第三回放送 長き昼と快適な夜を ◆L62I.UGyuw
『皆さん、こんばんは。第三回目の放送の時間です。
もうこの放送にも結構慣れて来ましたよね。
そうでもありませんか? まぁ、どっちでもいいことですけど。
さて、ではこれから恒例の進入禁止エリアと死亡者の発表を始めます。
聞く準備は出来ましたか? 二度は言いませんのでしっかり聞いて下さいね。
…………新しい進入禁止エリアは
もうこの放送にも結構慣れて来ましたよね。
そうでもありませんか? まぁ、どっちでもいいことですけど。
さて、ではこれから恒例の進入禁止エリアと死亡者の発表を始めます。
聞く準備は出来ましたか? 二度は言いませんのでしっかり聞いて下さいね。
…………新しい進入禁止エリアは
19:30からE-2
21:00からC-9
22:30からC-3
21:00からC-9
22:30からC-3
です。
自分の位置を見失ってうっかり足を踏み入れたりしないように十分ご注意を。
何しろ雨が降ってる上にこれからは夜ですから。
自分の位置を見失ってうっかり足を踏み入れたりしないように十分ご注意を。
何しろ雨が降ってる上にこれからは夜ですから。
…………次に今回の死亡者は
以上13名です。うーん、まぁこんなものでしょうか。
ともあれ、大分生存者が減って来ましたね。良いことだと思います。
どうです? 勝利――その言葉が現実味を帯びて来たんじゃないですか?
ですがまだまだ油断は禁物。ここまで生き残った人は簡単には殺されてくれないでしょうからね。
それじゃ皆さん、最後までしっかり殺し合って下さい』
ともあれ、大分生存者が減って来ましたね。良いことだと思います。
どうです? 勝利――その言葉が現実味を帯びて来たんじゃないですか?
ですがまだまだ油断は禁物。ここまで生き残った人は簡単には殺されてくれないでしょうからね。
それじゃ皆さん、最後までしっかり殺し合って下さい』
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「ご苦労サマ。ところで、復帰した二人のことは何も言わなくて良かったのかな?」
放送を切るなり、背後で放送の様子を眺めていたアノンが声をかけてきた。
プライドは冷静に答える。
プライドは冷静に答える。
「構わないでしょう。計画の進行自体に影響はないでしょうからね」
「そんなこと言っちゃって、ホントは鋼の錬金術師を喜ばせるのがイヤなんじゃないの?」
「……私は仕事に私情を挟みません」
「アハハ、睨まないでよ、怖いなあ。冗談だってば」
「そんなこと言っちゃって、ホントは鋼の錬金術師を喜ばせるのがイヤなんじゃないの?」
「……私は仕事に私情を挟みません」
「アハハ、睨まないでよ、怖いなあ。冗談だってば」
降参のポーズを取って、一片の邪気もない笑顔を見せる。
プライドはそんなアノンを呆れたように眺めた。
プライドはそんなアノンを呆れたように眺めた。
「彼らが何をしようとも、運命は変えられませんよ。それに、どちらにせよ――」
「ふふっ。それどころではなくなる?」
「ふふっ。それどころではなくなる?」
そうです、とプライドは子供の姿に似合わない酷薄な表情で肯いた。
「まだしばらく先の話ではありますけどね。
それに、思えば彼らの独断専行も、やはり収まるべき所に収まるように初めから定められていたのでしょう。
趙公明――彼も、好き放題してはいるようですが、結局は規定の演目を踊らされているに過ぎません」
それに、思えば彼らの独断専行も、やはり収まるべき所に収まるように初めから定められていたのでしょう。
趙公明――彼も、好き放題してはいるようですが、結局は規定の演目を踊らされているに過ぎません」
アノンは小首を傾げる。
「うーん、そうかな? 彼は全部解った上で踊っているように思えるけど」
「同じことです」
「違うよ」
「同じことです」
「違うよ」
はっきりとした反論。
純真な瞳で、プライドを真っ直ぐに見詰める。
純真な瞳で、プライドを真っ直ぐに見詰める。
それはとても大事なことさ。
生真面目な口調でアノンは言い切った。
生真面目な口調でアノンは言い切った。
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