令狐潮

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唐の官人・叛将。雍丘令。河朔県の人。天宝十四年(755)安禄山が叛乱すると、その謀臣の高尚と親しかったため、天宝十五年(756)安禄山側について城ごと降伏しようとしたが、雍丘の民吏百人あまりが命令に従わず、令狐潮が逃れると賈賁・張巡が代わりに城に迎えられ、令狐潮の妻子を城壁の上で磔にして殺した。賈賁を戦死させるも、張巡による雍丘の守りは固く、李懐仙らの援軍を得たが、ついに陥落させることができなかった。至徳二載(757)にも包囲し、張巡に翻弄されながらも雍丘をようやく陥落させ、張巡は睢陽に逃れた。