李厚徳

李厚徳 りこうとく

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初唐の官人。李諤の孫。李育徳・李好徳の兄。趙州の人。王世充に捕らえられ、黄河を渡って脱走したが再び捕らえられて殷州に幽閉された。王世充は李厚徳の命と引き換えに李育徳が帰順するよう脅迫した。賈慈行とともに蜂起して城を奪い、唐から殷州刺史に任じられた。親族の安否を確認するため故郷に戻り、李育徳に殷州を防衛させたが、怒った王世充に殷州を攻められて李育徳や他の弟三人が戦死した。新旧両唐書の高季輔伝では、李厚徳が武陟県をあげて唐に降ったことになっているが、これは弟の李育徳の誤り。後に相州刺史となる。弟の李好徳が貞観五年(631)に妖言の罪で獄に繋がれたが、張蘊古が偽りの弁護をしたため、太宗の怒りを買い、張蘊古が処刑される事態となった。
た。

志・列伝

『新唐書』巻五十六 志第四十六 刑法
『新唐書』巻一百九十一 列伝第一百一十六 忠義上 李育

『新唐書』巻二百一 列伝第一百二十六 文芸上 謝偃 蘊古

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最終更新:2025年07月12日 23:32
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