沖津旬一郎
- 登場:長編および『輪廻』『焼相』『済度』『勤行』『化生』
- 所属:特捜部部長。警視長
- "警察関係者にしては瀟洒に過ぎる濃紺のスーツを着た男が、警官の波をかき分けるように足早に歩み寄ってくる。歳は四十前後か"(『完全』p.17)
- "洒落たデザインの眼鏡"(『完全』p.18)
- "一見線の細い外見でありながら、(中略)沖津も長身だが"(『完全』p.18)
- "沖津はシガリロのケースを取り出し、紙マッチで火をつける。モンテクリストのミニシガリロ。外交官出身であるにもかかわらず、沖津は時と場所に構わず平然と愛用のシガリロをふかす"(『完全』p.46)
- "正直言って、沖津さんはまだまだ腹の底が見えないというか、得体の知れないところがある。でもあの人の言っていることは正しい。その意味ではウチのトップに沖津さんというのは適任だったと思う"(『完全』p.87)
- "そう、沖津旬一郎。この人が最大のキーマンだ。そもそも彼は警察関係者でもなんでもない。日本では通常、キャリア官僚が警察庁から外務省に行くことはあっても、その逆、つまり外務省から警察庁に行くことは滅多にないそうですね。かなり異例の部類だとか。しかも外務省入省直後から各国の領事館に赴任、同期のキャリアはさすがに全員が彼の赴任先を把握していたようですが、それでも詳しい職務内容を知る者はほとんどいない。彼は一体何者なのか"(『完全』p.113)
- "アメリカ東海岸風のイントネーションを微かに感じる。ニューヨークあたりの<業界人>か"(『済度』p.87)
- "Xも仕事でベネズエラに足を運ぶ予定であるとのことだった"(『済度』p.88)
- "「『偶然を信じるな』。外務省の鉄則の一つだ」"(『完全』p.133)
- "モールス信号が分かるとは、この人は一体――?"(『完全』p.233)
最終更新:2015年04月16日 17:56