武装神姫SSまとめ@wiki内検索 / 「第十九話:罪明姫」で検索した結果
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第十九話:罪明姫
第十九話:罪明姫 決着が付いた後、俺達は早速、バトルロンドの相手側の席に移動した。聞く事はもちろん、賭けの勝利の後の事だ。 輝と結のいるそこへ行くと、逃げも隠れもせずに彼らはその場にいた。 「……いい試合だったよ。その子たちの力と技。君の指揮力。それらが綺麗に揃っていて、戦っていて気持ちよかった。目が見えなくても僕らの以上に君達の絆は伝わってくるよ」 その顔は賭けに負けたというのに晴れやかなものだった。負けた事に怒るわけでもなく、素直に俺と認めていた。 べた褒めされる程の事はしていないが、今回は彼の言う絆で戦うことができた事が勝利に繋がったのだと不謹慎ながら、素直に喜ぶべきだと思えた。 「絆、ね。そこまで壮大なもんじゃねぇが、こいつらがよくやってくれたおかげだ」 「まぁ、この子達はオーナーにべったりなのは確かにそうさね。にしてもマジでデュアルオ... -
第三章 深み填りと盲導姫
...第十八話:札無姫 第十九話:罪明姫 (この話ではキズナのキセキに関して一部のネタバレが存在しますのでご注意ください) 第二十話:道行姫 この物語においては以下の作品から、キャラクター、設定を借りております。 また、ネタバレの点もあるため、読む時には注意をお願いします。 ウサギのナミダ、キズナのキセキ、HOBBY LIFE,HOBBY SHOP 15cm程度の死闘、Black×Bright、The Armed Princess -武装神姫- 鋼の心 ~Eisen Herz~、ツガル戦術論 トップへ -
CL:第十九話 逃亡
前へ? 先頭ページへ 次へ ? 第十九話 逃亡 体温イコール外気温。 視界ゼロ。 落下中。 叫んでも、自分の声が聞こえない。無音。あるいは空気がないのだろうか。 違う。再現されていないだけだ。 ここはまだ仮想空間の中であり、エイダはほどんどの擬似感覚からデータ的に切り離されていた。かろうじて自分の擬似的な躯体と、落下しているという感覚はあるが、視覚、嗅覚、聴覚、味覚、外部との触覚は全てシャットされていた。 完全に仮想的な空間にはいないのだ、とエイダは気がついた。かといって、物理現実の素体に転送されきってもいない。 ダウンロードのプロセスが中断されて、自分の意識と呼べるものが――AIに意識があるのかどうかはさておいて――どこかの空き領域にプールされているのだ。あらゆるデータやプログラムから隔離された状態を便宜的に、頭脳は「落下している」をあてがっている... -
第十九話『出現、白衣のお姉さま』
雨が降り注ぐ近代都市を、重武装の神姫が滑るように移動していた。 その神姫は背中のブースターを全開にし、その巨躯からは想像もつかないほどの速度でビルの谷間を翔ける。 その姿は・・・神姫と言うよりは・・・・一体の機動兵器の様だった。 「・・・・・・・・目標確認、破壊、する」 機動兵器の彼女は小声でそう呟く。元々声の大きい方ではないからだ。 『うん。なかなか調子がいいじゃないか。ブレードよりもこう言う兵器系に向いてしまったのはなんとも皮肉なもんだが・・・・まぁいいか。それよりもノワール』 「なに」 『今日一日の感想はどうだい?』 「・・・・・それを・・・どうして・・・・聞くの?」 ノワールはそういいながらビルの陰から現れたターゲットを破壊する。 右手のライフルの残弾は・・・・残り僅か。 『どうしても何も、ハウはもう寝てるしサラに聞くわけにもいくまい。私達が見たの... -
第十九話 火事とケンカは! Aパート
第十九話 「火事とケンカは!」 ※※※ さて、ここで種明かし。話をちょいと前に戻そう。 三盥のとこに行く前の話だ。 夜、高速のインターチェンジ付近。 直也の下宿に向かってバイクを飛ばしながら、俺はカシスの言葉を頭の中で反芻していた。 『ナオヤ兄に、パパさんのこと代わりに謝らなきゃじゃん……。もう、パパさんはナオヤ兄のこと馬鹿になんかしてないじゃん。それに、カズハ姉はナオヤ兄のために……』 カシスはそう言ったが、俺も俺で直也には別件で謝ってもらおうかとも思う。 「直也よお、俺たちゃなんだってんだよ……」 独りでに漏らした俺のつぶやきは、メットの中でくぐもって誰にも聞こえなかった。 直也の下宿は、それから五分程度のへんぴな場所にあった。初めて見るが、いつの時代のもんかと思ってしまうボロっちい木造アパ... -
ホワイトファング・ハウリングソウル
ホワイトファング・ハウリングソウル 作者:ミヤコン 世を捨て、竹の生い茂る山に引き篭もった老人と、銀色の狼の物語。 『――――それは、恋でもなく愛でもない』 5/26 最終話を更新、いままでありがとうございました! コラボ大歓迎です! 前作クラブハンド・フォートブラッグと前々作ハウリングソウル(外部リンク注意)とリンクしています。 もし宜しければそちらとあわせて読んでみてくださいm(_ _)m WFHS 登場人物紹介 WFHS 武器紹介 WFHS 設定 WFHS 白狼型MMS 『神凛』 * ホワイトファング・ハウリングソウル本編 第一話『老人と犬』 第二話『砂漠よりの使者』 第三話『爺の心労』 第四話『Prophet of amethyst』 ... -
三毛猫観察日記
● 三毛猫観察日記 ● トップページ by 修理屋 ・これは主人公による猫型神姫(?)の観察日記。 大学の神姫サークルの仲間達との活動を軸に 物語は進んでいきます!! (現在、第十八話までと番外編4までを公開中) ◎◎◎ 外伝 デカ神姫 トップページへ ◎◎◎ ◎◎◎ 長編コラボ 神姫のお仕事。(海底編) トップページへ ◎◎◎ ★登場人物一覧★ (設定は物語開始当時に基づいています) ◆ 一年目 ◆ 第一話 猫、飼いました 第二話 激闘!あおぞら商店街! 第三話 意思を継ぐ者 第四話 最後の願い (注:神姫破壊表現あり) 第五話 アタシも日記を書いてみよう 第六話 誘われて・沖縄 第七話 ミア!電光石火!! 第八話 雨の日に来たレイン 第九話 文化... -
第十九話『砕かれた未来~The broken future~』
ホワイトファング・ハウリングソウル 第十九話 『砕かれた未来~The broken future~』 時は少し遡る。 ぽつりと、アメティスタの頬に水滴が当たる。 それが都か或いは自分の涙か、それとも雨か・・・アメティスタにはわからない。 「・・・・言いたいことは、それだけ・・・?」 都は、そういうと右手を大きく振りかぶる。 「駄目だ! マスター!!」 「マイスター!!」 都がやろうとしていることを理解したハウとノワールが止めようとするが、もう間に合わない。 大きく振りかぶられた右手は、ほんの一瞬、躊躇するように止まってから 「――――――――――――――!」 勢いよく、振り下ろされた。 ・・・・・・・・アメティスタは、ゆっくりと目を開ける。 自分の体がまだ無事であることに疑問を覚え、横を見る。 そこには都の手... -
ネコのマスターの奮闘日記
ネコのマスターの奮闘日記 これはネコ神姫(+α)のマスターが日常60%、非日常40パーセントくらいの毎日を綴ったお話。 キャラクターなどのレンタル希望はご自由に(ある場合はコラボ等にてご一報下さい) 著者 ネコマスター 登場人物・登場神姫紹介 舞台設定 本編 プロローグ とりあえず自己紹介は基本だな 第一話 いきなりですが妹襲来です。 第二話 キルケの初バトル 前編 後編 第三話 礼奈は大変な事を親に言われました 第四話 いつからご飯・味噌汁・焼き魚が日本の朝食の代表になったんだろうか? 第五話 ネコのマスターのクリスマス・買い物編 第六話 ネコのマスターのクリスマス・プレゼント編 第七話 盗撮は犯罪です。 第八話 離婚してもしばらく経つとどうでもよくなるんだよね 第... -
ネコ日記:第十九話
ハリウッドスターは誰でも一度は憧れる 晴子・ペルシスside オイルと武士型とのバトルが終わった頃。 「ここやな、敗退者が捕まってる言う所は」 会場から約5km離れた所にあるビルの前に、晴子が居た。 ペルシスの入手した情報によれば、ここに大会で敗退したマスター達が捕らえられている。 晴子の目的は勿論、マスター達の救出だ。 「・・・信善の言っとった『確認』の意味・・・サッパリわからへんかったな・・・」 ビルに入る前に晴子は控え室での信善の言葉を思い出していた。 「ま、聞いても教えてくれへん事くらいはわかってるんやけどな」 にはは、と笑ってビルに足を踏み入れた。 「・・・こりゃ、簡単には行きそに無いなぁ」 晴子はまた笑みを浮かべた。ただし、さっきより引き攣った笑みだ。だがそれも無理は無い。 ビルに足を踏み入れた瞬間、晴子はペルシスに転ばされた。次の瞬間、晴子の... -
第二章 深み填りと脱走姫
第二章 深み填りと脱走姫 あらすじ: 神姫センターで知り合った友人 真那から賞金百万がかかった脱走神姫イーダの捕獲を持ちかけられ、 それの手伝いをする羽目に。しかし調べていく内に…… 第一話:賞金姫 第二話:収集姫 第三話:共感姫 第四話:選択姫 第五話:説得姫 第六話:乱戦姫 第七話:双雷姫 第八話:撤収姫 第九話:劣等姫 第十話:首切姫 第十一話:求道姫 総合トップに戻る -
クラブハンド・フォートブラッグ
クラブハンド・フォートブラッグ 作者:ミヤコン 砂漠ステージのみ最強の砲台型と、それに日々弄られる少女の物語り。 2/25 番外編を久しぶりに更新。 コラボ大歓迎です! ちなみにこっちでも神姫SSを公開してたりします。 クラブハンド本編ともリンクしてるんで、もしよかったら読んでやってくださいm(_ _)m CHF 登場人物紹介 CHF 武器紹介 * クラブハンド・フォートブラッグ本編 第一話『Desert scorpion』 第二話『八谷とマイ』 第三話『主の日常と姫君の退屈』 第四話『第23回・サラはどうして勝てないのか会議』 第五話『Desert eagle』 第六話『THE交通事故』 第七話『ダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!』 ... -
ネコ日記:第十八話
前世の記憶とかって何か格好良いよね 開け放された控え室のドア。 そこに居たのは、俺の親父・・・正確には親父だった男。名前は山田信善。 「親父、心配いらないって・・・どう言う事だ?」 「筐体の仕掛けは、俺とこいつで行く」 親父が指差した先、親父の肩には、騎士型サイフォスの武装神姫が乗っていた。 「メサイア。俺の助手兼相棒だ」 「よろしく」 メサイア・・・救世主か。沢山の神姫の命を救う点じゃ相応しい名前かな・・・ 「さぁ和章、そろそろお前達の試合だ。行って来い」 「あぁ。親父、頼んだ」 「任せとけ」 俺はタマとオイルを連れて会場へ向かった。 「で、何でなん?」 和章が行った後、晴子が信善に尋ねた。 「何がだ?」 信善は軽く笑みを浮かべながら聞き返した。 「アンタはいつもそうや。知っとるクセしてはぐらかす・・・何で今更戻って来たんか聞いとるんや」 晴子... -
第九話:鉄鳥姫
第九話:鉄鳥姫 「……で、何で俺が特訓に付き合わないとならねぇんだよ!?」 「いいじゃない。ケチケチする事でもないでしょ?」 「俺の自由はどうなってんだよ!?」 「知りませ~んっと」 俺は神姫センターにいた。……真那と一緒に。 盲導神姫の施設を見学して次の日、杉原から携帯電話で連絡があり、捕獲の許可が下りたとの事で神姫センターに行ったのだが、そこで真那と出くわし、こういう事になっているのである。 早速というべきなのか、真那は俺に蒼貴を指名し、サマーフェスタにルナと共に送り込んだのである。 俺は仕方なく蒼貴を送り込み、真那との戦いを始める。もし、ここにリミッター解除装置を装備した神姫が来たらまずいが、来たら来たで好都合だ。このままやるのも悪くない。 サマーフェスタに蒼貴を送り込む間に昨日の事を思い返した。 あの怪しげな研究者の義肢に関する話の後、中... -
第二十九話『煉獄』
そこはまさに地獄だった。 目に映るものは何も無く、記四季の身体は動けず。感覚が無いにもかかわらず痛覚だけははっきりしている。 胸は熱く、まるで溶けた鉄を口から流し込まれたかのような感覚。 掻き毟ろうとしても身体は動かず、動かそうとするとまるでそれが罰であるかのように襲い掛かる激痛。 意識が無ければどれだけ良かったか。否、例え意識が無かろうともこの地獄は繰り返し自分を苛むだろう。ならば・・・いっその事、死ねばよかったのか。 死ぬのなら、あの時・・・“アヤメ”が死んだときに自分も死んでいればよかったのか。 そうすればこんな地獄を味わうことも無かっただろうし、なにより何の迷いも無く死ねただろう。ならば何故、自分は今生きているのか。 ――――――――――あやめ 恋でもなく、愛でもない。そんな感情は遠の昔に枯れ果てた。 ならばそれは何か。今自分が胸に... -
第九話:劣等姫
第九話:劣等姫 次の日、俺と真那はOHMESTRADA社に来ていた。修理した神姫達は自分の鞄の中にしまい、とりあえずバレない様に上手くここまで来た。 「ここまで来ちゃったね……」 「ああ。……まずはその賞金をくれる所にいこう。そこから交渉の糸口を見つけるんだ」 考えた事は実は特にない。何せこんな大きな会社の前に俺のような一般人が細かい事を取り決めする権利はないし、出来る事といえば交渉をすることだけだ。 少なくとも紫貴を奪う。俺の目的はこの一つだけだ。 後は……まぁ、知ったことじゃない事にしておこう。 「……行くぞ」 俺は真那を促すとOHMESTRADA社の入り口に入った。 入り口に入るとそこはOHMESTRADA社の作った最新鋭神姫であるHST型アークのデモンストレーション映像が流れる大型のテレビが並び、小規模ながらバトルブースも設... -
Mighty Magic
ここは「マイティのひと」が作成した武装神姫ショートストーリー 『Mighty Magic』シリーズを掲載しております。 著/マイティのひと ※コラボレーション大歓迎也。 ※文字サイズを通常よりも一段階小さくしてご覧になると読みやすくなります。 ※本文は随時加筆修正されます。更新履歴をご参照ください。 ※現在諸事情により更新速度が激減しております。何卒ご了承ください。 - 昨日 - 今日 - 合計 神姫とそのオーナーたち 装備構成解説 設定解説 本文ページ(妄想設定準拠) マイティ編 Mighty Magic ・インターバトルO「アーキタイプ・エンジン」 ・強敵 ※『不良品』?とのコラボ作品 ・犬達の出会い ・バトリングクラブ ・インターバトル1「プレゼント」 ・変身! ※魔女っ子神姫☆ドキドキハウリンとのコラボ作品 ・主... -
ネコ日記:第二十話
エージェント(?)ビルを往く 「マスター、解除パスが判明しました」 一時間ほど目を瞑っていたペルシスがようやく目を開いて言った。 「やっとか。で、何なん?」 「G O A L・・・ゴールです」 「何やそれ・・・ま、ええわ。ちゃっちゃと終わらして早よ行こか」 晴子は入り口に向き直り、子供の頃見たアニメ風に言った。 「ゴール・・・」 一瞬泣けそうなBGMが始まるかと思ったが、勿論そんな事は無かったので普通に入った。 「てか今思ったらゴール言うたんは娘やったな・・・ウチまだ死にたないで」 「何を言っているのですかマスター?」 「あぁ、これは「マスター、静かに」・・・何や折角話したろ言うのに・・・」 そう言いながらペルシスの指差す先を見ると、黒服の男が3人扉の前を巡回していた。 「あそこに人質が居るんやな?」 「恐らくそうです。如何致しますか?」 「如何言われてもな... -
武装食堂
武装食堂 小さな町の、小さな食堂。 そこには、神姫を連れた変わったコックさんがいました。 ちょっと不器用だけど頼りになるその人との出会いは、やがて僕の、私の、みんなの運命を少しづつ変えていくのでした―。 著・ばるかん ※一部設定をMighty Magicよりお借りしています。 ※コラボ歓迎。また、他作品様のキャラクターが登場する事があるかもしれません。 不定期更新です。早かったり遅かったり。 ※物語の関係上、実在の地名と架空の地名が混在していることがありますが、ご容赦ください。 更新の履歴。 2012/1/7・・・全話更新完了。 3/3・・・第二十話+αをUP. 5/25・・・第二部スタート、第二十一話をUP. 5/27・・・番外その3を二編に分けUP. 8/24・・・第二十二話をUP. 10/3・・・第二十三話をUP. 2013/2/23・・... -
神姫ちゃんは何歳ですか?
神姫ちゃんは何歳ですか? これはある神姫とそのマスターとの愛と肉欲の日々を描いた物語である… でも最近、肉欲の日々は送ってないよね… 書いた人 優柔不断な人(仮) 神姫ちゃんは何歳ですか?本編 過去編 番外編 武装神姫飛鳥ちゃんエウクランて その他作品 騎士子シリーズ コラボ大歓迎 話を大幅に変えてしまうようなのでなければ大丈夫 チョイ役とかなら許可も要りません ドンドン出して出して ※鳳凰カップ等で神姫の父さんの橘明人とかしまし神姫たちの日常日記とリンクしております ※学園設定に於いてチアキ氏の凪さん家シリーズとリンクしております 登場人物&登場神姫 舞台解説・特殊設定 國崎技研商品カタログ 本編 第一話 学園天国 微エロ注意 香田瀬がユキに買ってきた物は… 第二話 NY決戦 ※エロ注意!1... -
第十九話 火事とケンカは! Bパート
※※※ 僕はそこから下がるのも忘れて、呆然とそれを見ていた。 アッシュと雅の攻撃で、ステージはあっという間に大混乱におちいった。相手が少しかわいそうなんじゃないかと思ってしまうくらい。 「フゥーハハハァーッ! アドレナリンがみなぎるううゥーッ!」 アッシュの武装から発射されたミサイルや機関銃が、そこら中に火柱を上げる。僕は見たことないけど、戦争みたいだ。というか、クレアの特訓ってこんなの使ってなかったぞ。 「んなもん流れてないでしょうがっ! 危ないから、もうちょっと考えて撃ちなさいよっ!」 それをかわしながら雅が素早い身のこなしで箸を振るって、エウクランテの翼を焼き砕く。 「ぬあぁにを言っているのですか! 雅殿だけ楽しむなどずるいですよぉ!」 「そんな暇なーい! あんた、実は自分が楽しみたいだけでしょ!」 「うわ、うわっ」 「クレアさん... -
第九話:虚実と現実
第九話 「マスター!起きてください!!」 「ごべらっ!?」 次の日の朝、優一の一日はモーニングスターの一撃で始まった。 「スタンガンの次はこれかよ!!」 「だってジェni・・・」 「またかよ!!」 起動させてからもうダブルスコアに達しようかという数になったいつものやりとりだが、優一にとってもアカツキにとっても一つの習慣になろうとしていた。 「それより今日、今日ですよ!」 「判っとる×2。支度してくるからちょっと待ってろ」 十五分後、支度を終えた優一はアカツキと共に幸平と事前に決めておいた待ち合わせ場所に到着した。 「ところで・・・、何でアネゴがいるんだよ」 「何でって、こういうのは何かとトラブルが起きる物よ。あ、初めまして、治安局の安田聡美です」 「堂元です。どうも」 「しっかし、アインだけでなくツヴァイやドライまで引っ張ってくるとは・・・。まさか」 ... -
The Armed Princess―武装神姫―
ichguc改めレイキャストです。まだまだ表現は未熟なところはありますが、楽しんでいってください。 キャラクターの項は後々加筆する予定です。 コラボ大歓迎です!! 作品目標:「リリカルなのは」みたいに矛盾だらけになっても進める!! 主な登場人物 主な登場神姫 用語解説 最新情報 2009.8.21 最新話をうp。 2010.4.13 最新話をうp。それに伴いページ名を一斉変更。 「The Armed Princess Zero」(岡島士郎と愉快な神姫達・HOBBY LIFE,HOBBY SHOPより、勝手にキャラ抜粋) プロローグ 零之壱 零之弐 零之三 「The Armed Princess -武装神姫-」 第壱話:始まり 第弐話:戦い(微エロ注意!) 第三話:特訓 ... -
第九話:舞姫と歌姫(後編)
鋼の心 ~Eisen Herz~ 第九話:舞姫と歌姫(後編) 『それでは行きますよ。2on2、戦闘フィールドは草原、制限時間は30分』 晴香の宣言は悪い意味での予想を裏付けていた。 『Get Ready』 草原フィールド。 そこはアイゼンとレライナが戦った場所でもある。 そして、そのステージの端には湖があった。 『Go!!』 「行きますよ!!」 「応!!」 戦闘開始と同時に上空と地上を併走するフェータとレライナ。 最優先の確認事項は当然ステージ端の湖。 相手にイーアネイラ。水中戦への適正が高い神姫がいる以上、水辺を取られるのは避けねばならない。 出来れば湖の傍に相手が近づく前に交戦状態に入りたい。 水中と言う特殊な環境への配慮か、湖はステージの中央端にある。 どちらかのコーナーに極端に近ければ、水中戦型の神姫はどちらのコーナーでエン... -
神姫ちゃんは何歳ですか?第二十九話
神姫ちゃんは何歳ですか?第二十九話 奇跡、偶然、それとも…? 書いた人 優柔不断な人(仮) 『新年、明けましておめでとう御座います』 といった挨拶も終わり、特にする事も無く家でゴロゴロしている俺達 去年の正月はユキと二人だけだったのだが、今は観奈ちゃん、皐月、水那岐、ミチル、ムツキちゃん、花乃ちゃんにひじりん、そしてティールにファロンとかなりの大所帯となっていた 親父が遺してくれたこのやたら大きい家に感謝しないとな 台所で片づけ物をしているユキと水那岐とティール リビングでお笑いの特番を見て笑ってる皐月とムツキちゃんとファロン ノーパソを広げ、なにやら難しい顔をしながら打ち込んでいる観奈ちゃんとミチル 「お、観奈ちゃん。宿題?」 訪ねてみる俺 「ケンシロウ、宿題なぞとっくに終わってるぞ」 「あれー?んじゃ?なにやってるの?」 そんな... -
鋼の心 ~Eisen Herz~
鋼の心 ~Eisen Herz~ フブキ「祝『忍者型MMSフブキ黒い翼ver』発売~❤ これでようやく私の写真が、写真がぁ~❤」 アイゼン「……ま、今回でアンタの出番終わりだけどね……」 フブキ「え?」 アイゼン「……多分次は私の写真。……それも比較的更新は早いと見た」 フブキ「………(ぼーぜん)」 アイゼン「……ふふん(何故か勝ち誇るアイゼンさん)」 Web拍手 WEB拍手を「猫と仔猫(以下略)」のお礼画面に差し替え。 メッセージログにて、WEB拍手へのお返事を行っていました。 著:ALC あらすじ 敷地面積日本最大級のとある神姫センター。 そこで繰り広げられるバトルにはちょっとした特色があって・・・。 多人数参加型のバトルロイヤルを舞台にキワモノ神姫が目白押し。 高校生、島田祐一とストラーフのアイゼンを中心... -
第九話:俺と武器達の会話
{俺と武器達の会話} 「えぇーと、これはここに置いて…あれはあそこにっと~」 あぁ~ダルイぜ。 アンジェラス達がメンテナンスで家に居ないので、普段忙しくてあんまり家の中の掃除が出来ないのでやってしまおう、と思ったのだが。 「う~ん、やっぱりマバラ過ぎるなぁ」 そう。 掃除されている所と掃除されてない所がクッキリと別れているのだ。 つか、見れば解る。 埃があるか無いかの違いなのだから。 掃除されている所は台所・リビング・玄関・寝室…ていうか、俺の部屋・地下室・風呂・トイレ・ベランダ。 まぁこんな感じだ。 多分生活に必要な部屋はアンジェラスとパルカが掃除していてくれたんだろう。 掃除されている所をまた掃除する必要はないので普段使わない物置・和室・客室を掃除しようとしたんだが…。 これが意外と手間が掛かってな。 結構大変な訳よ。 特に今やって... -
妄想神姫:第十九章
手織り、羽織り、慈しみを込めて “♪梅は咲いたか、桜はまだかいな”等という詩もあるが、暖冬傾向が 進んだ2037年現在は、冬は短い物である。東京ともなれば尚更だ。 という訳で折角の冬服も出番が多少減ってきた今日この頃である故に、 HVIFと私用の春物衣装を買い、私・槇野晶はアキバに帰ってきた。 「うむ、今日も可愛い服がいろいろあったな……今帰ったぞ、茜!」 「あっ!おかえりなさい、お姉ちゃん。うんと、えと……収穫は?」 「見てみるといい。今年の春物新作は、可愛らしくも動きやすいぞ」 最初に出迎えてくれたのは、住居フロアで編み物をしている茜だった。 そう、今日はアルマの“HVIF当番”の日なのだ。人前に出る行為を 率先して行わないアルマ……茜は、当番の日を部屋で過ごす事が多い。 無論買い物などで必要なら出かける事もあるがな。それにしても……。 ... -
主な登場神姫
登場神姫集 アカツキ タイプ:天使型MMS・アーンヴァル トランシェ2→新天使型MMS・アーンヴァルMk-Ⅱ 優一が所有する武装神姫で「トランシェ2」と呼ばれるアーンヴァルの上位機種で、ストラーフbisと並んで総合性能は最新鋭の神姫と比べても何ら遜色のない仕上がりとなっている。 性格はまじめで、しっかり者だが、時折天然ボケにもなる。 オーナーである優一には淡い思いを寄せているが、当の本人が気付いていないので少々空回り気味。 大好物は焼きそばで、酢醤油よりはソースの方が好き。 バトルにおいてはほぼ全てのレンジに対応しているが、特に機動力にものを言わせた中~遠距離戦を最も得意とする。電光石火の早業と華麗な空中戦から、「エアリアル・ホワイトエッジ(天空の白き刃)」と呼ばれる。 第十九話でトランザムを使用し、素体が修復不能のダメージを負ったため、完全新規設計の「Mk-Ⅱ」と... -
妄想神姫
妄想神姫:メインメニュー 注意 本作品は“突飛な設定”の類を多分に含有しております。 意図的に行っているので、その手の要素を苦手とする方は 閲覧に細心の注意を払って下さいます様、お願いします。 あらすじ 登場人物紹介 本編 外伝 後日談 各種解説 おまけ 協力・引用 あらすじ アキバの隅にMMSショップを構える幼女店長、槇野晶。 彼女の側には“妹”と言うべき、三人の武装神姫がいた。 長女“アルマ”と、次女“ロッテ”に、三女“クララ”。 これは、そんな姉妹のマッドで百合気味な日常とバトル、 更に武装神姫を逸脱気味なメカを、妄想のみで綴るお話。 登場人物紹介 登場人物MMSショップ“ALChemist” ライバルの神姫達 黄昏よりの使者+α(ネタバレ有り) 本編 序章 「苛烈なる少女?と、目覚めし神の姫」 第一章 「晴れた日には、2... -
第十話:血戦姫
第十話:血戦姫 「まずはワザと失速して背面に回り込むぞ。そこからなら相手もすぐに反応はできないはずだ」 「あっちも攻撃してくるんじゃない?」 「下を通れば問題ねぇ。それに接近できれば迂闊にミサイルを撃てなくできる。さらにミサイルを壊せればなおいい。ポジション取りは任せるぞ」 「わかった! ルナ、そういう訳でよろしく!」 「はいさっ! 蒼貴ちゃん、しっかり掴まっててね!」 「ええ」 ルナはその言葉と共にプレステイルを失速させ、自然落下を始めた。その刹那、彼女たちの上をファストオーガが勢いを止められずに通り過ぎていく。 蒼貴はそれを逃すことなく、下に備え付けられてあるミサイルを狙ってハンドガンを放つ。 導かれた弾丸は的確に小型ミサイルに当たり、爆発を引き起こした。 「なっ!?」 紅緒タイプは突然の破損に動揺し、背後を見る。そこにはいつの間... -
第十二話:負傷姫
第十二話:負傷姫 「OH……これは酷いですネ……」 「皆ボロボロ~。ど~した~?」 「バーグラーにやられたものでしてね……」 あの後、俺達はバーグラーの情報を聞き出す事を引き受けてくれた縁の勧めでヒルダの尋問が終わらない内に何とか修理しようと奔走していた。不本意ながらも頼っていた杉原の研究室は彼が出張しているために使えなかったのである。 ああだこうだ言っておいて肝心な時に役に立たない杉原に毒づきながら、俺は次の当てである縁の働いている喫茶点兼神姫ショップ『リップル』のカルロスの下へ真那と共に行き、蒼貴達を見せた。 「治りますか?」 「難しいし、時間がかかるかナ……特にこのフブキちゃんはコアの傷が酷いシ……」 彼女達を見て彼は苦い顔をして説明をしてくれた。カルロスに診断してもらった三人の中でやはり蒼貴のダメージが一番大きかった。 CSCは無... -
第十六話:偽眼姫
第十六話:偽眼姫 腹をくくった俺達は次の日から輝を神姫センターにて、捜していた。手っとり早い話であれば施設に行くのがいいが、あそこでは彼が認めない場合、敵陣まっただ中に立たされる羽目になって追い出されるか、それ以上の事態になるかで面倒になるのは火を見るより明らかであるため、そこには行かなかった。 それでも輝という個人を人混みの中から捜し当てるのはあまりにも面倒ではある。が、リスクは安く済む。正直、裏世界に関わるのは個人的には好ましくないし、ある程度距離をとらなくては面倒が残る。 と、効率とリスクを考えた上で手段を弾き出したものの…… 「見つからないわね」 紫貴の言葉の通りだった。二日を費やしてみたが、彼は一向に見つからない。盲目の青年なら特徴的で見つけやすいかと高をくくったのが少々、仇になっている。 こうなるのは予想できていたが、いざそうなるとこれは... -
第壱拾九話:勝者には栄光を、敗者には屈辱を
第壱拾九話 「はぁ・・・・・・。ヒマだ・・・・・」 ウェルクストラ・タイプのルリは暇を持て余していた。 長距離からの精密狙撃を得意とする彼女の戦法は一つ。『スコープに入った目標の弱点を狙って引き金を引く』、それだけだ。 彼女にとって銃、とりわけ狙撃銃は『殺したという実感が湧かない』最高の武器だった。 「さて、今回の獲物は・・・っと」 今回も、事前に敷設していた索敵センサーが敵機接近を知らせる。 そして、息をするくらい自然になってしまったスコープを覗き、狙いを付ける動作。 どうやら、シュベールトタイプのようだった。あの特徴的なシルエットを見れば嫌でも判る。 《しかし・・・・・、早いぞこいつは。気を付けた方が良い》 ルリのオーナーがアドバイスするが、彼女の耳はそれを無視した。 「今の今まで、これで撃ち殺せなかったのは居ない。今日も同じだ」 《はいはい、任せるよ》... -
双子神姫
双子神姫 「(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。」 著:小山田喜久子 注意:18禁表現やグロテスクな表現が含まれます。気をつけてください。 コラボ大歓迎です。 ですが、人間や神姫が死ぬのはちょっと遠慮してください。(すいません) 後、この物語の神姫は特殊な神姫です。(特にアンジェラスが…) 扱いが難しいかもしれません。 武器も主人公が作った武器を使います。(完璧に違反ですね) 1024×768ピクセル以上の画面であれば画像が下に下がる事はないと思います。 よろしくお願いします。 人間紹介 武装神姫紹介 違法改造武器紹介 舞台紹介 更新予告&履歴 最新更新履歴:弐千九年四月九日零時四拾九分 …約半年間更新が... -
第十話:首切姫
第十話:首切姫 「まずは建物の中へ入って屋上から仕掛けろ」 「了解」 俺は紫貴に建物の中へと逃げ込むように指示をする。まずは撹乱してあの破壊力のあるレーザーキャノンから逃れなくてはならない。 そして間合いを詰めなくては、こちらはほとんど攻撃できないに等しい上に再生する頭部の角を破壊することができず、こちらからのダメージはすぐに治療されてしまう。 まずは角の破壊。これが、俺達が勝つためには欠かせない事だ。 「くっ! 逃げる気か!」 アークは紫貴が建物に逃げ込む様子を見てすぐにレーザーキャノンを放つ。しかし、タイムラグのあるそれは紫貴が逃げ込んだ時に着弾し、建物の壁を吹き飛ばすだけで彼女を逃してしまった。 一方、紫貴は建物から屋上へと登って屋根から屋根へと飛び移ってアークに接近しつつ、アサルトカービンを彼女に放つ。 アークは防御をしつつ... -
第十一話:追剥姫
第十一話:追剥姫 「……紅緒タイプ、戦闘続行不可能の判定が出たわ」 マナがそう言った事で戦いが終わった事を俺はそれを認識し、蒼貴達を見る。そこにあるのは上半身と下半身を斬り分けられ地面に転がっているイリーガルマインド装備の紅緒タイプと隻腕、隻眼の蒼貴が立っているという構図があった。 ありえない。 最初に思ったのはそれだ。通常、神姫がスキルを行使するには使いたいスキルを発動するための武器が必要である。その武器を使っての技だという事と武器にはスキルを発動するためのプログラムが内包されてある事の二つの理由があるが故に自発的なスキルの発動は出来ないというのが今日の認識だ。特定の神姫が放つオリジナル技ですら媒介となるカスタム装備をしているぐらいなのだ。 ところが蒼貴の苦無『飛苦無“散華”』はあんな斬撃技は組み込まれておらず、あくまで苦無である通常武器でしか... -
第十七話:鳥討姫
第十七話:鳥討姫 戦闘が始まり、俺は早速周りを見る。荒野である他に周りを囲むように森林がある。荒野そのものは複数の山を持って構成されているため、立体的な動きを要求されるだろう。 スタート地点は密林の中。姿を隠すのは容易だ。 しかし、相手は早速、空を飛ぶ。石火は早夏にぶら下がりながらの移動だ。そういう事ができる事からアルトレーネのバックユニット『ニーベルング・フリューゲルモード』は相当な出力を持っている。その無茶を持って、上空から蒼貴と紫貴を探り、狙おうとしているらしい。 大した装備だが、そこまでするなら自らが無理をしていないわけが無い。何とか傷つけることができれば落とせるだろう。 『ひとまず、荒野を登って迎撃がいいな。二人とも離れずにかたまって動け。それと紫貴。アサルトカービンをエクステンドモードに切り替えておけ。後で使うからな』 指示を与えると蒼貴... -
第十四話:塵刃姫
第十四話:塵刃姫 バトルフィールドへと蒼貴とモルトレッドが転送され、戦いの場が整う準備時間の間、俺は蒼貴の装備を確認する。 蒼貴はミズキ仕様の鎌、刀、苦無、手裏剣がある。 新たに追加された刀は鎌の様に鎧の隙間を狙えないが殺傷力が高く、威力の要になりえる。鎌と組めば、近接の戦略の幅がかなり広がるだろう。が、いかんせん重い。それは手裏剣も同様だ。威力はあっても動きが阻害されてしまっては素早さが取り柄の蒼貴の力を幾分か殺してしまうのである。 その最大の長所を殺してしまってはモルトレッドを圧倒するのは難しいと考えるのが妥当だった。 「蒼貴、刀と手裏剣は外しておくぞ。今の装備の運動性能を最大限に活かすならこれがいい。威力はいつも通りで補え」 「了解です」 蒼貴の返事を聞いて自分の手札の整理を完了させると今度は相手の装備を考える。 血塗られし女戦士と呼ばれ... -
第十三話:再生姫
第十三話:再生姫 「ところでありえないスキルってのはどんなものなんだい?」 日暮はミズキを蒼貴用の修理パーツとするために各部位ごとに解体しながら、俺に未知のスキルである煌めく刃の事について聞いてくる。 「苦無が宝石みたいに輝くブレードになるものです。媒介となったのは苦無でイリーガルのボディすら切断できるので明らかに規格外のスキルであったというのはわかるのですが……」 言葉の通りだった。蒼貴の右手に収束した塵が煌く宝石のような剣。それ以外に表現できる言葉は見当たらないし、そうした前例も無いのだから俺には事細かに説明する事はできそうにない。周りには申し訳ないが、俺は一般人の域を超えることは出来ないしな。 「もしかするとこの子自身のスキルなのかもしれないね」 「蒼貴自身の?」 「ああ。オリジナル武器でも自作のスキルプログラムを組み込めばスキルが発... -
第十一話:求道姫
第十一話:求道姫 戦いが終わった後、紫貴はすぐに修理のために杉原の研究室に戻された。かなりの損傷だったため、修理に時間がかかるとのことだ。 会社側は今回の戦いによってイーダの有用性を認め、今後は市販型の開発を進める事をイーストラボラトリーに命じた。 これによって杉原達の研究チームに多大な資金が入り、彼の研究に新たな一歩をもたらした。 「いやぁ、もう大成功。ここまで上手くいくとは予想してなかったね。『使いこなせば化ける機体』って触れ込みでやったらもうあっさりだ。うひゃひゃひゃ」 研究員に紫貴の修理を任せ、例によって怪しげな笑いを浮かべながら俺と真那にその後の事を教えてくれた。 どうやらこれで一応の決着はついたらしい。 「良かったわね。ミコちゃん」 「ああ。まだ謎が一つ残っているがな」 「へ?」 「博士。何故、オーナーを紫貴に連れて来さ... -
第十五話:生贄姫
第十五話:生贄姫 俺と蒼貴、そして日暮に注目される彼女が近づいてくる。胸ポケットには大した傷もないヒルダが入っており、この様子だと あの後のバーグラーを彼女は難なく倒したくれたらしい。 「緑か。すまん。さっきは助かった」 「気にするな。私達の仲だろう?」 「か、勘違いされそうな事を言うんじゃねぇよ!」 「おや、真那の方がいいのか? 根暗は明るい子の方が好みという事か……」 「あのなぁ……」 再会して早々の問題発言に俺は頭を抱えた。真那といい、縁といいどうしてこうも女というのはからかうのが好きなのだろうか。付き合わされるこちらの身にもなっていただきたい。 「ふふふ……。まぁ、お前をからかうのは後で楽しむとして本題だ。あのバーグラー共から情報を吐かせたぞ」 「マジか?」 「ああ。それも面倒くさそうなのをな」 笑った後の本題に俺はすぐ... -
やべぇ!タイトルなんて考えてなかったよ!!
あらすじ ベテランマスター岡島士郎と彼の持つ神姫達が織りなす 笑いありハードバトルありな日常。 著 でこちゅー 登場人物 ストーリー一覧 第一話 「おっ昼~休~みはウッキウキショッピング♪」 第二話 「昼下がりの情事ヤマモト」 第三話 「ウサギって寂しいと死んじゃうんだよ!」 第四話 「だれも いないひ」 第五話 「悲しき戦士の咆吼」 第六話 「ジャロの身上相談所」 第七話 「美少女戦士、登場!?」 第八話 「知らなかった闇・本当の光」 第九話 「鶴畑の末姫、登場!」 第十話 「Paka-Paka RISING」 第十一話 「妹、襲来」 第十二話 「ジャロにマタタビ?」 第十三話 「三郎さん家のアネゴさん 勝手に外伝 ~冬だ!熱海だ!人魚姫... -
ハウリングソウル
ハウリングソウル 作者:ミヤコン 雨の日に拾われた犬と、無表情な悪魔とお姉さんのはなし。 この作品は小山田喜久子様の作品『双子神姫』とほんの少しコラボしております 1/20 第十~最終話を更新しました。 コラボ大歓迎です! HS 登場人物紹介 HS 武器紹介 * ハウリングソウル本編 第一話『廃墟にて』 第ニ話『朝』 第三話『開店・本屋の朝』 第四話『神姫センター・謎の生命体出現!?』 第五話『トラウマ』 第六話『再開・天薙』 第七話『手がかり、そして麗しき肉体美』 幕間『in the dark.....』 第八話『悪夢、そして鋼のメシア』 第九話『許せない真相』 第十話『告白、そして決意』 第十一話『説得、人事じゃ... -
<正しい時系列で読んでみる>
凪さん家の十兵衛さん <正しい時系列で読んでみる> え、時系列がめちゃくちゃで分からないよ~! ですって?(笑) OK、OK。じゃあ種明かしだぜ。 下に書いてある順が正しい時系列さ。 これで分かるんジャマイカ? <正しい時系列> 第一話 <出会い> 第二話 <眼帯> 第三話 <ある日の休日> 第四話 <十兵衛、参戦> 第五話 <殺戮の歌姫> 第六話 <朝霧の紅眼> 第八話 <真・十兵衛、推参> 第十話 <その名はG> 第七話 <冬の日> 第九話 <GとJ> 第十一話 <弁慶参上> 第十二話 <3×7> <時系列無視> 閑話休題その一 <眼帯の休日> <凪の暴走>#18禁要素有り <妄想> <番宣CM> -
真・凪さん家の十兵衛さん
凪さん家シリーズ あらすじ 「…十兵衛…うん、私は十兵衛」 「とりあえず…そうね…じゃあ”銃”兵衛で」 「十兵衛…では我は真・十兵衛としよう…」 ここでは千空チアキが書いて描いて作ったりした「真・凪さん家の十兵衛さん」を掲載しています。 著/千空チアキ <真・登場キャラ紹介> <舞台設定> OP「Faze to love」 ED「芽生えドライブ」 お話一覧 第一章 第零話 「それは」「常」 七月…すべての始まり 第一話 歓 合間(乾杯) それは八月…十兵衛の始まり 第二話 普? 第三話 興? 第四話 銃? 第五話 闇? 第六話 斬? 第七話 九? 第八話 義? 第九話 乱? 第十話 人? 第十一話 決? 第十二話 明? 第二章 第特別話 「それは盛大な」「祭」 鳳凰杯という祭、にぎやかに... -
第27話:この晴れた空の下で
鋼の心 ~Eisen Herz~ 第27話:この晴れた空の下で 「うぅ……」 スクリーンを見上げる祐一の顔が微妙な形を作る。 「……」 その隣では同じ表情の京子。 「どうなさったのですか、二人とも?」 それに気付いたフェータが怪訝そうな顔で二人の前、顔の辺りでホバリングしていた。 ◆ カトレアたち四姉妹がフブキ(のコピー)を撃破した後。 再び現れた土方真紀の立体映像が、ウイルスを散布するメインコンピュータの在りかを開示した。 そここそ、彼らが目指すべき決着の地。 そこで本物のフブキを倒し、そのコンピュータを破壊する事こそが彼らの目的だった。 「……けどなぁ……」 「ああ」 祐一と京子は浮かない顔で頷きあう。 揃って見上げるのは、見慣れた天海市の地図の一点。 沖合い1キロの海上だった。 「旧海底資源掘削プラント……。天海... -
岡島士郎と愉快な神姫達
あらすじ ベテランマスター岡島士郎と、彼の持つ神姫達が織りなす 笑いありHありハードバトルありな日常。 え?作品名ですか? うん、適切且つ妥当。 著 でこちゅー ◆CtUOuuxRW. 人物・神姫設定 <各種設定集~人物編~ > <各種設定集~神姫編~ > ストーリー一覧 第一話 「おっ昼~休~みはウッキウキショッピング♪」 第二話 「昼下がりの情事ヤマモト」 ※注)H要素あり 第三話 「ウサギって寂しいと死んじゃうんだよ!」 第四話 「だれも いないひ」 第五話 「悲しき戦士の咆吼」※注)神姫破壊描写あり 第六話 「ジャロの身上相談所」 第七話 「美少女戦士、登場!?」 第八話 「知らなかった闇・本当の光」※注神姫破壊描写あり) 第九話 「鶴畑の末姫、登... -
第壱拾八話:狂気渦巻くは暗闇の果て。
第十八話 「弾薬の補給と装備の換装を確認。アカツキ、調子はどうだ?」 《はい。やっぱりこれがしっくりします》 ソフィアとは別のリペアスペース、その中でアカツキはウェルクストラ装備から別のセットに換装していた。 リアウィングには赤のストライプが描かれており、両脚はエウクランテのそれを模した脚部パーツとなっている。 それら以外はいつものトランシェ2装備だ。 《それでマスター、戦況はどうなっているんですか?》 「現段階で残っているのは俺たちを含めて5体、トリスタンも健在だ」 《よかった・・・・。それじゃあ、行きます!》 それを聞いて胸をなで下ろしたアカツキは、ケーブルをパージするとハッチを開けて飛び立って行った。 「初の実戦と聞いてはいたが、どうやら相当訓練は積んでいたようだな・・・・」 《合ったり前よ。俺のトリィを舐めるなよ!》 その後、拓真の声が通信に割り込ん... -
第十一間幕
第十一間幕。 差し込むスポットライト。 床一面に、粉々に砕け散ったガラスの破片が散乱する薄暗い廊下。 無音。 ただ、無音。 その中心、ライトの下。シーツを被った、一体の神姫。マーチではないようだ。 「2036の風。第十一幕・・・お読み頂き。本当に感謝しております」 声はするが顔を俯かせ。頭から体全体をくるんでいるシーツの為に。 その姿を窺い知る事は出来ない。 「・・・芽を出さない種は、生きているのでしょうか?」 静かな、沈んだ声。 その声はどことなくヴィネットに似ているが、明らかにアクセントが違う。 「私には・・・」 シーツの間から、長い髪の一端が見える。 その髪は鮮やかな翠の色。 「芽を出さない種が、生きているか・・・は解りません」 沈んだ... - @wiki全体から「第十九話:罪明姫」で調べる