~☆~
「何だ…?データーロスト!?おいおい、るーみあの姿が電脳空間から消えたってのか!?そんな馬鹿な!?」
ハッカーは信じられないといった表情でパソコンのモニターを見やる。
モニターに写されている文字は「るーみあの姿を見失いました」というメッセージだけ。
そう、るーみあはまるであの穴に吸い込まれるかのように消えてしまっていたのだ。
「ちっ、これはさすがに予想外だぜ…どうしたものか…。」
ハッカーは舌打ちしながらモニターを見つめる。
モニターにはミミズに拘束された状態の戦艦が移されていた。
それを見て、ハッカーは邪悪な笑みを浮かべる。
「…まぁ、あいつは動いてしまったんだ、その代償は高くつくぜ…。」
そう言うと、ハッカーはキーボードのボタンを襲うとする。
押した瞬間、戦艦に絡み付いているミミズは爆発するだろう。
その瞬間を楽しみにしながら、ハッカーの指はキーボードへと向かっていく。
ガシイッ!
そのハッカーの腕を誰がが強くつかんだ。
「な、何いっ!?」
ハッカーにとって当然それは、予想外の事態だった。
部屋には自分以外、誰もいない。
ならばこの腕をつかむ腕は、一体誰のものなのか?
ハッカーは腕の出所を見て、顔面を蒼白させた。
「バ、馬鹿な…何でモニターから!?」
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そう、腕はモニターから生えていたのだ。
モニターから生えた腕がハッカーの腕を掴んでいる。
はっきり言って、それはホラー以外の何者でもない。
「やれやれ、とりあえず危なかったのかー。」
にゅうっ。
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今度はるーみあがパソコンから現れた。
「な、なぁあああああああ!?」
ハッカーは椅子からから転げ落ちて思わずパソコンから離れてしまう。
るーみあはそのままよっこいしょ、とパソコンのモニターから出てくる。
「あれ?人間ってこういう風にパソコンから美少女が現れると喜ぶもんじゃないのか?」
るーみあは完全に脅えているハッカーを見て首をかしげていた。
「誰が美少女だってんだよ!って言うか貴様!どうやってここに来た!?
電脳空間の行き来には特別な道具とプログラムが必要なんだろ!?
俺のパソコンにはそんなもん搭載していねぇぞ!」
ハッカーは完全に焦っている状態でそうるーみあに問いかける。
「その道具ならここにあるのかー。」
るーみあはそう言ってハッカーに白いカードを見せつけた。
要するにこの白いカードを使えば、電脳世界と現実世界を作る穴をどこにでも作ることができるのだ。
そしてこいつを使ってるーみあはハッカーの居る部屋までやってきたという訳である。
「…は、ハハハ…さすがにこれは予想外だったがなおさら都合がいい!」
ハッカーはそう言うと、突然立ち上がって懐から何かを取り出した。
刃渡り20センチほどのサバイバルナイフ。
ハッカーはそいつを握り締めると、るーみあに向かって突撃する!
「お前をここで殺して、俺は本懐を果たす!ヒャッヒャヒャヒャヒャ!!」
その笑い声は今迄で一番狂気に満ちており、この暗い部屋に響き渡っていた。
そして、その刃がるーみあに届こうとしていたその時。
パシーン。
るーみあはそのナイフをあっさり弾いてしまったのだ。
「…え?」
宙を舞い、地面に突き刺さったナイフを見てハッカーは呆然とした表情になる。
「アッハッハーこう見えても死線は潜り抜けてきているのかー。」
るーみあは滅茶苦茶暢気そうな表情で笑っていた。
次の瞬間。
「…さて、お前はあそこまでやったんだ、覚悟はできているのかー?」
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るーみあはハッカーを睨みつけていた。
ハッカーは動けなかった。
モニター越しではハッカーの目にはるーみあはただのゆっくりにしか見えなかった。
しかし、こうして間近で迫ってくるるーみあは、ゆっくりの見た目に反して、とても恐ろしいものに感じてしまう。
その恐怖が、ハッカーを縛りつけたのだ。
「フ、ふざけるな、お前達が余計なことをしなくちゃなぁ、俺はこんな事をしなかったんだ…。」
ハッカーはるーみあにそう反論するが、その言葉にはまったく迫力が感じられない。
「その前にお前が荒らし行為をしなけりゃ私達もあんな事はしなかったよ?
知ってる?荒らしってのは個人の特定ができないから放置されているだけで、実際は立派な犯罪者なんだよ?」
るーみあがそう言うと、ハッカーは急に険しい表情になる。
「犯罪者だと…?ふざけるな!あんなのインターネットでは日常茶飯事だよ!
それに適応できないやつが悪いんだよ!文句あるのか!」
…その言葉を聴いて、るーみあは悲しい表情をする。
「…解からない人間って居るんだね…仕方ないのか。」
そして、るーみあは一枚のカードを繰り出すと、それをハッカーに投げつけた。
ギュワン!
カードは瞬時に黒い泥沼のようになり、ハッカーの体がその泥沼に沈んでいく。
「な、何だ、何だこれはー!」
ハッカーは沼から出ようと足掻くが、足掻けば足掻くほどその体は黒い沼に沈んでいく。
「大丈夫だよ、死にはしないから。そのまま何も無い暗闇でしばらく頭を冷やせば?」
るーみあはそう言って沈んでいくハッカーに背を向けた。
ハッカーは沈みながらそのるーみあの背中を見つめた。
(フ、ふざけるな…こいつは俺からあれだけのものを奪っておいて、まだ何か奪おうとするのか…!)
沈み行くハッカーの脳裏によぎるもの。
それは、るーみあに対する、怒り、憎悪…。
その負の感情が彼に最後の力を与えたのか…。
ガシイッ!
彼の手が、るーみあの右足を掴み取った。
「え?」
「ふざけるなぁああああてめえだけ無事で終わって溜まるかああああ!」
ハッカーは最後の力を振り絞り、るーみあを黒い沼に引きずり込もうとする。
るーみあは慌てて足を掴んでいるハッカーの手を剥がそうとするが、
どこにこれだけの握力が残っていたのかと言わんばかりの力で掴まれていて、一向に離れる様子は無い。
「こ、これは…最後の最後でドジってしまったのかー…。」
るーみあは何とか踏ん張るが、体は確実に沼へと引きずり込まれていく。
このままでは確実にハッカーと心中してしまうだろう。
「へっへっへっ…どうした?一緒に地獄に行こうぜぇ…。」
ハッカーがるーみあの足を掴みながらそう呼びかけてくる。
ハッカーの体は確実に黒い沼に沈んでいっていると言うのに、足を掴む握力はますます増しているように思える。
執念は時として人知を超えた力を発揮する事があると言うことか。
(…ご、ゴメン、これはもう駄目かも…。)
半ば諦めかけたるーみあがハッカーのパソコンの方を見たその時だった。
ビシュウウウンッ!
ドゴアンッ!
「グハアッ!」
パソコンのモニターから巨大な赤球が飛び出してきたのだ。
赤球はそのままハッカーの顔面に直撃!
「グハアッ!?」
ハッカーはのけぞり、るーみあの足から腕を放そうとする…が、持ち直してまた握り締める!
「え?い、今のって…。」
るーみあはまさか、と思いながらパソコンのモニターを見る。
次の瞬間、モニターから一匹のゆっくりが飛び出してくる。
るーみあの開けたゲートから飛び出してきたゆっくり。
「るーみあ!手を差し出せぇええええ!」
てゐは大声でるーみあに向かってそう叫んだ。
言われてとっさにるーみあは手を差し出した!
ガブッ!
てゐは差し出されたるーみあの手に思いっきり噛み付いた!
その瞬間、てゐの耳にくくりつけられたロープがピーンと張られる!
てゐはそのままるーみあの体を引っ張ってるーみあをパソコンのモニターまで引っ張ろうとするが、
ハッカーが足を掴んでいるので簡単には引きずれない!
「ア、アイタタタタタ!」
当然、両側から引っ張られているるーみあはとんでもない痛みに襲われたる。
「が、がんふぁれ!るーみあ根性見せろ!」
てゐはそんなるーみあを励ますが、痛みに堪えるのに必死で聞いているのかどうかは解からない!
「ちぐじょおおおお余計な事をするんじゃねぇええええ!」
「おりゃあああああああ!」
「ああああああ!千切れる千切れる千切れるー!」
てゐとハッカーによる、壮絶なるーみあの引っ張り合い!
戦いの果てに、先にるーみあから手を放したのは――。
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「…あ、あの馬鹿社長!相手の懐に飛び込もうとするなんて危険にも程がありますよ!」
しょうがそう言ってどたばたと跳ね回る。
「お、落ち着いてしょうさん、きっと無事に帰ってくるど!」
るーみあがそう言ってしょうを宥めようとするが、
しょうは全然冷静になってくれない。
「ああもう!こんな事なら会社の帳簿をあいつに預けておかなければよかった!
あれが無いと会社の経営もままなりません!」
しかも、心配の方向がかなりずれているような気がする。
「しょうさん、貴方、心配しすぎじゃないですか?」
と、その時きめら丸がそう話しかけてきた。
しょうは話しかけてきたてんこの方を向いて
「すみませんが、こんな状況で心配するな、と言う方が無理のある相談です。
それとも、貴方はるーみあ達がは大丈夫だと言い切れる要素があるというのですか?」
こんな質問を投げつけてきた。
きめら丸はそれに対して、自信満々にこう答えた。
「何を言ってるんですかてゐさんがるーみあの後を追って行ったじゃないですか
ですから何の心配もいりませんよ。」
「…思いっきりそのてゐとか言うゆっくり任せじゃ無いですか!
そんなにそのゆっくりは信用できるんですか?」
しょうはるーみあにすごい剣幕でそう問いかけてくる。
その問いかけに対し、きめら丸はこう答えた。
「…まぁ確かに、貴方の気持ちもわかります…しかし今は、少しだけてゐさんを信じてくれませんか?
心配入りませんよ、あのゆっくりが友達を傷つけるなんてことは絶対にさせません。」
~☆~
「…争いを知るために?」
るーみあの言葉にてゐはクビをかしげる。
そんなてゐの頭に浮かんだ疑問に答えるかのように、るーみあは語り続ける。
「うん、知ってる?争が起きているのはここだけじゃない、
この地球上で、大小さまざまな争いが起こっているんだよ。」
「…何いまさらなことを言ってるの?馬鹿なの?死ぬの?」
「私は、子供の頃からなんでそんなに争いが起こるのか不思議だった。
だから、争いの世界に身をおけばその原因が解かるんじゃないのかって思ってたんだ。」
「…胴付きゆっくりであるあんたが私達のほうに付いたのも、その知るためってやつ?」
「その通り!貴方達から見たら私達胴付きゆっくりは敵以外の何者でもないでしょ、
敵陣の中に身をおけば、私の知りたいこともより深く理解できるんじゃないかなーって思って。」
そう言ってカンラカンラ笑うるーみあをてゐは呆れた表情で見つめる。
「…それで、見つかったの?争いが起こる原因ってやつ。」
てゐがまたるーみあにそんな疑問を投げかける。
「わかってたらあんな質問を投げかけないよ、でも…なんとなく見えてきた気がする。」
「見えてきたって…何が見えたのさ?」
「繋がり…それが原因だと私は考えてる。」
「は?」
るーみあの答えを聞いててゐはますまするーみあが何を考えているのか解からなくなった。
「なんと言うかよく解らないけど、つながりが悪くてグチャグチャニなっている所から争いが起きているというか
そんな気がするの、私的には。」
「また無茶苦茶抽象的だねぇ。」
そう呟きながらも、てゐは案外るーみあの答えは的を得ているような気がした。
お互いを理解しない、一方的な考えの押し付け。
戦争の原因って、そんな所にあるような気がすると、てゐは思っていたからだ。
「だから私はこの争いに一段落付いたら…どっちが勝とうが負けようが関係無しに
ちょっと一旗あげようと思うんだ。」
「一旗って、一体あんたは何をする気さ?」
「よく解んない、でもありとあらゆる物を繋いで行くでっかい事をしようと思っているの。
まだ誰も知らない未知の領域に飛び出そうと思っているんだよ!」
それが、この戦いで見つけたるーみあの夢。
今へと続くるーみあの起点であった。
「てゐも一緒に来ない?きっと私のやろうとしている事は一人じゃあきっと出来ないからさ!
どうせこの戦いの後の事、全然考えていないでしょ。」」
と、るーみあはそう言っててゐに手を差し出す。
と、てゐはそれを聞いて笑い出す。
「おいおい、明日を生きているかどうかさえ解らない状況でそんなお誘いしないでよ…
って言うか、あんたの誘いにのるつもりは無いよ、めんどくさそうだし。」
「え~…。」
てゐの返事を聞いて、るーみあはショボーンと落ち込んでしまった。
…てゐはそんなるーみあを見て、ふっと笑った後、こう言った。
「まぁ、私はあんたの力になってあげることは出来ないよ、
…その代わりといっちゃ何だけどさ、あんたが自分の思うままに飛び出して、
それでとんでもない危機に直面したときは、さ、
あたしのことを思い出してよ。
あんたがどんな絶望の暗闇にはまってしまったって、
この自慢の耳でお前の声を聞きつけて、見事に吊り上げてあげるから、さ。」
…それは、かつての友と交わした約束。
戦争が終わり、その記憶が風化しても、決して輝きを失わない物語。
~☆~
「…そういえば、そんな事も会ったよね~うん、ホントに懐かしいよ。」
電脳空間に開いた巨大な穴。
その淵でゆっくりしながら、てゐは隣に居るるーみあに話しかける。
るーみあはまったく何も言わず、黙り込んでいる。
「まぁ、その時に交わした約束は果たされて、見事に私はあんたを吊り上げた訳だけどさ。
どう?吊り上げられた感想は?」
「…最悪なのか~…。」
てゐに問いかけられて、るーみあはそう答える。
「…まぁ、そうだろうねぇ…。」
「てぬー!これどうしてくれるのかー!?
これから大事なお客様に会うんだぞ私はー!」
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胴体部分が10メートルは伸びてしまったるーみあがてゐにそう訴える。
全身をグネグネさせて訴えてくるので、非常に気持ち悪い。
「いや、あのハッカーがしぶとくるーみあの足を離さないからさぁ…って言うかあのハッカーも
るーみあの体が急に伸びたのに驚いて思わず手を離しちゃぅったんだから
その伸びた体に助けられたようなもんじゃない?」
「例えそうだとしてもこれは全然笑えないのか!早く元に戻してよ元に!」
「簡単に戻せたら私も苦労しないっての…。」
「何だとー!?元に戻さないならほっぺを引っ張ってやるー!」
るーみあはそう言っててゐのほっぺを引っ張り始める。
「イダダダダ!何するのさ!お前が引っ張るなら私はこれだよ!」
グニュ。
てゐはそう言って両耳で再度からるーみあのほっぺたを押し込み始めた。
顔は変形して変顔になったるーみあを見て、てゐは思わず噴出しそうになった。
「ムー!やるなてゐ!負けるもんかー!」
「こっちだってボンボンゆっくりに負けるつもりは無いもーん!」
二匹のゆっくりによる、ほっぺの押し合い引っ張り合いはしばらく終わりそうに無かった。
…そんなやり取りををうー戦艦の看板上から眺めているゆっくり達。
「てゐさん、なんか無駄に元気すぎるど。」
「まぁ、元気そうでかえって安心したというか…。」
ほとんどのゆっくり達はてゐとるーみあの無事を見て、ほっと一安心している。
…ただ一人しょうだけが納得行かないといった顔でそのゆっくりのやり取りを見ている。
「…社長達、…喧嘩しているというのに、何故、笑顔になっているのでしょう?」
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ハ:::::::レヘ::i' (ヒ_] ヒ_ンハソ:::ハ \ \
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イ:::/::::::/:::イヽ>, -r=i':´イ:::ハノ
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そう、しょうも無い争いを繰り広げているに引きのゆっくりは、何故かお互いに笑みを浮かべていたのだ。
しょうがその事に首をかしげていると、きめら丸が近づいて彼女にこう言った。
「…あれが友情が育む奇妙な絆というやつですよ。
なかなか悪くない光景でしょ。」
それを聞いた彼女は、ふっと笑顔になって「そうだな。」と答えた。
うー戦艦遭難事故に対する報告書。
本便ハワイに向かう途中ハッカーによる外的妨害により、
事故に遭遇、遭難、うー戦艦は大破状態になってしまった。
しかし、外部の協力者により、奇跡的に乗客のゆっくり達には被害は出なかった。
今回の件を反省し、今後はハッカーへの対策を十二分に強化することにする。
…なお、乗客の方には被害者は出なかったが、
なんだかクルーの方に行方不明者が出ていた気がする、
100%気のせいかもしれないが、念には念を入れて調査をしたほうがいいのだろうか…。
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./ ヽ _ン ヒ_ン )
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`Y i Vレ'7;__,.!/ V !__ハ ハノ., ',ノ';
_ノ i=ハ ┳ ┳ ハ.ノi i
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∠._ ノ |=ヽ、 ヽ _ン ノ!i レ
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' | !>;`ヽ、「、,ハ.| |
第二十九話終わり
- 正直るーみあにお仕置きしてほしいヤツが多すぎる
しかし会社のパソコンで荒らしってもしかしてハッカーの正体はGK? -- 名無しさん (2011-02-03 16:36:59)
最終更新:2011年02月03日 16:36