書誌情報
- 出版社:早川書房
- 発売日:2012/9/21
- 単行本:416ページ
- ISBN-10:4152093218
- ISBN-13:978-4152093219
あらすじ
警視庁との契約を解除されたユーリ・オズノフ元警部は、旧友の
ロシアン・マフィアと組んで武器密売に手を染めた。一方、市場に流出した新型
機甲兵装が〈
龍機兵〉(ドラグーン)の同型機ではないかとの疑念を抱く沖津特捜部長は、ブラックマーケット壊滅作戦に着手した――日本とロシア、二つの国をつなぐ警察官の秘められた絆。リアルにしてスペクタクルな"至近未来"警察小説、世界水準を宣言する白熱と興奮の第3弾。
登場人物
舞台
エピグラフ
私の人生が異なる展開をたどったとしたら、こうした死刑執行人に成り下がる可能性はなかったのだろうか? それほどことが単純ならよいのだが! 悪人どもがどこかで知らぬ間に悪事を働いているだけなら、彼らを隔離し始末してしまえば済むことだろうが。しかし、善と悪とを区別する線はどの人間でも心臓の中に分け入っているのだ。一体誰が自分の心臓を一片でも進んで切り取ろうとするのだろうか?
――アレクサンドル・イサーエヴィッチ・ソルジェニーツィン
参考文献
『犯罪商社.com ネットと金融システムを駆使する、新しい“密売業者”』モイセス・ナイム著 河野純治訳 光文社
『世界犯罪機構 世界マフィアの「ボス」を訪ねる』ミーシャ・グレニー著 中谷和男訳 光文社
『ロシア闇の戦争 プーチンを秘密警察の恐るべきテロ工作を暴く』アレクサンドル・リトヴィネンコ、ユーリー・フェリシチンスキー著 中澤孝之監訳 光文社
『KGB帝国 ロシア・プーチン政権の闇』エレーヌ・ブラン著 森山隆訳 創元社
『スターリンの子供たち 離別と粛清を乗りこえて』オーウェン・マシューズ著 山崎博康訳 白水社
『世界のマフィア 越境
犯罪組織の現況と見通し』ティエリ・クルタン著 上瀬倫子訳 緑風出版
『ロシア・マフィアが世界を支配するとき』寺谷弘壬著 アスキー・コミュニケーションズ
『モスクワ地下鉄 「地下宮殿」の世界(ユーラシア選書15)』岡田譲著 東洋書店
『自壊する帝国』佐藤優著 新潮文庫
『ロシア 苦悩する大国、多極化する世界』廣瀬陽子著 アスキー新書
『ロシア人しか知らない本当のロシア』井本沙織著 日経プレミアシリーズ(新書)
『図説 銃器用語辞典』小林宏明著 早川書房
『オールカラー 軍用銃辞典[改訂版]』床井雅美著 並木書房
最終更新:2015年04月27日 11:57