程巌

程巌　ていがん

?-901
唐末の官人。朱全忠の属吏。汴州進奏官。昭宗を廃位しようと謀る宦官劉季述と結んだ。光化三年(900)十一月、劉季述が昭宗を廃位しようとすると、その策謀に出動して、昭宗を廃位させた。翌年正月、崔胤・孫徳昭のクーデターにより昭宗は復位して劉季述は殺害されると、朱全忠によって捕らえられて足を折られて長安に送られ、市で刑死した。

列伝・史料

『新唐書』巻二百八 列伝第一百三十三 宦者下 劉季述
『旧唐書』巻二十上 本紀第二十上 昭宗 天復元年正月己丑条