IRF
・概要
- "特捜部が周防を通じて入手したリスト。出所はおそらくイギリスのSS。日本に潜入したと思われるIRFプレイヤー二十二人の名前と写真がそこにあった"(『自爆』p.232)
・構成員
ショーン・マクラグレン
- 登場:『自爆』
- 備考:通称「猟師」
- "一人は縮れた赤毛にダウンジャケットの大男。"(『自爆』p.74)
- "赤毛は傲慢な冷笑を……"(『自爆』p.74)
マシュー・フィッツギボンズ
- 登場:『自爆』
- 備考:通称「墓守」
- "もう一人はハンチングを被った小柄な老人。"(『自爆』p.74)
- "老人は温和な微笑を浮かべている"(『自爆』p.74)
イーファ・オドネル
- 登場:『自爆』
- 備考:通称「踊子」
- "白い小鳥のようなトレンチコート。小さな顔にワンレングスの黒く長い髪。小柄で背は高くない。二十代前半、いや二十歳前か。可憐な容姿でありながら、その存在感は<猟師>と<墓守>にいささかも劣らない"(『自爆』p.75)
- "大きな黒い瞳"『自爆』p.75)
- "愛らしく上を向いた鼻"『自爆』p.76)
ジェリー・オブライエン
マーク・ヘガティ
マーティン・オキーフ
- 登場:『自爆』
- 備考:『中井戸コーポ』で何者かに射殺される
- "十代の頃、警官に殴打されて曲がったという鼻がオキーフの大きな特徴だった"(『自爆』p.261)
エンダ・オフィーニー
- 登場:『狼眼』
- 備考:通称「銀狼」
- "「元IRAの女闘士エンダ・オフィーニー。年齢はおそらく三十二か三十三。IRF結成時にリアルIRAから合流した古参メンバーで、祖先に北欧の血が入っているらしく、髪は限りなく銀に近いプラチナブロンド。その銀髪と、特徴的な眼光から、組織内では〈銀狼〉と呼ばれていた。……」"(『狼眼』p.185)
- "〈IRFプレイヤー、エンダ・オフィーニー。その経歴は各国法執行機関の資料に記されている通りである。十代前半の頃、リアルIRAに志願。その伝説的とも言える才能によって、瞬く間に頭角を現わした。ダブルタップ、つまり確実にとどめを刺すためターゲットの急所に二度撃ち込むという手口は、兵士や職業的殺人者には珍しくないが、その点においてオフィーニーは特に徹底していた。そのためリアルIRA時代から抜きん出た任務成功率を誇っていた。入隊当初から彼女には一種独特な存在感があったという。すなわち、圧倒的な闘争本能と攻撃力を感じさせるその眼光である。それをまのあたりにした者は皆一様に狼を連想した。またそうした個性はカリスマ性の表われであると評価するメンバーも多かった。IRF合流後も彼女の実績に対する評価は高く、組織内で彼女の参謀本部入りを疑う者はいなかった〉"(『狼眼』pp.194-5)
- "俺もあいつと同じく、ダーグ湖近い村に生まれた。飲んだくれの貧乏人ばかりが住む、ゴミ溜めみてえな村だった。おっと、中部のダーグ湖じゃねえよ。ドネゴール州のダーグ湖だ。まあ、どっちも北アイルランドじゃねえがな。"(『狼眼』p.204)
- "スリムなブラックレザーのジャケットに、銀髪を隠す黒いキャップ。"(『狼眼』p.392)
ティム・ニーランド
- 登場:『狼眼』
- "IRFの参謀本部に所属する幹部が当時使っていた店で、時刻は真夜中に近かったと思う。丸いテーブルを囲んで座っていたのは、壮年のイーサン・マカヴォイ、禿頭に白い髭のブレンダン・カーニー、若手のティム・ニーランド、それにキリアン・クイン。いずれもIRFの重鎮で、ライザはキリアンに連れられ初めてその店に訪れたのだった。"(『狼眼』p.243)
イーサン・マカヴォイ
ブレンダン・カーニー
最終更新:2017年11月19日 10:19