傭兵

王富國(ワン・フーグオ)

  • 登場:『無印』
  • 備考:傭兵。姿の元戦友
  • "王富徳、三十二歳。王富國、三十九歳。貴州省の出身。再開発という名目で地方政府に土地を不法に強制収用された<失地農民>の家庭に生まれる。ともに十代半ばで人民解放軍に志願。富徳は成都軍区第十三集団軍、富國は第十四集団軍に配属される。除隊後、兄弟は行動をともにし、民間警備要員として主にインドネシアの東ティモール、アチェ特別州、マルク諸島で活動。特にマルク諸島ではインドネシア国軍に雇用されてイスラム地下組織ジェマ・イスラミアの掃討作戦に参加し、多大な戦果を挙げる"(『完全』pp.74-75)
  • "奴は弟を溺愛していたからな。私同様、奴はそれ以前から君に対してコンプレックスを抱いていた。私と違っていたのは、奴は君に匹敵する戦士だったという点だ。それだけに奴にとっては複雑なものがあったと思う。しかも奴の弟は、王富徳は、すっかり君に心酔していると来た。奴にとって、弟のヒーローは自分一人でなくてはならなかったんだ"(『完全』p.219)

王富徳(ワン・フードゥ)

  • 登場:『無印』
  • 備考:傭兵。富国の弟
  • "東ティモールで俺は死にかけていた富徳の命を救ったことがある"(『完全』p.72)
  • "王富徳、三十二歳。王富國、三十九歳。貴州省の出身。再開発という名目で地方政府に土地を不法に強制収用された<失地農民>の家庭に生まれる。ともに十代半ばで人民解放軍に志願。富徳は成都軍区第十三集団軍、富國は第十四集団軍に配属される。除隊後、兄弟は行動をともにし、民間警備要員として主にインドネシアの東ティモール、アチェ特別州、マルク諸島で活動。特にマルク諸島ではインドネシア国軍に雇用されてイスラム地下組織ジェマ・イスラミアの掃討作戦に参加し、多大な戦果を挙げる"(『完全』pp.74-75)

ナタウット・ワチャラクン

  • "ナタウット・ワチャラクン。三十五歳。タイ東北部ナコーンパノム県出身。徴兵によりタイ陸軍で二年間の兵役に就く。義務期間終了後も除隊せずさらに五年務めたのち、フリーランスの民間警備要員となる。主な活動地域はタイ、ミャンマー、インドネシア。「そいつは富國に匹敵するベテランだ。業界でも知られてる」姿が座ったまま補足する。「ダガー使いで、低姿勢から突き上げてくる。特注のゴツイ幅広のダガーだ。こいつの乗る機甲兵装のフットワークは、まあトップクラスと言っていい。詳しくは報告書を見てくれ」"(『完全』p.274)

クリストファー・ネヴィル

  • 登場:『無印』
  • 備考:姿の元上官
  • "厳密には元軍人ですがね、クリストファー・ネヴィル大尉。SEALs(米海軍特殊作戦部隊)出身の傭兵で、東ティモール政府軍の外人部隊で俺と王兄弟の上官だった男です"(『完全』p.132)
  • "書類上は民間人に違いないですがね。足は洗ったが、代わりに手を汚す商売を始めた。軍歴を売りにタチの悪い連中から仕事を請け負う。早い話が軍人崩れの悪党ですよ"(『完全』p.132)
  • "「依頼を受けて犯罪に荷担するという点では今回の富國と同じように思えますが、富國は現役の兵士で、しかも一線級だ。ネヴィルとは違う」「技量差の話か」「いや、もちろん富國クラスには及びませんがね、それでも指揮官に任命されるくらいのキャリアはある。なんて言うかな、そう、兵士としての矜持ってやつですか。いくら腕の立つベテランでも、俺達からすると奴は前線から脱落した落伍兵でしかない」"(『完全』p.133)
  • "口髭を蓄えた年配の紳士。グレイの髪を丁寧に撫でつけている。ありふれたシャツに目立たないブラウンのジャケット。観光客にもビジネスマンにも見える。逆に言うと何者にも見えない"(『完全』p.191)

ポール・ハットン

  • 登場:『無印』
  • 備考:ネヴィルの仲間
  • "店舗跡にゴルフバッグを抱えた白人が音もなく入って来た。ベージュのジップアップ・ニットにブラック・デニム。(中略)針金のように痩せた体軀に細長い顔。シャネルのサングラスが似合う甘い顔立ちだが、気配を感じさせない身のこなしと雰囲気は狙撃兵に特有のものだった。ゴルフバッグの中身はライフルに違いない"(『完全』pp.224-225)
  • "ポール・ハットン。本名チャールズ・ペイン。ハットンは偽名。元JTF-2(カナダ第二統合任務部隊)隊員"(『完全』p.251)

ザック・カミンズ

  • 登場:『無印』
  • 備考:ネヴィルの仲間
  • "南部訛りの残る英語。短く刈り上げたダークブラウンの髪。異様に盛り上がった筋肉を誇示するようにまくり上げた袖。間違いなくステロイドをやっている"(『完全』p.221)
  • "元米合衆国海兵隊員"(『完全』p.251)

ベニート・アヤラ

  • 登場:『無印』
  • 備考:ネヴィルの仲間
  • "浅黒い顔に白い歯を覗かせて笑う。少年のように無邪気な笑みだった"(『完全』p.230)
  • "元米合衆国陸軍第七五レンジャー連隊員"(『完全』p.251)

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最終更新:2016年06月24日 15:16