高尚
?-759
唐の官人。
安禄山の下僚、
安慶緒の宰相。雍奴の人。本名は不危。家は困窮したが好学で、
李斉物の援助で長安に上り、
高力士に仕えて官位を得た。高力士の推薦で平蘆節度使の書紀となって安禄山の下僚となったが、安禄山と親密になり、
厳荘とともにその謀臣の筆頭となって謀反の挙兵をすすめた。挙兵後、戦況が不利となって一時遠ざけられたが、すぐに元通りとなった。安禄山が安慶緒に殺されるとその宰相となり、厳荘が亡命すると単独で政務を掌握して安慶緒を支えた。安慶緒が
史思明に殺されると、
崔乾祐・
孫孝哲とともに誅殺された。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。
列伝
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最終更新:2023年03月25日 23:02