夏川大悟
- 登場:各長編および『輪廻』『化生』
- 所属:特捜部捜査班主任。警部補
- "優男めいた甘さを残す由起谷と対照的に、角刈りのいかにも警察官といった風貌"(『完全』p.69)
- "二人とも身長は一八〇センチ前後。姿警部やオズノフ警部ほど高くはないが、警官特有の威圧感もあって、並んで歩けばかなり目立つ方だろう。ともに引き締まった体軀だが、強いて差異を挙げるなら、筋肉質の夏川に対して、由起谷はだいぶ細身である"(『完全』p.163)
- "いかにも南国育ちのように見える夏川は、実は岩手の出身である。一方由起谷は山口の下関であった。中学時代から柔道一筋で、猪突猛進の傾向がある夏川に対して、慎重で堅実な姿勢を崩さない由起谷。性格の違いは捜査において顕著に現われる。対照的な二人であるからこそ、こうして酒を酌み交わすほど意気投合したのかもしれない"(『完全』p.168)
- "かつて夏川は警察の柔道大会に出場した際、柔道指導室の首席師範であった岩井に見込まれ、その指導を受けたことがある。オリンピックを見据えての特別指導だった。選考には漏れたが、夏川にとって岩井は恩師であった"(『完全』p.175)
- "江東区枝川の官舎"(『狼眼』p.19)
最終更新:2017年11月16日 15:39