・組織
警務部
行友総司
岩井信輔
- 登場:『完全』『未亡』『沙弥』
- 所属:教養課係長。警部
- 備考:成田国際空港警備隊第二空港機動隊に出向したときに日下部充と知己になる。
- "いつの間に入ってきたのか、引き戸の内側に、小柄な初老の男が立っている。「岩さん……」夏川は驚いて声を上げた"(『完全』p.173)
- "かつて夏川は警察の柔道大会に出場した際、柔道指導室の首席師範であった岩井に見込まれ、その指導を受けたことがある。オリンピックを見据えての特別指導だった。選考には漏れたが、夏川にとって岩井は恩師であった"(『完全』p.175)
- "母の弟である岩井信輔は東京で警察官をやっている。今は野方署刑事課係長で警部補なのだという。母の両親、つまり志郎の祖父母も早くに離婚していて、叔父は祖父について中学時代に下関を離れ、東京に出たのだった"(『火宅』p.127)
生活安全部
山下幸人
柳川数男
多田健次
・職員
姓名不詳
加茂啓太郎
黛浩太郎
有吉真紀
仁礼草介
- 登場:『狼眼』
- 所属:財務捜査官
- "眼鏡をかけた気弱そうな容貌。スーツはよれよれで、ネクタイは曲がっている。見るからに風采の上がらぬ人物であった。"(『狼眼』p.23-4)
- "「先に紹介しておこう。財務捜査官の仁礼草介警部だ。オリエンタス巨額粉飾事件、リーフポート事件、兆銀事件など、これまで数々の金融犯罪や疑獄事件を手がけている。……」"(『狼眼』p.24)
- "お、なんだ――何か聞こえる――ぼさぼさの髪に包まれた仁礼の脳髄の中で、何かが囁きかける。膨大な書類の中に閉じ込められた真実の精霊が、彼に助けを求めるように。目に見えないその精霊は、凡俗である人間へのサインとして数字という言葉を使っている。だがそれを聞き取れる者は極めて少ない。"(『狼眼』p.130)
最終更新:2017年11月19日 10:45