼』はウシの頭部と土蜘蛛の身体を持つ鬼のような化け物らしく、ウシのようなクモのようなゴズナグモの姿が『牛鬼』伝承のルーツになったと思われる。

【余談】

シタリを「御老体」と呼ぶ。

第二十五・二十六幕のアヤカシもウシがモチーフになっている。

同幕で浄寛和尚役の高橋元太郎氏がゲスト出演し、日下部彦馬役の伊吹吾郎氏とは『水戸黄門』で共演している(伊吹氏は3代目渥美格之進(格さん)、高橋氏はうっかり八兵衛を演じている)。

シリーズ第29作目第23・24話にもクモをモチーフにした怪人が登場している(所属組織も妖怪や怪物の集団となっている)。

牛鬼をモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズにおいて『忍者戦隊カクレンジャー』のウシオニ以来の登場となる。

声を演じる安井氏は前々作でも野心の声を演じている。

最終更新:2014年06月09日 17:35