モスクワ民警
- "メドベージェフの警察改革令により『民警』の名称は『警察』に変わっていた。しかし名前が変わっただけで警察組織の実態は何も変わらなかった"(『暗黒』p.145)
・モスクワ民警九十一分署
ドミトリー・ダムチェンコ
- 登場:『暗黒』
- 所属:モスクワ民警九十一分署刑事捜査分隊第一班班長
- "濃い金髪を短く刈った屈強そうな男だった"(『暗黒』p.111)
- "ダムチェンコの名前は耳にしていた。民警きっての腕利きだという評判も。歳は確か三十代後半。寡黙であるとも聞いていた"(『暗黒』p.111)
オレク・プリコジン
- 登場:『暗黒』
- 所属:モスクワ民警九十一分署刑事捜査分隊第一班捜査員
- "小柄な老刑事"(『暗黒』p.112)
リナト・シェギレフ
- 登場:『暗黒』
- 所属:モスクワ民警九十一分署刑事捜査分隊第一班捜査員
- "鋭く突っ込んできたのはリナト・シャギレフ。いつもふて腐れたような顔をした癖毛の男で、言葉も態度も素っ気なかった"(『暗黒』p.116)
- "ユーリよりも三センチほど背が高く、十キロは痩せているこのひょろ長い男は、驚くほど腕っ節が強かった"(『暗黒』p.121)
ゲンナージー・ボゴラス
- 登場:『暗黒』
- 所属:モスクワ民警九十一分署刑事捜査分隊第一班捜査員
- "ゴリラのように魁偉な容貌の男だった"(『暗黒』p.112)
- "焦茶色のウシャンカ(ロシア帽子)を被っているためか、その刑事はよけいにゴリラに似て見えた"(『暗黒』p.112)
- "丸刈りにした頭にゴリラのような顔。筋骨隆々とした体軀。渾名は見た目のままのガリーラ(ゴリラ)。その恐ろしげな顔と図体は、市中のチンピラや犯罪者を震え上がらせるに十分だった"(『暗黒』pp.115-116)
- "ゴリラのような顔をしたゲンナージー・ボゴラスは、見た目に反し、誰よりも優しく繊細な人物だった。その体格からシャギレフと五分に渡り合えるほどの腕力があり、粗暴犯相手には先陣を切って突入し大いに活躍していたが、彼の特性が見られるのはそうした猛々しい場面だけではなかった。むしろ精神的な強さが要求される局面において彼の本領は最大限に発揮された"(『暗黒』p.134)
ビティア・カシーニン
- 登場:『暗黒』
- 所属:モスクワ民警九十一分署刑事捜査分隊第一班捜査員
- "強面揃いの一班の中で、彼だけは学者か教師のような生真面目な堅苦しい風貌をしていた。性格も几帳面で融通がきかない、そこが奴のいいところさ――とプリゴジンは言っていた"(『暗黒』p.119)
- "ビティア・カシーニンは署内でも一番の映画マニアであった。彼の趣味は相当偏っていて、古い映画、しかもアメリカ製のアクション映画を好んで観ていた。『ダイ・ハード』『ダーティハリー』『マイアミ・バイス』。その他ユーリが聞いたこともない題名の数々"(『暗黒』p.137)
カルル・レスニク
- 登場:『暗黒』
- 所属:モスクワ民警九十一分署刑事捜査分隊第一班捜査員
- "血気溢れる浅黒い顔。ユーリより一年早く九十一分署の刑事になったというレスニクは、すでに最も痩せた犬達の一員として堂々たる自信を身につけていた。年齢はユーリより二つ上"(『暗黒』p.116)
・モスクワ民警四十五分署
- 登場:『暗黒』『雪娘』
- "カニコーヴァの第四十五民警分署"(『雪娘』p.111)
キーシン
- 登場:『雪娘』
- 所属:モスクワ民警第四十五分署
- "退職間近の彼は平穏を第一として何事も淡々と受け流すのが常であった"(『火宅』p.116)
最終更新:2015年04月30日 10:14